「何で ぼくだけが書けないの?」

出典 http://www.photo-ac.com

予想もしなかった速さで 二次障害は突然に・・・

はじめに

 長男が 学習障害(LD)の中のディスグラフィア(書字障害)と診断された事は 私にとって 学校に頑張って通いながらも文字が上手く書けない為に 困難を抱え辛い思いをしているお子さん達がいる事を知るきっかけとなりました。全国には 義務教育の段階で読み書きに困難を抱えているお子さん達が 約26万5千人もいらっしゃるとも言われています。
 ディスグラフィア(書字障害)のお子さんの場合は、読む事は普通に出来てしまう為、わざとふざけて書かない、ダメな子など、努力に見合わないレッテルを貼られたり 心ない一言で大きな心の傷を負ってしまう可能性もあるのです。ぜひ、多くの方に この障害について知って頂けるきっかけになればと願い この記事を書いております。

ディスグラフィア(書字障害)は何歳ごろ障害があると分かるのですか?

 診断される年齢は 人それぞれです。
就学前は 文字を書く事が必須とされる場面が あまり無いため、はっきり診断がつくケースは多くないかもしれません。振り返ってみれば 私の息子の場合は既に幼児期から 学習障害(LD)を思わせる様な傾向がありましたが ディスグラフィア(書字障害)と診断される事はありませんでした。
 
 また、書く事に障害がある=全く書けない と言う訳ではないのです。文字を書く事に対する困難さは 人それぞれで、平仮名、カタカナは 書けると言う方もいますし、障害の程度が軽い場合は、英語教育が本格化する中学校に進学するまで何とか過ごして行ける方もいらっしゃるそうです。※注1

 小学校は 何とか頑張ってついて行き 中学に進学して どんなに頑張っても英語の綴りが 書けないなどの場合、平仮名や カタカナ 漢字などが 何とか書けている為、ディスグラフィア(書字障害)の困難に気が付かず 本人の努力不足のせいにしてしまう可能性もあるかもしれません。
 ぜひ これを読んで下さった方には 同じ診断名が例えついていたとしても 1人1人 書くことへの困難には差があると言う事も 合わせて知っておいて頂けたらと 思います。

※注1 参考文献 読み書き障害のある子どもへのサポート
Q&A 河野俊寛氏 有限会社 読書工房 2012年11月30日初版発行

ディスグラフィア(書字障害)に気づいてあげられなかったらどうなるの?

 私の息子の場合は、数字を書く事に困難がなかったのと 平仮名は就学前に 数年かけて何とか工夫を凝らしマスター出来た為、書く文字数が増えてくる1年生の後半まで大きな問題は ありませんでした。

 実は 数字や平仮名が書けると言っても 障害のないお子さん達の様に マス目や罫線に合せて 文字をはみ出さずに書くと言う事は既に思い返せば 上手ではなかったのですが 1年生で使用するノートのマス目は とても大きいので困難が目立ちにくかったのだと思います。
 
 読み書き障害のお子さん達が 不登校になる割合は 非常に高いという専門機関での報告もあるそうです。
小学校のときには10~30%位、中学に進学すると 何と50%から60%位のお子さん達が 不登校になってしまうと言う結果に衝撃を受けると 同時に 何とか 書字障害のある子ども達の学習環境を保証し 未来への道を作ってあげるのは 私達大人の役割なのではないかと 強く感じます。※注②鳥取県での報告(小林達也、2001)、東京都の通級指導教室の報告(石井恵子・上野一彦 2008) 参考文献 読み書き障害のある子どもへのサポート
Q&A 河野俊寛氏 有限会社 読書工房 2012年11月30日初版発行

あんなに笑顔だったのに!二次障害は突然に・・・

 息子の書字に関する困難が 診断されてまもなく 春休みが終わり2年生に進級しました。2年生では より板書量や作文など 文字を書く分量も増え、ノートのマス目は一揆に小さくなりました。

 学校には 診断書を提出し 困難がある事はお伝えしていたのですが 残念ながら 特別な配慮というものは なされず「皆と同じに 出来るだけ頑張ること。」が日々 奨励され息子は次第に笑顔を無くして行きました。

 そして2年生の5月に トイレにおしっこに頻繁に行く様になったのです。最初は あれ?と思う程度の頻度でしたが やがて それは 本人もどうにも止められない頻度へと 変って行きます。日を追うごとに 今までは ありえなかった身体不調が どんどん増えて来ました。これは 何かがおかしい。息子の体に何かが起きているに違いない。私は 息子を 総合病院に連れて行くことしたのです。

「読めるのに 100回書いても文字が覚えられない!」ディスグラフィア(書字障害)で苦しむ子ども達のこと③へ続く・・・

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HAPPY DAYS-ABA早期療育を家庭でやってきたママのつぶやき







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杉本美花 このユーザーの他の記事を見る

小学生の息子と幼稚園生の2児の母です。長男が2歳の時、発達障害を診断されたのをきっかけに 家庭でABA(応用行動分析)を 中心とした療育を始め6年半が過ぎました。息子が療育手帳を 卒業したのを機に 2012年に家庭療育の手記をまとめ 学研教育出版より「ママと呼んでくれてありがとう。」自閉症の息子と歩んだABA早期療育の軌跡が出版されました。2014年には 韓国にて同手記が「엄마라고 불러줘서 고마워」というタイトルで翻訳出版され多くの方に読んで頂き 幸せに思っております。その後 長男は 社会性、認知面など大きく成長し 付添なしで普通学級に就学しました。 友達も出来 楽しい小学校生活を過ごしていたのですが、1年生の後半に視覚認知不良と 先天性の書字障害(ディスグラフィア)と第二の診断が下されました。 息子と家族ともに 新たな困難と向き合い 将来への 自立の 方向性を探しながら 家庭療育を続けています。日々の事は HAPPY DAYS-ABA早期療育を家庭でやってきたママのつぶやき♪南の島編http://ameblo.jp/emy-taro-happydays/というブログに 時々 書いております。

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