しつこい肩こりや頭痛で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。指圧の施術をしていても肩が凝っているので肩だけお願いしますという人もたまにいますが、実は肩だけ指圧してもあまり効果はありません。なぜなら大抵の場合は、肩凝りの原因は下腹部の冷えにあるからです。それに肩だけ強く押しているとそこがますます堅くなり肥厚してしまい、まるで像の皮膚のようになってしまうことがあります。しかし、気功指圧で気を身体の中へ入れながら、下腹部の冷えを取っていくと内側から温泉が湧き上がるように温かくなり、自然と肩がほぐれ、頭痛も解消してゆきます。

女性の場合は、特にこの部分に卵巣子宮などの婦人化系の器官がありますので、男性よりは複雑で冷えやすいと言えるかもしれません。だから、この部分を温めると生理痛などの解消にも役立つと言えます。

できれば定期的に気功指圧や針灸などの施術を受けて温めると効果的ですが、自分でできる方法としては、冬など寒い時期は、ホカロンを膀胱の辺りに張るとか、また後ろの仙骨の辺りに張って温めるといいでしょう。あるいは、足湯で足首までお湯で温めてみるのもいいかもしれません。

胸を開いて猫背を矯正する

デスクワークをしていて長い時間PCを使っていると次第に猫背になり、目も疲れ肩や首、背中が張ってきて苦しくなるものです。実は、身体の中で気の流れが滞る場所が3カ所あると言われています。それは、首の後ろで頭と繋がる所にある亜門というツボと胸椎5番6番の間の神道というツボ、そして命門というお臍の後ろにあるツボです。

肩が凝る時には、特に背中にある神道というツボと亜門の詰まりがひどくなります。そんな時にうってつけの体操がありますので、一つ紹介しておきます。

椅子に腰掛けた状態でもいいですから、両腕を水平に広げて構え、息を吸いながら肘を後ろ斜め45度に曲げて落とし、胸を突き出し顎を引いて後ろの首筋を伸ばします。その後に続けて両手を降ろし、両肩を前後に大きく3回まわします。これを続けて3回行います。顎を引く時は、顎が上に引き上げられるような気持ちで引くと脳が引っ張られて、間脳に刺激が入り、ホルモンや自律神経の働きが調整されて気持ちよくなります。この体操の動きは単純なですが、猫背も調整されて目も肩もすっきりしてきますので、ぜひ試してみてください。

肩凝りは肩だけの問題ではない

肩凝りは肩だけの問題ではないということがわかっていただけたでしょうか。人間を風船や水の入った革袋にたとえると、どこかに空気や水が集まれば、どこかが減る訳ですから、減った所を補えば自然と全体に行き渡り、また元の状態に戻る訳です。東洋医学的には、それらを実と虚、そして、実したところから邪気を出すのを瀉法、虚した所を補うのを補法と言います。鍼灸なら凝った所に針を打って邪気を出して瀉し、冷えて虚した所にお灸をして温めて補うということでしょうか。

いずれにしても肩凝りは、肩だけの問題と捉えずに全身を調整することで解消してゆくことが大切です。

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気の流れを身体の中に感じながら生きると生きることが楽しく気楽になります。生命エネルギーである「気」を理解して、いかに心と体を健康で幸せな状態にもっていくかということ書いて紹介していきたいと思います。

普段は、群馬で薬師堂気功指圧センター(http://homepage2.nifty.com/yakusido/index.html)という治療院をしています。興味のかる方はHPを覗いてみてください。

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