誰も手伝ってくれないと思ったら

ようやく娘が幼稚園に入園し、下の子を授かることが出来ましたが、やはり出産後のことが気がかりで仕方ありませんでした。しかし、そんな時、なんとご近所の幼稚園ママ達が、里帰りできない私達家族の為に役割分担をしてくれ、私達の生活が落ち着くまでの間、ありとあらゆることをサポートしてくれたのです。

入院中は娘の送り迎えや、主人が帰るまで預かってくれ、晩ご飯やお風呂も済ませて後は寝るだけの状態にしていてくれた友達。退院後、幼稚園の送迎や、帰宅後に夕方まで預かって、娘が寂しくないように遊ばせてくれた友達。買物や「たくさん作ったから食べて」とご飯を持って来てくれた友達。まるでドラマでも見ているかのような素晴らしい連携で、本当に涙が止まらないくらい嬉しく、心も体も癒され助けられた日々でした
 
また、「直接何かを手伝うことは出来ないけど…」と励ましや心配のメールや電話をくれる友達もいました。実際に手伝ってもらったことはもちろんのこと、皆のそういう配慮が大変嬉しく、また驚きでもありました。

出典 http://www.sumitomolife.co.jp

『独りじゃない子育て』というタイトルのこのエッセイ。
助けられているのは筆者ですが、助けている幼稚園のママ達もきっと楽しい時間を過ごしているのだと思います。その『幸せオーラ』が伝わってくるようなママ友たちの気の遣い方ですよね。

みんな冷たい人ばかりと思ったら

出産を機に仕事をやめて、毎日お世話で、生活が大変になった。疲れちゃったな…

そんなとき、病院のマタニティヨガに講師で来ていた方が『育児はね、育自。自分を育てるのよ。赤ちゃんを社会に出すために自分を育ててね。やっぱりママはしっかり生きていかなくちゃ。』って、話してくれた。
 
あぁ、みんな同じなんだ。ここにいるママさんみんな何かに不安で、辛かったのかな。がんばらなくていいし、色んな嫌なことあるけど、私の赤ちゃん元気だし、かわいいし、それで充分。そう感じた。

心からそう感じた後、まわりをみると、優しい人はいっぱいいた
バスも乗るとき手伝ってくれた。なんとおばあちゃんが。
銀行の窓口の人も笑顔で可愛いって言ってくれたし。それに、友達が手作りのおもちゃをくれた。
 
なんだ、自分が暗く考えたり、落ち込んでただけみたい。やっぱり人に優しくできる人はステキだな。これから育児、いや、育自!がんばろっと。

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『育児じゃなくて・・・育自!!』では、冒頭周りのみんなが「冷たい」と感じる日常から始まっています。そして引用部分。最後にはよく見ればまわりに優しい人がいっぱいたことに気づきます。気づくという成長。気づいたことできっと彼女は、笑顔をくれた周りの人に、笑顔を返せるようになったはずです。

どうにかなるさ!の勇気がくれた贈り物

それは一本の電話から始まりました。長男三歳、長女まもなく一歳。長女の育児休業中の事です。「今日うちの娘のお迎えをお願いしたいんだけど。どうしても仕事が終わらなくて……」長男が通う保育園の同級生、Sちゃんのママの申し訳なさそうな声。「任せといて!」一瞬脳裏に不安もよぎる。「よその子預かって大丈夫かな?」でも次の瞬間「どうにかなるさ!」そして肉じゃがはシチューに変身、ご飯はパスタに姿を変えてお待ちかね。

(中略)

へええ三角形だけじゃないんだな。こうやってどんどんひろがって五角形になり十角形になっていけばいいな。

もちろん、いつでも気軽に頼めるシッターさんがもっと普及するとか、病児保育が増えて欲しいとか、子育ての状況により柔軟な勤務形態を選択できる制度の確立とかいろいろ要望希望はあるのです。でも「今日は○○ちゃんちで待っていてね。」なんて言えば子供も嬉しいし親も安心。預かる方も普段なかなか見られない子供同士の関係が見られて得した気分。
 
そんな我が子同様の保育園児がどんどん増えていきそうで嬉しい今日この頃なのです。

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『我が家は緊急保育園』は、保育園のママ友のお願いを「任せといて!」と引き受けたところから始まった緊急保育園。その結果は友達の輪の広がりと同時に、預からなければ分からなかったことの気づき。最後の言葉には、この先もワクワクが続いていく予感でいっぱいで、読んでいるだけ嬉しくなります。

想定外の出来事に涙がこぼれた

おとなしくしていない長男と、なかなか食べ終わらない次男。子ども達にかける私の声に、イライラが溶け始めていた。
 
その時、隣のテーブルを片付けていた店員のおばちゃんが声をかけてきた。
「子どもさん、いくつ?」
「3歳と1歳です。」
「かわいいねえ。」
「ありがとうございます。」
 子ども達を褒めてもらったのが嬉しくて、私も思わず笑顔がこぼれた。イライラした気持ちが、ふっと緩んだ。そんな私に、おばちゃんはさらに声をかけてくれた。

