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数字のイメージに騙されることはありませんか? 今回ご紹介するクイズも、固定観念に縛られていると解けないかもしれません。さっそく見てみましょう。

■2組の親子が旅する数字クイズ・問題編

2組の親子(母と娘)が、危険な異国へ旅に出ました。ところが1週間後、無事に故郷に帰ってきたのは3人だけ。彼女らになにが起こったのでしょうか。

■2組の親子が旅する数字クイズ・解答編

「無事に帰ってきた」なんて書かれると、いろいろ想像してしまいますよね。答えは、「なにも起こらなかった」てす。
ただ3世代の女性(祖母-母-娘)が旅をしただけ。つまり、祖母-母親が親子。母親-娘も親子。「危険な異国」というようなイメージに捕らわれると、逆に解けないクイズですよね。
実は、同じ構造の数字クイズは世界各地に分布しています。
たとえば、「私たちは母と娘。あなたたちも母と娘。2組の親子で食事をしましょう。みんなで食べたいけど、食事は3人分しかない。さて、どうしよう?」といった感じで。
文章や設定は異なりますが、どれも基本構造は同じ。つまり2組の親子は、祖母-母-娘というわけです。
もちろん男性バージョンもあります。ただ娘が息子になるだけで、あとは一緒。
「2組」は、それほど「2+2」というイメージが強いということ。だからこそ、世界各地で同じ構造のなぞなぞが長年にわたり広まっているのです。

■2組の親子が旅する数字クイズ・応用編

これは、基本構造を使いさえすれば、私たちにもいろんな数字クイズがつくれることを意味します。たとえば、こんな感じに。
(1)「2組の上司を接待予定。でも席は3つしかない。どうする?(部長と課長と係長)」
(2)「2組の恋人。でも最後には3人になった。どうして?(三角関係)」
数字はとても便利なものですが、関係性までは教えてくれません。 また、こんな話を聞いたことがありませんか?
「ウサギが3匹、リンゴが3つ。合わせて6」

「なんで、ウサギとリンゴが同じなんだ? それに、一緒にしたらウサギがリンゴを食べてしまうじゃないか」
関係性によって、数字だけでは見えない力が働くわけです。よく人間関係について、「1+1は2じゃない。3にも4にもなる」といういい方をしますよね。
同様に、1+1が2でなく、1.7や1.4になることもあります。場合によっては、2人いるのに仲が悪く、実質的に0.7くらいになってしまうケースだってあるかもしれません。
数字ももちろんだけど、それ以上に関係性が大事。映画やドラマでも、主演級の役者を何人も同時に揃えたからといってヒットするわけではありません。
ちゃんと主役、脇役、悪役など関係性があって、それらがきちんと噛み合ったとき、その作品は成功するということ。
数字も大事、でも関係性も大事。そんなことを気づかせてくれるクイズでした。
(文/シール坊)

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