予約はなんと1年待ち以上。カウンター11席だけの至福の2時間

寿司といえば「すきやばし次郎」や「さいとう」が有名店としてあげられるが、なんといってもこちら「三谷」は、お味が素晴らしいのは当たり前ですが、なんと予約は1年以上待ち。日本一予約が取れないお寿司屋さんなのです。

三谷のお寿司は「お任せ」のコースのみ。
基本、お昼と夜で同じ内容のコースを同じ価格で提供しています。

そしてここ「三谷」が凄いのは、なんといってもそのお寿司のフルコースにマリアージュさせるアルコールの品々。
なんとその数10種類以上!!!
シャンパン、白ワイン、赤ワイン、日本酒と。。。
ネタに合わせて素晴らしいマリアージュの始まりです。
今回は、この記事を読んでいただく皆さまにも、この素晴らしさをお伝えしたいと思い、
そのマリアージュと終わりまでのフルコースを完全公開。写真の数なんと30枚以上となりますがご了承くださいませ。

四ツ谷の寿司「三谷」

出典筆者撮影

寿司とアルコールのマリアージュ

出典筆者撮影

さて、、、この日はドンペリ2004年のビンテージからのスタートとなりました。
通常のお酒はだいたい30CC位ずつの提供ですが、はじめの1杯はしっかりとグラスに注いで頂きました(^_-)-☆

もちろん、ノンアルコールの方や、お好みのお酒を召し上がる方もいらっしゃいますよ。
でももしお酒が苦手でなかったら、是非このお任せマリアージュをお勧めいたします。

昆布〆雲丹・フカヒレ

出典筆者撮影

ドンペリで喉を潤わせていると、カウンター越しにこちらの器が。
蓋をあけるとびっくり!!昆布〆雲丹とフカヒレを合えたという。。。これをスプーンですくいながら、ドンペリを流し込む。

おそらく、ドバイの石油王よりもこの瞬間は、誰よりも贅沢なものを口に含んでいるんだろうと思いました。。。

奈良萬 純米 生貯蔵酒

出典筆者撮影

続いて出てきたのは、なんと日本酒の奈良萬。奈良県ではなく、福島県のお酒です。
純米酒は個人的に大好きなのですが、こちらは本当にふくよかなお味。
このお酒に合わせるのはさて何が出てくるのでしょうか・・・???

赤鮑と肝ソース

出典筆者撮影

立派な大きい赤アワビです。
肝ソースはなんとハマグリの出汁で伸ばしてあります。うまみ成分とはこのソースの事を言うのだと思います。

アワビをガムにしてずっとかんでいたい一品です。

「肝ソースは少しとっておいてくださいね」

出典筆者撮影

アワビを噛みしめて、奈良萬と合わせていると、なんと器にポンっ。と赤酢の効いたシャリを落としてくれました。

なんとも贅沢な肝のリゾットとなりました。

Morey-Saint-Denis 2011 1er Cru Les Millandes

出典筆者撮影

ピノ・ノワール100%の赤ワインです。赤ワインとお寿司というとちょっと首をかしげるかたも多いと思いますが、このワインはフレンチオーク樽で寝かせており、とてもしっかりした味わいです。

こちらとのマリアージュはなんと。。。

鰹の炙り(皮目良く焼き)

出典筆者撮影

皮がパリッとジューシーです。口に入れるとそれこそ「パリっ」と聞こえてきます。
なのに、刺身はねっとりと纏わりつく美味しさ。

このカツヲを、赤ワインで流し込みます。

流輝 純米吟醸 鈴傳スペシャル 無濾過おり生(限定酒)

出典筆者撮影

再び日本酒に戻ってまいりました。
「今度は甲殻類2種と併せますので、2品分のお酒の量を注ぎますね。」と三谷さん。

言われないと絶対にすぐに飲んでしまいたくなるくらいに美味しいお酒です。

知床の毛蟹と蟹みそ和え

出典筆者撮影

アツアツの状態で運ばれてきました。
器の蓋を取ると、なんとも甲殻類独特の甘い殻の香り。

スプーンですくいながらフーフーして頂きます。

子持蝦蛄(蛤スープ)

