今も愛される長嶋茂雄。現役時代の記録はもちろん素晴らしいものですが、それよりも「記憶」に残る男とよく言われます。その闘志をむき出しにした華麗なプレーは、観衆たちの心をつかみ熱狂させたのでした。

結果、真偽不明の伝説が数多く誕生しました。

数々ある「ミスター」の都市伝説ですが、その中でも私がおなかを抱えて笑ったエピソードを紹介します。当時、天然で少年みたいな彼に、果敢に挑戦した男がいました。

それは。

野村克也。

彼は当時、強豪・南海ホークスの捕手でした。その年もパシフィックリーグを制し、セントラルリーグの王者・読売巨人軍を迎え撃つこととなりました。巨人軍は泣く子も黙る強力打線。野村はその中でも、主軸の二人に照準を会わせました

そう、王貞治と長島茂雄です。
※当時は「嶋」ではありませんでした

野村は打席の後ろから観察します。そして最初の獲物は王貞治。

野村は得意のささやきをします。

「ワンちゃん(王の愛称)。グリップの握りおかしいよ」
「え?」

実はこの時、世界の王の握りはおかしくなかったのです。しかし野村はその心理を乱し、調子を崩そうとしたのです。それだけ、当時の王の打棒は手が付けられなかったのでしょう。

結果は凡退でした。王は何がおかしいか必死で考え、打撃を崩してしまったのです。


野村は、これに味をしめました。続く長島にもおなじ手を使うのです。

「チョーさん(長島の愛称)、バットの握りおかしいよ」
「ありがとう!」

そう言って、長島はバットを握りなおしてタイムリーヒットを放ちました。結果、逆に野村の頭脳が混乱をきたし、南海ホークスは敗退したのでした。


このエピソードが本当かどうか、今となってはわかりません。ただ三人の性格がよく現れていて、おもしろいですよね。



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