ちょこちょこ音楽についての記事を書かせていただいておりますが、実は私自身も音楽活動をしている身であります。

もともと活動していたバンドと並行に最近はソロでアイドル活動もはじめました。

今までのアイドルのイメージは、いつもニコニコしていてキラキラしていて、みんなの憧れの存在であり、決して汚れてはならないもの。

すごいなぁと思う反面、ストレスを感じたりしていないのだろうかという疑問がありました。

実は私、もともとアイドルという存在を毛嫌いしていました。

バンドでライブに出演する時に高い頻度で、他の出演者に地下アイドルがいました。

地下アイドルといっても、有名なアリス十番などとは違い、歌唱力は素人のカラオケ以下で、見た目も特に気を使っていない、いわばアイドルに憧れていたからなんとなくこの世界に来ましたというレベルの子ばかりでした。

自分たちで作詞作曲をし、戦略を考え、必死に演奏している私たち。

カラオケ音源を流して、歌詞も覚えていなければ、パフォーマンスもままならない。自撮りに必死で、他の出演者やスタッフに挨拶すらできない地下アイドル。

こんなことが続けば、アイドルを好きになれるはずがありません。

自然と、アイドルがいるイベントに出るのは嫌だなぁと思うようになってきました。

しかし、時代はアイドル戦国時代。

街にアイドルの曲が流れない日はなく、オリコンチャートもアイドルばかり。

そんな中、私はBiSというアイドルに出会いました。

はじめは他のアイドルと同じく、キラキラしていた部分がありましたが、いつの間にか破天荒なパフォーマンスや売り方が話題になり、BiSの存在はアイドル業界に激震させたのです。

今までのアイドル業界のタブーをいくつも破り捨て、その存在はアイドルとは一体何なのかと新たな疑問を、世間に投げかけたのです。

そしていつからか、アイドル神話を覆すアイドルが多く誕生しました。

ライブでサイリウムを片手にみんなで笑い合うだけではなく、メタルバンドさながらのモッシュピットで観客が暴れ、ヘッドバンキングをし、アイドルがダイブをする。

これはおそらく稀な経験ですが、客席でサイリウムで玉入れをしたり、生肉を投げられたりなんていうイベントもありました。

こんな破天荒なアイドルたちに出会ってから、私はアイドルに対しての偏見がなくなり、むしろアイドルが好きになりました。

そして、私もやってみようという結論に至ったのです。

今までのアイドルのライブが夢の国で現実逃避をするようなイメージだとしたら、最近多くなってきたアイドルのライブはみんなで暴れて叫んでストレス解消をする場所というイメージが強いのです。

私もライブでお客さんに罵声を浴びせたり、頭を振ったりしますが、普通に生きていたら、あんなに他人に罵声を浴びせたり、浴びせられたりすることはないでしょう。

それが、お互いのストレス解消の場になっているとは、なんて効率的な空間なのでしょうか。

また、アイドルが無理してキャラクターを作らなくても、自分らしく勝負できる場所が増えてきました。

無理して自分を作り過ぎてしまっては、アイドル自身もお客さんも現実との摩擦に疲れてしまいます。

お客さんに笑顔を与えるのが仕事のアイドルがその仕事が原因で笑顔を失ってしまえば元も子もありません。

私自身も今まではアーティストは無理してでも自分を完璧に作り、いつもキラキラしていなければならないと、いつも背筋を伸ばしていました。

誰からも好かれなければいけない。
スキャンダルなんてあってはいけない。
毎日かわいくいなくちゃいけない。

そんな自分で作った課題にいつしか疲れた日もありました。

しかし今、無理した自分を好きになってもらっても仕方がない。だったら、ありのままの自分を見てもらいたいと強く感じるようになりました。

そう思ってからは、全てが楽になり、ステージでも心から笑えるようになりました。

そして、こんな好き勝手にやっている自分を好きだと言ってくれる人たちのことがさらに好きになりました。


ーーアイドルを愛する全ての方へ。

アイドルは毎日もがいています。少しでも自分をかわいく見せようと、自撮りの技術ばかり磨きます。

少しでも歌とパフォーマンスがうまくなる努力をしろよと私も思いますが、アイドルはかわいくなければいけないのです。少しくらい、許してあげてください。

Twitterのリプやブログのコメント、ライブでの「楽しかったよ」が全ての原動力です。良かったら、ひとこと声をかけてあげてください。


さらなるアイドル業界、
そして音楽業界の発展を願うばかりである。

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ナオイ・メリィ。

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閃光リトミックの歌のひと。
作詞作曲メロディメーカー兼、総合プロデューサー。

主にココロの痛みとか辛みとか、トラウマを歌ってます。
ライブでの様子はおかしいですが、精神的にはわりと正常。
でも、厨二病は今でもこじらせ気味。

いつまでも【アーティスト】でありたい。
赤い水玉とひつじとポムポムプリンが好き。

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