デカけりゃいいってもんだ!

映画『テンタクルズ』

監督:オリヴァー・ヘルマン
主演:ジョン・ヒューストン 
   ヘンリー・フォンダ 
   シェリー・ホプキンス 
   ボー・ホプキンス

『ジュラシック・ワールド』は過去作と比べ、
恐竜がただ襲ってくるだけじゃなく、人間との関係をより描いている。
それも不自然じゃない程度に。

クライマックスで、ラプトルという少し人間に慣れている小さい恐竜が、新種の凶暴なインドミナックスと戦う。
こんなシーン以前に観たようなと思いながら、数日後記憶の箱が開いた。

それは、『テンタクルズ』という大ダコが人を襲う動物パニック映画。
1975年「ジョーズ」の世界的大ヒットに次々と作られた動物パニック映画。
ロジャー・コーマンの「ピラニア」、クマが人を襲う「グリズリー」、犬が人を襲う「ドッグ」、蜂が人を襲う「キラー・ビー」「スウォーム」などなど、あらゆる生きとし生けるものが人を襲った70年代。どれも即席で作られたB級映画ばかり。

そんな中、1977年イタリアとアメリカの合作動物パニック映画が作られた。
しかも超豪華俳優陣で。
人を襲うのは、なんとタコ!超巨大なタコ!
最初は、海岸に止めた乳母車から赤ちゃんが消える。
舞台はカリフォルニアなんだけど、音楽がイタリアのエロ映画っぽくてイタリアだとずっと思っていた。
タコは次々と人を襲う!
タコはある企業が起こした海底の電気振動装置が原因で暴れていることが判明。
子どもたちが参加する大規模なヨットレースが開催。
大ダコがついに姿を現わす!部下と妻をタコに殺され、復讐を誓う海洋学者のウィル。
彼は、飼育していた2頭のシャチにお願いする。
「力を貸してくれ・・・戦いが終わったら帰って来なくていい」と。
シャチの名前は、サマーとウィンター。
亡くなった妻と出会ったのが夏で、結婚したのが冬だったことから命名した。
クライマックスは2頭のシャチと大ダコの海中大決戦。
タコのプロップとホンモノのシャチの映像を組み合わせた頑張った映像。
2頭はタコを食いちぎり見事やっつける。
ラスト、海洋学者が乗るヨットに併泳しながら姿を現わす2頭のシャチ・・涙。

新聞記者役に「アフリカの女王」や「白鯨」の名監督ジョン・ヒューストン。
その妹にシェリー・ウィンタース。
彼女は水泳が得意で「ポセイドン・アドベンチャー」でも見事な泳ぎを披露。
今作は泳ぎなしですが。
悪い企業の社長にヘンリー・フォンダ。
豪華な出演陣のA級の演技ですが、映画はとても安っぽいB級。
でもなんだか説得力があって面白い!

そういえば、最近キャストが豪華でウンコな巨大生物もの観たような。

タコがなかなか姿を現さなかったり、「ジョーズ」な演出も満載。

音楽は、イタリアのステルヴィオ・チプリアーニ。彼が担当した作品は「ベニスの愛」「欲望海岸/ミセス・ジェーンの汚された週末」「変態マシーン」「パニック・アリゲーター/悪魔の棲む沼」「人食いシャーク・バミューダ魔の三角地帯の謎」「ラスト・ハーレム/美女学園に隠された愛欲の罠」「ミッシング・ボーダー/地獄の戦場」「地獄の軍団/密林のテクノ・コマンド」「ショー・コスギ'88/復讐遊戯」「屋根裏のロリータ」「ルチオ・フルチの 地獄の門2」とエロとB級のオンパレード。
エロっぽい理由がわかる。映画も気になるけど、音楽も聴いてみたい。誰か全集出して!

この記事を書いたユーザー

entertainmentcrazy このユーザーの他の記事を見る

日本、アメリカ、そして世界から、映画、音楽、旅など
エンターテインメントな情報を発信していきます!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス