『世界三大がっかり名所』の一つとしても有名なデンマークにある『人魚姫』の銅像。
海辺にぽつんと佇むその姿は、何とも言えない哀愁が漂っています・・・。

この人魚姫があまりに有名過ぎることもあってか他はあまり知られていませんが、
実は、デンマークには、人魚姫以外にもアンデルセン童話の銅像たちがたくさんあるのです!

アンデルセンの故郷『オーデンセ』

出典筆者撮影

デンマークの首都コペンハーゲンからICで1時間半ほどのところにあるオーデンセ。
アンデルセンの故郷として知られている町です。

この町にアンデルセン童話の銅像たちがたくさん点在しているのです!

ベンチにゆったりと腰かけるアンデルセン

出典筆者撮影

まずは、アンデルセンご本人から。

ラディソン SAS H.C. アンデルセンホテル前のベンチにゆったりと腰かけるアンデルセン。
さっそく隣りに座って記念写真を撮りましょう!

広場に突如現れた親指・・・姫?!!

出典筆者撮影

アンデルセンの銅像からほど近い場所に、最初のアンデルセン童話の銅像があります。
人魚姫に負けず劣らず有名な童話『親指姫』の銅像なのですが・・・

親指姫、もとい、親指ボウズ?!

出典筆者撮影

どう見ても、姫じゃないですよね・・・???
私には、親指ボウズにしか見えません・・・。

日本ではあまり知られていない?『すずの兵隊』

出典筆者撮影

お次の銅像は『すずの兵隊』です。
皆さん、『すずの兵隊』っていうアンデルセン童話、知っていましたか?
私はデンマークに行くまで知りませんでした。

童話のサイトがあったので、そちらを引用させていただきます。

『すずの兵隊』

ある小さな男の子が、誕生日にすずの兵隊のおもちゃをもらいました。

1本のスプーンを溶かしなおして作ったもので、全部で25人そろっていましたが、
そのうちの1人だけは足が1本しかなかったのです。
それと言うのも、この兵隊が一番最後に作られた為、すずが足りなくなってしまったのです。

それでもこの兵隊は、一本足のまましっかり立っていました。

男の子は他に、紙で出来たお城のおもちゃももらいました。
そのお城の入り口には、1人のおどり子が片足を思い切り上げて踊っています。

「ああ、あのおどり子も一本足だ。ぼくのお嫁さんにちょうどいい」

1本足の兵隊は、おどり子に一目ぼれして、
その夜はおもちゃ箱の中で、おどり子から目を離さずに過ごしました。

ところがあくる朝、窓辺に置かれた一本足の兵隊は、
すきま風で窓が開いたひょうしに、4階から下の道に落ちてしまったのです。

それを通りかかったワンパク小僧が見つけて、
新聞紙で作った船に乗せてみぞに流しました。

「どこへ行くんだろう。はやく、あのおどり子の所に戻りたいな」

はやい波にゆすぶられているうちに、新聞紙の船が破れて、
すずの兵隊は水の中へ沈んでしまいました。

さて、それをエサと勘違いしたあわてん坊の魚が、
すずの兵隊を飲み込んでしまいました。

やがてその魚は漁師に釣られて、
それを買ったある家のお手伝いさんが魚のお腹を包丁で切り開いてビックリ。

「あら、この兵隊は確か・・・」

何と魚が買われていった家は、元の持ち主の男の子の家だったのです。

テーブルには、あのお城も乗っていて、おどり子はあいかわらず足を高く上げていました。

「やあ、ようやく帰って来た。ただいま、おどり子さん」

一本足の兵隊がじっとおどり子を見つめていると、
持ち主の男の子が一本足の兵隊をつかんで言いました。

「一本足の兵隊なんて、もういらないや」

そして燃えさかるストーブの中に、放り込んでしまったのです。
兵隊は自分の身体が溶けていくのを感じましたが、どうする事も出来ません。

「さよなら、おどり子さん。いつまでもお元気で」

その時、ふいに窓が開いて風が吹き込み、
紙のおどり子がヒラヒラと舞い上がるとストーブの中の兵隊のところへ飛び込んできました。

「やあ、来てくれたんだね。ありがとう、花嫁さん」

やがて紙のおどり子は燃え尽き、すずの兵隊もすっかり溶けてしまって、
ハート型の小さな固まりになりました。

おしまい

出典 http://hukumusume.com

このお話を読んで、これはハッピーエンド・・・なのかな・・・?
と、よくわからない気持ちになってしまいました・・・。

子供が読む童話としては、ちょっと衝撃的な内容ですよね?!

