クラブメットカビラビーチ。

どこのサイトのレビューを見ても、これほど評価が真っ二つに分かれる宿泊施設もそうそうないのではないか。

その世界観に染まれるかどうか。

すべてはそれで決まると言っても過言ではない。

果たしてあなたは染まることができるのだろうか。

まずは、このホテルの簡単なシステムを紹介する。

最大の特徴はG.O.とオールインクルーシブシステム

G.O.とは簡単に言えばスタッフのことだ。

フロントやツアーデスク、アクティビティのインストラクター、ショーのアクターなどその業務は多岐に渡り、なんでもこなすことのできるある意味ですごい人々だ。

オールインクルーシブシステムとは、要は宿泊中にお金を一切払う必要がないということだ。

いくら食事しようが、バーで飲んだくれようが、宿泊料金に全部含まれているのでお金の心配がいらない。

売店の買い物やオプションでツアーに参加するときはあとでまとめて費用を部屋付に
するための専用のカードを作り、それに情報を登録してもらう。

自分自身がそうだったが極端な話、クレジットカード1枚持っていれば一文無しでも滞在中に必要なことすべてが完遂できてしまうのが最大の強みだろう。

コンセプトはこんな感じか

お金の心配が一切いらない環境で、G.O.というスタッフに囲まれながら、あらかじめ用意されている種々のアクティビティーやショーを楽しみ、そこで新たな仲間と出会い、俗世間から解き放たれよう!というのが最大のコンセプトであると思われる。

ここで、自らの経験を踏まえ、そんな世界観を存分に満喫するための注意点を挙げていこう。

その1 英語が話せないと話にならない

G.O.の半分くらいが外国人。しかも日本語がそれほど得意ではない。

どの場面でどんなG.O.にあたるかなんて運次第なので、ある程度の英語が話せないと楽しみは半減する。

アクティビティーもそうだし、バーや食事で相席になったときに世間話ができなくなるし、売店で買い物すらできない。

特に一人でいく場合は英語が話せないとかなり厳しいと思っていい。

その2 社交的じゃないと話にならない

全ては積極性があるかないか。

自分で溶け込んでいこうとすれば、いくらでも面白い世界が広がっていくし、一人でぼーっとしていたらそのまま何も起きることなく終わってしまう。

逆に言えば、中で楽しく過ごしている人々は例外なくハイで非常に開放的な状態にあり、自分のふるまい一つで日常生活ではあり得なかったような人生を変えるような思いがけない出会いに遭遇する可能性がある。

そういう意味では非常に魅力的。

真の楽しさを味わうために必要なものはたった一つ。

ダイビングでもカヤックでもテニスでもどんどん参加して手当たり次第に周りの人に声をかけ、ショーやライブの時間帯には最前線に張り出し、食事時もガンガン相席を希望して、話しかけまくる根性である。

まあ、そんな根性がなくて、多少内向的でも仲間と行けば全く問題ないだろう。

その3 高級リゾートだと思ってはいけない

高級リゾートだと思ってきたのに、この部屋の設備と食事の感じはどういうことだ!

口コミの厳しい意見を見る限りだいたいはこのパターンだ。

どちらかというと高級のリゾートというよりは、大人の遊び場という感じである。

部屋のアメニティーや除湿器の轟音が鳴り響くような室内の設備に期待をしてはいけないし、食事もごく普通のバイキング。どちらかというと洋食重視で郷土料理が充実しているというわけではない。しかも基本は赤の他人との相席である。

高級ホテルで想像するような清潔な部屋で過ごす優雅なステイとは程遠い。

ただバーが飲み放題でつまみをだしてくれるタイミングが絶妙なのはいいところ。目の前に川平湾があってロケーションも最高だ。

その4 沖縄に観光に来たと思ってはいけない

おそらくだが、沖縄に来て観光することではなく、クラブメッドで俗世間から解放することに力点が置かれているので、ゴージャスな沖縄のバカンスを志向するような人はまちがっても来てはいけない。

ヘビーリピーターたちの話に共通しているのは、魅力があってその土地に来ているのではなく、あくまでクラブメッドがあるからその土地に来ているという事実である。

もちろん、オプションツアーを使えば内容はそれなりによいので観光を楽しむことも可能なのであるが、通からするとそれは邪道らしい。

彼らに言わせれば、一週間ぐらいの長期間を使ってアクティビティーに浸りきるのが正しい過ごし方のようだ。

言葉に関しては、むしろはなっから英語で意思疎通し、どうしてものときだけ日本語を出すぐらいのときの方が話がスムーズに運んだ。お互い硬い表現など出るはずもなく、むしろフレンドリーな感じが強まるので、日本語で対されているときよりムッとする局面も少なかったように思う。

食事は見知らぬ客同士だけでなく、G.O.も相席するのが特徴か。

メンツに恵まれれば、いろんな人の興味深い話が聞けたり、普通には絶対に出会えないような人と話すチャンスがあったりといった大きなメリットがある一方で、傾向が偏ったテーブルに着くとそれはそれはひどい目に遭う。

一回だけ、クラブメッドフリークの集まったテーブルについてしまい、あまりのマニアックすぎる談義についていけず、早々に退散した。

毎年来てるけど、ホテルの施設以外から外に一歩も出たことないとか、世界中のクラブメッドを回ってるけど、結局なかにしかいないからあんまり変わらないとか・・・笑えないご冗談を。

テンションの高低ばかりは、その人の性質なので、どうしようもない。

ただ、高くないことにはノリについていけずに悲しい思いをするだけである。

これを踏まえて向いてる人はこんな人

クラブで踊り狂える人。

合格だ。

フジロックで魂の限りシャウトすることができる人。

合格だ。

どんな局面だろうが自分を合わせきれる人。

合格だ。

それ以外の人はきついかもしれない。

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