馬鹿と釣り合うのは馬鹿しかいない。

以前、知り合いの外国人の方と、色々話をした時のことです。


その中で日本の政治と政治家たちの話題になり、私は日本の政治や政治家に対しての批判を繰り返していました。
失政、非道、不条理、国民を無視し、権力者や金持ちを優遇する姿勢を、非難していたところ、その外国の方から、こんなことを言われました。


「政治家が悪いのは有権者が悪いから。馬鹿な政治家が多いのは、有権者が馬鹿だから。」


真理を突いたその素晴らしい言葉に私はぐうの音も出ませんでした。


このバランスが全てを物語っている。
選ばれた人間が馬鹿なのは、選んだ人間が馬鹿だから。
馬鹿と馬鹿とが上手にバランスを取っている光景はある意味、必然。


その外国の方の冷静な意見を聞いて、私は色々な疑問の答えを見つけたような気がしました。




なぜ、今のこの国には、こんなにもつまらない映画やTVドラマが多いのか?
なぜ、今のこの国には、こんなにもつまらない音楽が多いのか?
なぜ、今のこの国では、こんなにもつまらないタレントやアイドルが騒がれているのか?


そんなくだらない私の疑問の答えは、その外国の方の意見に全て要約されているのです。



つまらない映画やつまらないTVでも面白いと感じる人がたくさんいるから、つまらない映画やTVがどんどん作られる。


つまらない音楽やCDでも、それにお金を出す人がたくさんいるから、また、つまらない音楽が作られる。


才能の無いタレント、魅力の無いアイドルを支持する人がたくさんいるから、チンピラのようなアイドルや華のないタレントが、次々と現れる。




バランスのとれたシーソーが、あちらこちらで揺れているのです。
その程度のものでも「いい」と評価する人間やそんな価値観が増えているから、その程度のものが世間に溢れている。
評価する側の価値観や感性が低くなればなるほど、それに見合った人間が多く出現する。
やはりここでも、


「選ばれた者が馬鹿なのは、選ぶ人間が馬鹿だから」


見事な公式が、そこに成り立っているようです。




日本人ではないから、日本のこの現状を冷静に見られる。
知り合いの外国の方の言葉は、私がすっかり忘れていたものを思い出させてくれた気がします。


それは実に簡単で実にシンプルで実に的を射る答えである。
私の目の前にあることは、すべて、理にかなっている、そして、それは実に哀れで悲しい現実なのです。

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社会の片隅で、日々の暮らしの中、生きるための目的を探し、そして、残り少ない時間をどう過せばいいのかを模索しながら今日に至った人間です。果たして私は何が残せるのか?
別に残せなくても、それもまたよし。

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