すずの兵隊さんが乗せられた『新聞紙の船』

出典筆者撮影

すずの兵隊さんから少し離れた場所にある公園には、
すずの兵隊さんが乗せられた『新聞紙の船』もありました。

こちらはアンデルセンが幼少期に遊んだ公園としても知られているようです。

これもアンデルセン童話??『卵とおばさん』

出典筆者撮影

お次の銅像は『卵とおばさん』です。

卵とおばさん・・・??
・・・も、私は知りませんでした。。

アンデルセンの童話は結構知っていると思い込んでいたのですが、
知らない童話がまだまだたくさんあるんですね。

卵とおばさんは『おおきなおとしもの』という童話に出てくるようです。

童話の内容をブログで紹介されている方がいらっしゃったので、
そちらを引用させていただきます。

『おおきなおとしもの』

おばさんは立派なめんどりを1羽もっていました。
めんどりは毎日、毎日立派な卵を産みます。

今日もめんどりは12個の卵を産んで、ホクホク顔のおばさん。

「そうだ町に売りに行こう!」

卵をいっぱい乗せた籠をウキウキした気持ちで歩いているうちに
もう素敵な妄想で頭がいっぱい!!

卵が売れたらまためんどりを買おう!
そうしたら卵がたくさんできてまた売れるわ

卵もいっぱい♪ お金もいっぱい♪
そしてそのお金で羊を買おう!そうそうガチョウも!
そして立派なお城で暮らそう♪

おばさんはすっかり得意げな気分になって
頭に乗せていた卵のことも忘れてしまいました。

すっかり上機嫌のおばさん、興奮してお鼻をツーンと上にあげたら。。
アラアラ!大変卵は全部、割れてしまいましたとさ。

おしまい

出典 http://blog.goo.ne.jp

アンデルセン童話って、ほんと巾が広いですね!
こんな笑い話のようなお話しもあったとは・・・全然知りませんでした。

やたらと小さい『はだかの王様』

出典筆者撮影

お次の銅像は、日本でもよく知られている『はだかの王様』の銅像です。

周りの家来たちに比べて、やたらと小さな王様・・・。
お腹だけはやけに立派ですよね。
その間抜けっぷりが銅像からも滲み出ているような王様の姿が見れますよ!

ステキなアイテム『空飛ぶトランク』

出典筆者撮影

お次の銅像は、ガイドブックに載っていなかったけど偶然見つけた『空飛ぶトランク』です!

空飛ぶトランク・・・このお話も私は知りませんでした。
とっても素敵な響きのお話・・・どんな内容になっているのでしょう?

こちらもアンデルセン童話を紹介しているサイトにあったので、
引用させていただきます。

『空飛ぶトランク』

むかしむかし、あるところに、大金持ちの商人がいました。
けれども商人は無駄遣いはせず、上手にお金をためていました。

ところがある時、この商人が死んで、一人息子が財産をそっくりもらう事になりました。
この息子はお父さんと違って、無駄遣いをするのが大好きです。
毎晩、きれいな衣装を着て舞踏会へ行ったり、紙のお金で作ったたこでたこ上げをしたり、金貨を池に投げ込んで遊んだりしていました。

これでは、いくらお金があっても足りません。
とうとう息子は、すっかり貧乏になってしまいました。
今では着る物も古い寝間着だけで、足にはスリッパです。

お金がなくなると、友だちは誰も相手にしてくれません。
けれど、たった一人だけ、
「荷物でも、入れたまえ」
と、古いトランクをくれた友だちがいました。

「何て、親切な奴だろう」
息子は喜びましたが、今ではトランクの中に入れる荷物など一つもありません。

「よし、荷物がないなら、ぼくが入ってやろう」
息子はふざけて、トランクの中に入りました。
そしてカギのところを押してみますと、トランクが突然空へと飛び上がったのです。

「うわっ、これは魔法のトランクだったんだ!」
息子は、ビックリです。
トランクはどんどん飛んで飛んでトルコの国までやって来ると、やっと下におりました。

息子は森の中の枯葉の下にトランクを隠すと、町の方へ行ってみました。
息子の格好は寝間着にスリッパのままでしたが、誰も変に思いませんでした。
 
「よかった。この国ではみんな、この寝間着の様な長い服を着ているんだな」
息子が安心して町を歩いていると、変な形のお城が見えてきました。
窓が屋根の近くにしか、ついていないお城なのです。
息子が通りかかった女の人に聞いてみますと、女の人はこう教えてくれました。

「ああ、あれね。
 実はあそこに、可愛そうなお姫さまがいるのよ。
 お姫さまは好きな人のために不幸になるという、占い師のお告げがあってね。
 王さまはお姫さまが誰も好きにならない様に、あんなところに閉じ込めたのよ」

