オリンピック、サッカーワールドカップと同様に4年に1度の祭典が開幕します。ラグビーワールドカップ2015。今年の舞台はイングランド。そしてその4年後は日本に上陸する予定です。4年後をしっかり楽しむ上でも外せない、このラグビーワールドカップ2015のポイントを簡単にお話します。

出典著者撮影

秩父宮ラグビー場

実は世界三大イベントと言われています。

 いろいろ諸説ありますが、冒頭にも述べたように、オリンピック、サッカーワールドカップと並び、世界三大スポーツイベントと呼ばれています。いずれも4年に1度の開催です。4年のスパンで行われるこの大会は、勝ち負けだけでも価値が非常に高いと言えます。他競技でもF1、ツールド・フランス、世界陸上などありますが、長くても2年に1度の開催なので、長さという観点でも冒頭の内容がふさわしいのではないかと思います。
 

ラグビーとはどんなスポーツ?

 少しでも、ラグビーというスポーツに触れたことのある方はご存知だろうと思いますが、実は紳士という側面が非常に強いスポーツと言われています。スクラムを組んで、スクラムハーフからボールが展開される時に、ガタイのいい選手たちのぶつかり合いがあります。当然そこではコンタクトプレーが基本となり、プレイヤーひとりひとりがフェアプレーの精神にのっとってゲームに挑まなければなりません。
 ラグビーの精神として、「One for All, All for one」という言葉があります。日本語に訳すと、「1人のプレーはチームの為に、チームはひとりの為に。」恐れを知らない激しいプレーはチームやファンに対する献身的な行為となります。
 私も会場でラグビーを観戦・取材経験がありますが、ボールを運ぶ・奪うという戦いの中で一瞬静まり返るような雰囲気と、トライを決めた後や、インターセプトを決めた瞬間の大歓声がこだまする雰囲気が交錯する独特のスポーツだと感じました。

ラグビーの本場はどこ?

 ラグビーの発祥の地は、今回のワールドカップの開催地、イングランドです。12世紀後半から行われていたとされていたフットボールが、ラグビーの源流と言われています。イングランドを中心に、フランス・イタリアを中心としたヨーロッパ。そして、近年では、試合前に先住民マオリ族が行うダンス「ハカ」を踊るニュージーランド、オーストラリアを中心としたオセアニア地域。更には南アフリカも頭角を表しています。
 特に、ニュージーランドは「オールブラックス」という愛称で代表チームは親しまれています。南半球のニュージーランド・オーストラリア・南アフリカのクラブチームが参加する「スーパーラグビー」が世界最高峰リーグとして君臨し、日本からも日本代表NO8リーチマイケル選手らが参加しています。

出典 http://tenshoku.nikkei.co.jp

平尾誠二選手

出典 http://otomo-rug.jugem.jp

松尾雄治選手

日本ラグビーの歴史

 日本でラグビーと聞くと、古くは新日鉄釜石・神戸製鋼という企業名を思い出すでしょう。学生であれば、早稲田大学と慶応大学の「早慶戦」。早稲田大学と明治大学の国立で戦った「早明戦」が挙げられます。近年社会人においては「トップリーグ」、学生においては、関東学院大学、そして帝京大学の名前をスポーツ番組でよく聞くことがあると思います。
 新日鉄釜石・神戸製鋼は現在のトップリーグの前身、全国社会人ラグビーフットボール大会で7連覇の偉業を達成しました。これは、現在のトップリーグでも達成できていない記録です。新日鉄釜石を支えたのは、スタンドオフとしてチームを支えた松尾雄治選手です。新日鉄釜石の8連覇を阻止した神戸製鋼を支えたのは、こちらもスタンドオフのキャプテン平尾誠二選手。日本代表級を揃え、有力な外国人選手たちを束ねたキャプテンシーは目を見張るものがありました。
 そして日本のラグビーの聖地は、東の「秩父宮」、西の「花園」です。高校ラガーマンのあこがれは大阪府東大阪市にある花園ラグビー場を舞台とする、全国高校ラグビー選手権大会です。建て替え工事が始まった旧国立競技場も全国大学ラグビー選手権大会の決勝の地として使用されていました。もうひとつの聖地「秩父宮」はトップリーグの戦いの場として使用されています。
 

それでは今回のラグビーワールドカップ2015の見所は?

 今回のワールドカップは、やっぱりオーストラリアとニュージーランドのオセアニア地域が中心と見られています。しかし、そのオーストラリアの入ったプールAはまさに死のプールになりました。開催国イングランド・ウエールズ・フィジー・ウルグアイと同じプールに入りました。日本代表も近年はフィジーといい勝負をできるようになりましたが、そのフィジーが4位濃厚と言われ上位2カ国がどこになっておかしくない構成になっています。
 逆に言えば、このプールを突破した2チームがファイナルで顔を合わせることも考えられます。ぜひプールAの激戦ぶりをお楽しみにください。
 ほかのプールを見渡せば、プールBの南アフリカ、プールDのフランスも上位をうかがう存在だろうと考えます。

では日本代表は?

 日本代表は、エディー・ジョーンズが率います。「ハードワーク」をキーワードに世界を驚嘆させてきました。「ハードワーク」はラグビーのみならず、どのスポーツにおいても日本人らしさという観点で合言葉のようになっています。だからこそ機動力を活かして、賢くプレーをすれば自ずと道は開けてくるし、実際に開きかけていると思います。一時は世界ランキング9位まで上り詰めました。
 私の注目選手は、大野均選手。今回で3度目のワールドカップ出場となります。37歳で、重ねた代表キャップは93.体重は落ちても運動量が落ちないのはさすがと言ったところです。ポジションはLO(ロック)。スクラムを組む上で2列目のポジションです。このポジションは他にも選手がいますが、ここ一番のベテランの力は必ず必要になります。どんなスポーツでも「経験」という武器は、こういう大きな大会で必ず生きてきます。メンタル面もかなりウェートを占める中でのベテランの活躍に注目します。

 ということで、私もまだまだラグビーは初心者に近いですが、4年後を見据えて、ここでしっかりラグビーの真髄に迫り、肌で感じていきたいと思います。

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東京都在住のスポーツジャーナリスト。インターネットラジオDJ。fmうらやす『マンティー・チダのSPORTS VIBRATION』WEBサイト「REAL HOT SPORTS」でスポーツライターとして活躍。インターネットラジオfmGIG「マンティーのバスケットボールチャンネル」、東京ラヂオ「マンティーチダのHyper BASKETBALL」メインパーソナリティー。実際に試合会場に出向き、試合の実況収録をする「マンティー実況」が好評。別名「熱血のラジオ実況中継」とも呼んでいる。試合終了後のヘッドコーチ・選手のインタビューも余すことなくON AIR。国内のバスケ情報をギュッと詰めて放送中。マンティーチダのホームページでスポーツ情報を随時更新。

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