記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
怪我をしたあとの傷跡は、本来ならばしばらくすると消えそうなものですが、たまに肉が盛り上がったような痕となって残ってしまう場合があります。盛り上がった形で子どもの頃の怪我の痕などがはっきりと残っているという人もいることでしょう。

そこで今回は、傷痕が盛り上がる原因と傷痕をよくする方法について、医師に解説していただきました。

傷口が深いと傷痕も盛り上がりやすい?

怪我をすると、その大きさや深さなどの程度にもよりますが、傷は徐々に閉じてきます。閉じてくると同時に傷口の下からも肉芽が上がってきます。最終的には傷口が閉じますが、肉芽の盛り上がりが残る場合があります。傷跡が盛り上がるという現象が起こる理由は正確にはわかっていませんが、盛り上がりは徐々に吸収されて平坦になりますので、一時的な創傷治癒の過程の盛り上がりだと考えられています。

ただ傷が深いと治っても瘢痕(はんこん)というひきつれの場合は盛り上がりが残ります。瘢痕の場合は盛り上がりが吸収されて平坦になることが難しくなります。ちょうど膝小僧をすりむいた場合、傷が浅ければ跡が残りませんが、傷が深いと引きつれが残ることと同じです。

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治療薬は皮膚科に相談&傷口は日光に当てないこと!

傷跡の盛り上がりや瘢痕を良くするにはステロイド薬による治療が必要になりますが、時間がかかりますし、ステロイド薬には色々な種類がありますので、個人的に薬局で購入して使用するのは止めた方が良いです。かえって悪化させてしまうことがあるからです。
また、傷口が治ったばかりの時に直射日光に当てるとその部分の皮膚に赤みが残ってしまい、取れるのに時間がかかりますので、この点にも注意が必要です。

残念ながらステロイド薬による治療によっても、傷痕の盛り上がりや瘢痕が残ることがあります。形成外科で修復することは可能ですが、体質によっては修復治療を受けても瘢痕や盛り上がり残ってしまう場合がありますので、まずは皮膚科を受診して自分の体質について相談されることが大切です。

【医師からのアドバイス】

傷ができてしまった時はどんな傷でも状況によっては跡が残ることがありますので、傷が小さいからといって自分だけで治療を行うのではなく、一度皮膚科を受診して傷を見てもらった方が良いでしょう。

また体質で怪我をすると傷跡がケロイドになる人がいます。この場合は体質ですので、傷跡を残さないようにするためには専門医によるステロイド薬などによる治療が必要になります。

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