息子はその話を聞くと、すぐ森に引き返しました。
そしてトランクを出すと、また空を飛んでお城のお姫さまの部屋まで行ってみました。
お姫さまはとてもきれいで、息子はたちまち好きになってしまいました。

「ぼくは、トルコの神さまです。空を飛んで、ここに来ました」
息子が言うと、お姫さまはとても喜びました。
何しろ、お告げにあったのは人を好きになった時で、神さまなら好きになっても大丈夫だからです。
息子とお姫さまはすっかり仲良くなって、結婚の約束をしました。

「でもその前に、わたしのお父さまとお母さまに、とてもおもしろいお話をしてあげてください。そうしたら二人とも、あなたの事が気に入るでしょうから」
お姫さまはそう言うと、息子に金貨のちりばめてある刀をくれました。

息子は森に帰ると、刀の金貨で立派な服を買いました。
息子がまたお城に行くと、王さまも、お后さまも、大臣も、国中の偉い人たちがみんな集まっていました。

「では、これからマッチの物語をします」
息子は台所に置かれたマッチの自慢話や、おなべやお皿やほうきやカゴの話をしました。
そして話の最後に、マッチを小さな花火の様に燃やして終わりました。

「これは、おもしろい。いい話だった」
王さまも、お后さまも、息子の話がとても気に入りました。
もちろん、息子も気に入られました。

さあ、次は結婚式です。
結婚式の前の晩は、町中がお祭り騒ぎでした。
お城から、おいしいパンやビスケットが町の人たちに配られました。
子どもたちは喜んで、口笛を吹きました。
それを見た息子は、ジッとしてはいられません。
そこでたくさんの花火を買ってくると、それをトランクに入れて空高く飛び上がりました。

シュー、パパン、パン、パン!

花火がいくつも空ではじけるのを見て、町の人たちはビックリして言いました。

「やっぱり、お姫さまのお婿さんは神さまだ」
息子はトランクからおりて、また森の中に隠すと、町の人々のうわさを聞きに行きました。
するとみんなは、息子の事を、

「神さまは、星の様な目をしていた」
「神さまは、火のマントを着て飛んでいた」
「とにかく、最高に素晴らしかったよ」

と、言うのでした。
息子は、ニッコリしながら森に帰りました。
ところが、大変な事が起こっていました。
何と花火の火の粉が燃え上がって、トランクをすっかり燃やしてしまったのです。
これではもう、お姫さまのところへ飛んで行く事が出来ません。

可愛そうに、お姫さまはいつまでも息子を待ち続けました。
そして今でも、待ち続けているのです。

おしまい

出典 http://hukumusume.com

可哀想なお姫さま・・・。

このお話しにしても、人魚姫にしても・・・
実は、アンデルセン童話って、あまりハッピーエンドがないのでしょうか??

恐怖の銅像!!『影法師』

出典筆者撮影

オーデンセ駅の近くにあるこちらの不気味な銅像、
アンデルセンとは全く関係のない物なのだろうと思っていたのですが、
調べてみると、どうやら『影法師』という童話を題材にした物らしいのです。

『影法師』という童話も私は知らなかったのですが、
内容を簡単に説明しているサイトがありましたので、そちらを引用させていただきます。

『影法師』

寒い国に住んでいた学者が、暑い国に行ったとき、
バルコニーから向かい側の家に興味を持ちます。

そして自分の影がその向かい側の家に映り、
自分の興味本位で家の中へ入って様子をみてくるようにいって、影を切り落とします。

寒い国に戻った学者のもとに、一人の人物が訪れます。
ナント! 
切り落とした影が人間の格好をするだけではなく、
お金持ちになって学者のもとを訪れたのです。

そして人間の格好した影は、学者に、自分がお金を出すから旅行に行くよう誘い、
学者を影にしてしまうのです。

そして旅先で知り合った王女と人間の格好をした影は結婚し、
学者は自分が切り落とした影に殺されてしまうのでした。

おしまい

出典 http://solvour.jp

何とも恐ろしい内容のお話し・・・。

『本当は怖いグリム童話』という本が流行ったことがありましたが、
実はアンデルセン童話にも怖いお話がたくさんあるのでしょうか??

アンデルセンが少年時代を過ごした家

出典筆者撮影

アンデルセンの故郷『オーデンセ』に行ってみたら、
知っているようで知らなかったアンデルセン童話をたくさん知ることが出来て、
とても楽しい旅になりました。

皆さんも、デンマークに行かれた際には、
少し足をのばして、アンデルセンの故郷を旅してみてはいかがでしょうか?

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