手が震えるのは病気が原因?

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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
針穴に糸を通す時、クリップで書類を綴じようとする時……など、普段の生活の中で、手先を使う細かい作業というのは案外多いものです。そんなありふれた動作でも、焦っていたり、プレッシャーを感じる場面では手先が震える、というのは多くの方が経験をされていることでしょう。

いっぽうで、心理的な原因ではなく、手が震える場合、以下3つの病気の可能性が考えられます。

1:本態性振戦(ほんたいせいしんせん)

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最も数として多いのが、「本態性振戦」と呼ばれるものです。
本態性というのは医学用語で「原因不明の」という意味で、その発生のメカニズムは分かっていません。検査をしても特に異常はなく、じっとしている時は震えません。

・箸を持つときや字を書くときなどに手が震える
・人前で話すときに声が震える
・頭が細かく震える
など、様々な症状があります。

緊張したり、ストレスがかかると震えが強くなる傾向がありますが、それ以外の症状を認めません。人口の1~2%に見られ“ふるえる体質” 、と言いかえることもできるかもしれません。


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2:書痙(しょけい)

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字を書くときだけひどく手が震えてしまう、「書痙」と呼ばれる病気もあります。
最近まで、人前で字を書くとき起こる、精神的なものと考えられてきましたが、現在では脳の一部分の構造異常であるとも言われています。

3:パーキンソン病

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手の震えで有名な病気としては「パーキンソン病」があります。
この病気は
・静止している時も手が震える
・筋肉のこわばりや歩行障害がある
などいくつか別の症状も伴っています。

また本態性振戦では、両手で手の震えを確認出来る事が多いですが、パーキンソン病の場合は、特に片方の手で震えが強い傾向にあります。
またパーキンソン病は、進行性の病気で、神経内科での専門的な治療が必要です。

医師からのアドバイス

これら以外にも、アルコール依存症による手の震えや、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)によるものなどもあります。手が震えるからと言って必ずしも病気というわけではありませんが、気になる方は神経内科が専門になりますので、一度診てもらうといいでしょう。

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