「お母さん。若いのに頑張って子育てして、エライね。」

次の瞬間、私は一瞬何が起こったのかわからなかった。笑顔のおばちゃんは、子ども達ではなくて私の頭を撫でたのだ。よしよし、とでも言うように優しく

「いえいえ。」

謙遜して答えようと思ったのに、予想外の出来事に言葉が出なかった。かわりに、私の目からはポロポロと涙がこぼれた。母親としての無駄な気負いが解けて流れて、ただただ温かい気持ちに包まれるようだった。おばちゃんは、うんうんと頷きながら

「お母さん、頑張ってね。」

と言い残し、自分の仕事に戻っていった。

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『よしよし』は私の大好きなエッセイです。筆者も「予想外の出来事」と書いていますが、読んでいる私にも予想外でした。こんな風に子育てを支える方法もあるのですね。正に目からうろこでした。

繋がるなんて、とてもシンプルだった

家の庭をリフォームすることになった際、「『ぼくのお庭』をちょうだい!」
とおねだりした。十二歳の息子は岩ヒバや山野草…決して派手ではない植物を育てている。

 そんな時、地域の「山野草の会」の展示会があった。山野草の寄せ植えを観賞しながら「すごぉい!これは繁殖が難しいのに…。」
感嘆の声を上げて興味津々でいる息子に、会のおじいちゃんが近寄ってきて
「ぼうやは山野草のこと詳しいんだね。」
とそれから意気投合し、会のほとんどのおじいちゃんおばあちゃんと顔見知りになった。

息子が庭で作業をしている時に会のおじいちゃんたちが山野草を持ってきてくれることがある。そして楽しそうに植え方や育て方を話し始めるのだ。その会話の端々に

「いやぁ、大したもんだねぇ!」
「将来がえらい楽しみだなぁ!」

などと、くすぐったくなるようなお褒めの言葉をいただくものだから、息子も俄然やる気が出てしまう訳だ。近所への挨拶や正しく道路を歩くなど生活態度も良好に。
すると「いつも挨拶が気持ちよくて、嬉しいね。」
とまたまた思わぬ褒め言葉。そして、息子の登下校時に玄関先に立っていてくれる様に。

「地域の力で、地域の子を犯罪から守り育てていく」ということは、こういうことなのだな…と思った。なんと、極めてシンプル!

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「”ぼくのお庭”から広がる地域の輪」は、十二歳のぼくが作った「ぼくのお庭」が地域のお年寄りとぼくを結び、その交流がぼくを変えていく話です。
筆者の最後の言葉、「なんと、極めてシンプル!」というのが実感がこもったいいフレーズだなと思いました。

怖がらず、諦めずにトライする先に

週末に園長先生とお会いした。「設備は不足かもしれませんが、私たちも一生懸命考えます。ご両親も一緒に考えましょう。この子の為に、いい幼稚園生活を創っていきましょう」そう仰って頂いた。

翌春、晴れて幼稚園生になった娘は、全力で幼稚園生活を楽しんだ。歩けない不自由を沢山の工夫と協力で、新しい自由に変えていっ。年中の運動会は、本番2週間前に左腕を骨折してしまい、腕を吊っての参加になった。それでも全種目片手で出来る方法を考え出し、見事に完全参加した。

年長の運動会には、恒例の全員参加のリレーがあった。スタートを任された娘が必死に車椅子をこぐ姿、友達の声援、拍手・・・。勝手に涙がこぼれた。

運動会の最後、園長先生が「みんなが頑張った、本当にいい運動会でした」と、声を詰まらせた。三人の子供の運動会に皆勤したが、そんな運動会は初めてだった。そこにいられることに深く感謝した。
 
卒園までの間、何度かの骨折があった。その度に周囲に沢山の動揺があった。でも、みんなでそれを乗り越えた。一番つらいはずの本人も、いつも笑顔で良く頑張った。
 
トライすること。全ての子育てが、常に初めてとの戦い、トライの連続だと思う。これからも、怖がらず、決して諦めず、そして大いに楽しんでトライしていきたい。

出典 http://www.sumitomolife.co.jp

『トライ!』骨形成不全症の子の幼稚園入園時の話から、ようやく入園を許可された幼稚園での『幼稚園ぐるみの大奮闘』が書かれている。一人では乗り越えられないことも、みんなで考えて、みんなが一つになれば乗り越えられると、力強く訴えています。

「怖がらず、決して諦めず」オープンな育児は、自分たちだけでなく、周りも必ず幸せにすると確信しています。

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花咲 未来 このユーザーの他の記事を見る

心にいつも熱い想いが詰まっている「夢多きアラフィフ」です。子育ても給料を運ぶ以外はほぼお役ご免になりましたので、これからの自分はどう生きるかを模索しながら、第二の青春を生きています。『アオハルはいつも間違える』ので、記事には誤字脱字のなりように気をつけます(^^;;

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