人はなぜ働くのか?なぜ、この社会では働くことが当然のように考えられているのか?多くの先人達も同じ疑問を抱いていたかもしれません。これからお話するのは、ある会社で実際に起こった出来事です。就職前のインターン制度に参加していた学生が、プログラムの終了時に経営者サイドに送ったメールがありました。そこには、期間中にお世話になった御礼の言葉と、その学生が答えを見出せないでいるあることへの質問が書かれていたそうです。しかし、メールを開いた社員はどう返答して良いものかに悩み、その挙句、上司である経営者に回答を仰ぐのでした。

人はなぜ働かなければならないのか?

筆者の頭がおかしくなったとは思わないで下さいね。「そんなの当然だろ、生活しなきゃならないんだし!」おそらく、多くの人がそう答えると思います。現代社会で生きて行くには、必ずと言っていいほど入り用な物があります。その糧を得るためにも、お足(お金)が必要となるからです。

一見馬鹿らしく思える問にも誠心誠意答える経営者

最近は、ノマドワーカー(Nomad Worker)と呼ばれる働き方も生まれており、会社に就職するだけが仕事ではないとする人も増えています。確かに、従来の職の形からはかけ離れた仕事のスタイルも少なくはありません。しかし、糧を得るために何かをすることは、労働の対価として賃金を手にするのと何ら違いはありません。有史以来変わらぬこのギブアンドテイクの習慣を、ことさら分かりやすく経営者は学生に説明しました。

経営者が答えた働くことの6つの理由

1.働くとお金がもらえる 欲しい物が手に入る

自給自足の生活を送っていても、いつかは直面するのがお金の問題。この経営者も、お金の必要性を話した上で、どうすればお金だけに囚われることなく、苦しい思いばかりをせずに仕事ができるのかを説いています。「どうすれば楽しく働けるのか?」お金よりも、むしろそれを考える事の方が大切だとしています。

2.働くと目標が立てられる 進むべき方向が分かる

「人はなんのために生きるのか?」と訊かれても、明確な答えを出せる人はそういないと思います。しかし、ある目的によって人が集まる会社では、「なぜあなたは働くのか?」と訊かれた場合、ほとんどの社員は答えを出せるはずです。会社にははっきりとした目標があり、それに向かって進むからです。少なくとも、働く目的は明確になります。

3.働くと人と出会える 他人との交流が生まれる

「一人で出来ることなどたかが知れている」成功を収めた人がよく使う言葉です。なるほど、働くことで多くの人との接点を持ちます。全てが良い出会いとは限りませんが、人は他人と会うことで多くのチャンスが生まれます。そして、それがまた次の出会いへと繋がる可能性があります。

4.働くと色々なことが学べる 様々な情報が得られる

学校で学ぶことだけが人生に役立つわけではなさそうです。生きるために必要な知識の70%は、生まれてから3歳になるまでに身につくといいます。それと同じように、人生を豊かにする情報の殆どは、学校以外で得られます。働くことで、この情報が多方向からもたらされます。

5.働くと社会的な信用が得られる より責任感が生まれる

人は働くことで報酬を得、税金や公共料金を支払います。これは基本的な信用を育みます。さらに、働くことには責任が伴い、その責任を果たすことで更に強い信用が生まれます。信用は、それを得た人の行動を保証し、より社会に認められる存在へと押し上げます。

6.働くと自信が生まれる 周囲の評価が変わる

人は何かを成し遂げたとき、小さな達成感を得ます。この達成感が積み重なると自信になります。自信は一朝一夕には作られず、時間をかけて成長します。働いて目標を達成するとき、人は自信を持ちます。自信は力となり、また新しいことに挑戦しようとする意欲を生み出します。

以上のように、経営者は働くことの理由を6つの例を示して説明しました。「あったりまえのことやんけ!」どこからかそんな言葉も聞こえてきそうですが、今や10時前から働くことをタブー視する研究結果もあるほどです。これまでは「常識」として扱われてきた社会通念が、いきなり否定される事態もあり得るのです。そこからすると、働くのが常識だとは捉えていない人が出てきても、何ら不思議ではないような気もします。であれば、このように「働くことの理由」を道理をもって説明する人がいても、不思議ではないのです。

午前10時前から働くことは「拷問に近い」と英研究 ネットは「今世紀最大級の重要な発見」と称賛

出典 https://news.careerconnection.jp

働けど働けど

猶わがくらし樂にならざり、ぢつと手を見るけど何も変わらん。(少しアレンジしました)昔の詩人(啄木)は言いましたが、それは既に過去のお話。必ずしもそうとは限らないのが現代です。しかし、その方法がどうであれ、働くことで得られる恩恵は未だ深く豊かであると言えます。この経営者が言うことは飽くまで彼の持論であり、働くことへの考え方は人それぞれでしょう。とは言え、そうそう見当違いでもなさそうです。メールを送った学生は、返信されたメールを読んで、それまでの疑問が解消されたそうです。あなたなら、この経営者の回答をどう受け取りますか?

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今季おススメのアニメは「うしおととら」。海外ドラマでは「ブラックリスト」。これまでに見た映画の中では、個人的トップ10の常連である、「フィッシャー・キング」です。

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