出典筆者撮影

続いては、こんなにぎっしりと卵が詰まっている蝦蛄。

本当に香りが高く、とても美味しい一品です。ハマグリスープも残さず全部飲み干しました。

Chassagne‐Montrachet 2011

出典筆者撮影

さて、引き続いては白ワイン。
気が引き締まるお味ですね。おいしい(^^♪

鱚の天ぷらには白ワイン、自家製唐墨には日本酒を

出典筆者撮影

鱚の天ぷら。。。と言っても衣はなしに等しいですが、すりたてのワサビを添えて。
それをなんと白ワインとマリアージュ。

唐墨もなんと揚げてあります。この唐墨にはラベルのない日本酒をマリアージュします。

表にラベルのない日本酒の正体は「喜久盛 純米原酒」

出典筆者撮影

喜久盛さんのお酒。
薄濁りの純米原酒はアルコール度も17.3%と少々高め。

少量ずつお酒をいただいておりますが、このあたりから楽しくなってまいります。

Batard-Montrachet 2007 Grand Cru Bachelet-Ramonet Pere et Fils

出典筆者撮影

ここにきて、大変贅沢な白ワインが登場です。
三谷さんはヨーロッパにもコネがあり、独自のルートでフランスやイギリスからお酒を仕入れていただいております。

また三谷さんのワイン~日本酒に至るまでの勉強は本当に頭が下がります。

炙り中トロ

出典筆者撮影

煮切りを少々。
わかりますか?写真の下に浮き出ている脂。
中トロといっても素晴らしいサシが入っており、まるでお肉のような食感です。

海鼠の卵巣(くちこ) 昆布出汁のお椀

出典筆者撮影

生まれて初めてこの食べ方をいたしました。
海鼠の卵巣はとても高級で、俗に言う「このこ」です。またこれを固めて乾燥させたものが「バチコ」となり、それも日本酒にはぴったりのアテですが、三谷さん、何をトチくるったか、「このこ」にアツアツの昆布出汁をかけました。

おいおいおい。。。見る見るうちに、このこは白くなります。
笑いながら「このこソーメンですね」って。。。笑えないほど海の味が口いっぱいに広がりました。

特別純米 鍋島 三十六萬石

出典筆者撮影

このこソーメンを、きりっと冷えた鍋島で流し込みます。
佐賀で一番好きな日本酒です。

福井の最高級日本酒 黒龍 しずく

出典筆者撮影

絶対に負けない、邪魔しない日本酒を。。。
と続いてお出しいただいたのが「しずく」都内で1合飲んだらいくら取られるんだろう。。。というお酒ですが、こちらを合わせる意味がすぐにわかります。

鰈の肝

出典筆者撮影

量はちょこっとですが、これは本当にすごい一品。
冬の時期ですと、アンコウの肝で同じようなものをお出しいただくことがありますが、濃厚でねっとり。
日本酒とのマリアージュは最高です。

Puligny-Montrachet Les Leurons 2012 Patrick Javillier

出典筆者撮影

さて、、、やっとここから握りに入ります。
と、白ワインに戻ります。
握りに白ワインということは、、、、白身魚がくる予感(^^)

え?まさかのマグロの赤身からでしたか!?

出典筆者撮影

この日のマグロも大変美味しくて、どの部位も満足のいくものでした。
マグロに白ワイン。
美味しいものどうしなら、なんでも合いますねwww。

以前、マグロの赤身に、ナパのRINDOを合わせて飲ませてくださったことがあったのですが、RINDOの土臭さとマグロのマリアージュが恐ろしく力強いマグロを演出してくださって、依頼、RINDOを飲みながらお寿司をいただくことを最近では覚えました。

金目鯛の炙り

出典筆者撮影

しゃりは少な目で握ってもらいますが、三谷さんのシャリは本当に美味しいんです。
ふわっとしていて、たまに手渡しでくださるお寿司もあるんですが、口の中でほろほろってほどけていくんです。

