楽しい妊婦 と 苦い思い

月経予定日前に不正出血があり、病院へ…。
そこで、第一子を妊娠していることが判りました。
しかし、切迫流産 胎児の心音が確認できない程の初期段階でした。
小さな袋の中の 小さな小さな点でした。

そこで、婦人科の先生に絶対安静と薬を処方されました。

あまりにも早く気がついたので、先生からは、
「普通は気が付かないで、自然流産しちゃうんだけどね。珍しいよ。」
「このままにする? それとも、絶対安静にして薬を飲んでみる?」
と言われました。
なんとか、授かった命を大切にしたかったので、仕事を休んで、お腹の中の命を育てる選択をしました。

早速、職場に連絡。
迷惑をかけることは承知の上、嫌味を言われるのも覚悟を決め、電話をしました。

夫には、仕事から帰って来てから伝えました。
また今の状況では、流産する可能性もあることも伝えました。
喜んでくれたもののできる限り動かず、おとなしくしている約束をさせられました。

しばらくして、病院に行って診察を受けると「点」だった胎児が、「丸い種」のようになり、心臓が動くのが、わかる状態になりました。
不思議な映像です。

この状態になっても、安心できるわけではありませんでした。
いつまでも、仕事を休んでいる訳にもいかないので、出勤も始めました。
会社の制度を使うため、早くに母子手帳をもらいました。
普通は、安定期に入ってからもらいに行くものだろうと嫌味を言われましたが、このくらいの嫌味はかわいいのもです。

とにかく、安定期までなんとか!と思いながら日々生活をしていました。
妊娠がわかってからほどなくして、つわりがひどくなって、食べては吐くの繰り返しでした。特に、ご飯を炊く匂いには敏感に反応していました。
その中で、おいしく感じたのは、甘いものと、酸っぱいものでした。
ケーキや和菓子はもちろん、よく「なます」を食べていたことを覚えています。

職場でも、優しい人がいて何かと気を使ってくれる男性もいました。
今でも、感謝しています。

妊婦に対して、まだ理解のある時代ではなかったので、分煙化なんてされていなかったし、今話題になっているマタハラ(マタニティ・ハラスメント)なんて日常茶飯事でした。
妊娠中のストラップもなく、外見からはわからないので、一人の時は、思いっきりぶつかられることや押されることもありました。

夫と二人で出かける時は、必ず私と手を繋ぎ、かばいながら歩いてくれました。

気休めですが、自己防衛で、お腹も出ていない時期からマタニティドレスを着て通勤しました。

まだ大きくなっていないお腹にむかって、話しかける夫の姿は、ちょっと恥ずかしくもあり、嬉しい時間でした。
いろいろ不快なこともありましたが、お腹に子供がいることは、とても幸せ気分になり、夫と共に生まれてくる子供のことを楽しみにしていました。

エピソード(その1)

この子の妊娠がわかる前の話です。
実は、なんとなく予感があって、「今日すると男の子ができちゃうよ〜。」と言ったんです。
夫は、笑って「そんな簡単にできないよ。大丈夫、大丈夫!」って相手にしてもらえなかったのです。
それから、しばらくしての妊娠報告に夫は、大変驚いていました。

そこで、ついたあだ名が、スピーシーズです。
昔の映画で、子供ができることがわかる宇宙人女性👽の話です。
今でも、妊娠話題になるとママは、スピーシーズだからなんでもわかっちゃうだよね💕

なんか複雑です。


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