ボブック=ピザスキー氏

出典 http://www.gettyimages.co.jp

美味しいものは脂肪と糖でできている。

一度は聞いたことがあるかもしれません。確かに、脂肪分たっぷりなものって美味しいし、無性に『食べたくなり』ますよね。

でも、その食べたくなる欲求、実は身体が誤作動を起こしている可能性があるんです。

悪い脂肪をとるともっと脂肪が欲しくなる。ボブック現象のメカニズムとは?

もともと身体には自分に必要な栄養素が欲しくなるという自然な機能があります。
当然、脂質も必須栄養素の一つですから足りなければ『脂っこいもの』を食べたくなります。しかし、この時に悪い脂肪を食べてしまうと、必要な必須脂肪酸という栄養素がとれません。
そのため本能的に脂肪の過剰摂取に走ってしまいます。
「悪い脂肪」が更なる「悪い脂肪」をとらせるという現象。
これを「ボブック現象」と言います。

悪い脂肪=トランス脂肪酸

さらに、泣きっ面に蜂のようなおまけつきで、トランス脂肪酸を過剰に摂取すると身体に害まで生じてしまいます。下記のリンク先にありますので、ここでは簡潔に述べます。

要は、身体はトランス脂肪酸を通常の脂肪酸と同じように身体に取り込んでしまうため、本来の形と若干異なるパーツで細胞の膜を作ってしまう。そのために細胞に穴のようなものができてしまい、異物が侵入してしまうということなのです。

これが悪玉コレステロールを増やしたり、心疾患の確率を上げたり、アレルギー体質を酷くしてしまう直接の原因になります。

『脂っこいもの』への欲求を解消する唯一の答えは、良い脂質をとることだった!!

繰り返しになりますが、そもそも必須脂肪酸が欲しい=脂肪分が欲しいという欲求に対し、粗悪品であるトランス脂肪酸を補給してしまうのでその欲求自体も解消されません。

このため、トランス脂肪酸を多く含む食品を食べれば食べるほど、もっと欲しくなってしまうという悪循環、負の連鎖が生じてしまうのです。

この連鎖を断ち切るためには、良い脂質=必須脂肪酸を摂取するしかありません。さもないと、カロリーは足りているのに他の栄養素は足りていないという「まだら栄養失調」になってしまいます。

そもそも、良い脂質とは何?

ここではとるべき脂質を良い脂質と表現します。とるべき脂質とは体内では合成できないにもかかわらず、身体に必要な脂質、必須脂肪酸と定義します。必須脂肪酸にはオメガ3脂肪酸であるα―リノレン酸とオメガ6脂肪酸であるリノール酸があります。
一般的な食生活では、オメガ6脂肪酸のリノール酸は十分にとれますが、オメガ3脂肪酸であるα―リノレン酸は不足しがちです。

要は、普段の生活の中でオメガ3脂肪酸が多く含まれている食品を積極的に食べれば、ボブック現象による不必要な『油っぽいものへの欲求』がなくなり、ダイエットを成功させたり、健康を維持できやすくなったりするということです。

オメガ3脂肪酸を多く含む食品については、メディアなどでも多く取り上げられているので周知かもしれませんが、念のため紹介しておきます。

イワシ・マグロなどの魚類
くるみ・アーモンドなどのナッツ類
亜麻仁油
エゴマ油

これらになります。

いかがでしたでしょうか?

適切な方法で適切な栄養をとることは、身体の自然な欲求を満たし、結果的にダイエットの成功などにもつながります。

もちろん、オメガ3脂肪酸を取れば良いというものではなく、バランスも大切です。

正しい知識を身につけて、健康ライフをエンジョイしましょう。

この記事の原案。トランス脂肪酸や各用語について、もっと詳しく知りたい方は読んでみてください。

今回は文が長いので引用を青文字表記にしておきます。基本的に引用を読まなくても大丈夫な仕様になっております。
最近になりテレビなどでもオメガ3脂肪酸の話を取り上げるようになってきました。オメガ3脂肪酸についてはよく取り上げられますが、ボブック現象についてはあまり知られていないので、過去にあげた記事を捕捉して再度紹介しようと思います。
まず、その前に脂肪酸について簡単な説明をしておきます。
知っておくと便利な用語は
油脂

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