それにこの赤酢が本当に美味しい。

GENPEI

出典筆者撮影

暫く日本酒で握りと行きましょう。
そういって、楽しませてくれたのは福井の源平。

邪魔をしない美味しいお酒です。

玄界灘の鯵

出典筆者撮影

たっぷりの脂がみてわかります。
光物とは思えないほどににおいのないおさかな。

日本酒でお寿司を流し込むって、本当に贅沢です。

こはだ

出典筆者撮影

〆具合も完璧なコハダ。
やっぱり江戸のお寿司と言えば。。。と言いたくなりますね。

お代わりすればよかったwww

鮎の握り

出典筆者撮影

初めていただいたと思います。
鮎の握り。
ほろ苦くて、なんとも言えない香ばしさ。香魚と言われる由来を本当に噛みしめられる一品でした。

トリ貝

出典筆者撮影

肉厚でとても新鮮なトリ貝。
「今日のトリ貝は、本当に食べていただきたかった」と三谷さんが絶賛するほど。
最高のお味ですね。

鰈の昆布〆

出典筆者撮影

昆布〆は三谷さんにお邪魔すると必ず1品は出てきますが、本当に絶品なんですよ。
鰈も厚切りですが、昆布の味が隅々まできいていて、口のなかが、昆布の香りになるくらい。
お刺身も程よくねっとり感が出ており、いつまでも口の中に入れておきたい位なんです。

白海老を何匹も重ねて。。。

出典筆者撮影

北陸から届いた白エビ。
この時期しかいただけませんが、甘みが強くて大変美味しいエビですね。

まだ日本酒で流し込みます。

雲丹の巻物

出典筆者撮影

豪快にも雲丹を「巻きす」で。
上品に1本を6等分してくださり、一人3つずつ。
お口直しにと、卵もくださいました。

最後の品は「干瓢巻き」

出典筆者撮影

じっくり煮込んだ干瓢巻きを、甘く煮込んだお稲荷さんで包む、三谷の名物干瓢巻き。

甘くてしょっぱくて、、、ここで一気に「ズドン」と、おなかがいっぱいになります。

干瓢巻きのマリアージュは「高級緑茶」

出典筆者撮影

お抹茶をも感じさせる高級緑茶。
三谷さんはお茶にも海苔にもこだわっていらっしゃいます。

最後は熱いお茶で一息。。。

ラデュ・エ・リム  シュヴァリエ・モンラッシェ 1991年で締めくくり

出典筆者撮影

最後に美味しいワインを一口飲んでいってください。
と、ラデュ・エ・リム シュヴァリエ・モンラッシェの1991年ものを。ブルゴーニュではとても有名なワインですね。市場価格で3万円では購入できないと思います。。。

芳醇は白ワインを口の中で転がしながら、一番最後のデザートに向かうのです。

南高梅

出典筆者撮影

梅の甘露煮。
南高梅をじっくり煮込んであり、中の種にも割れ目が入っており、弁天様(梅の種の中の白い種肉の部分)も食べられます。

種をいつまでも口のなかに入れておいて、エキスをすいたい気分。。。

「ご満足いただけましたか?」と笑顔でおっしゃってくださる三谷さん。
満面の笑みで「次の予約をお願いします。」と答えるのでした。。。

ちなみに次会の予約は1年2か月後でした。www
予約を入れまくってやりたい。という気持ちは本当にありますが、色々な方にこの感動を味わって頂きたいという三谷さんの思いをしっかりと汲んで、1年後を楽しみに待つ筆者なのでした。。。

さて、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
きっと読まれた方が気になるのはひとつ、「お会計」だと思います。
ちなみに、この日は二人で75,000円。
お酒も通常の方よりは、お代わりなども多めに頂いた方だと思います。
もちろんその日の仕入れや、お酒の飲み方によって多少前後はあると思いますし、お料理と合わせるお酒の種類やペースもそれぞれだと思いますが、お酒抜きの基本のフルコースで2万5000円となります。(お寿司も量の調整は可能なので、値段の前後もあります)

このお値段を高いと思われるか、安いと思われるかは、人それぞれだと思いますが、個人的にはこちらのお店には、自分へのご褒美として定期的に通い続けたいお店の一つです。

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