出典 http://www.gettyimages.co.jp

記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
「3秒ルール」というものを聞いたことがありますか?床などに食べ物を落とした時に、3秒、あるいは5秒以内に食べれば不潔ではない、というあの説です。

落とした食べ物を拾って食べる時にちょっと言い訳のような感じで、使ったことのある方も多いのではないでしょうか。実はこの〇秒以内に食べれば大丈夫、という説は日本だけでなくアメリカなど諸外国にもあるということを知っていましたか?

今回はこの3秒ルールの科学的根拠について、医師に解説していただきました。

■ 3秒ルールを検証した実験がある!?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

ところで、この説は科学的に根拠のあるものなのでしょうか。実はこのルールを本気で検証したいくつかの実験があります

それらをまとめると、湿気を含む食べ物(例えばこぼれおちた麺類や果物など)は細菌がつきやすく、ビスケットなどの乾いた食べ物、あるいは糖度の高いジャムや塩気の多い加工肉類など細菌に汚染されにくいという結果が出ています。

結果に関しては予想通りという感じもありますが、なかなかおもしろい実験ですよね。

≪落ちた食べ物まで食べるのはさすがに食べ過ぎ?!それが痩せない原因かも…≫
【痩せない生活習慣度】を診断してみる

菌がついても大したことはない?

相談者(37歳/女性)
インスタントラーメンを作っていた時のことなのですが、スープの袋が床に落ちてしまいました。そのまま拾って中身をだしたのですが、後から考えて、袋に菌がついてしまっていたら、粉をいれる時に袋についた菌も一緒に入ってしまったのではないか…と心配になってきました。小さい子供に食べさせたので不安です。
汚い足でみんなが歩いている場所なのですが、食中毒の可能性はどうでしょうか?

出典 https://doctors-me.com

落とした食べ物を食べて、後から不安になってきたとのこと。

医師からの回答①
床についた物を食べても必ずしも食中毒になるわけではありません。それよりも汚い手のほうがよっぽど菌は多くついています。

出典 https://doctors-me.com

医師からの回答②
床に居るのは常在菌といって体に害のないものがほとんどですので、あまり心配なさらなくて大丈夫です。

出典 https://doctors-me.com

菌がついたからといって過度に心配する必要はないようです。

■ トイレよりも汚いのはパソコンのキーボード!?

出典 http://www.gettyimages.co.jp

床に落とした時間の長さも大切ですが、やはりどこの床に落としたか、も大きな問題となってくるともいわれています。

例えば、カーペット敷きの床に落とした場合は細菌がつきにくく、フローリングの床ではより細菌が落ちた食べ物につきやすいといった素材ごとの差もあります。また、自宅のある程度掃除の行き届いた床に比べて、いろいろな人が出入りする公共の施設などの床には不安が残りますよね。

さらに、一般に汚いと思われがちなトイレの便座には意外と細菌が少なく、なにかをつまみながら操作をすることも多い電話の受話器やパソコンのキーボードのほうがずっと細菌が多いといったこともいわれています。
もちろん、生肉・生魚を扱うキッチン近くは、食中毒の原因菌が多いですから特に注意が必要ですね。

≪安全性が怪しいものを食べてると、胃腸が疲れてきているかも…≫
【胃腸のお疲れ度】を診断してみる

【医師からのアドバイス】

このように考えてみると、3秒ルールも非常に奥の深いものです。
あまり見境なく落としたものを拾って食べてしまうのも考え物ですが、きれいそうな床にちょっとビスケットなどを落とした程度なら、実はそれほど気にしすぎることもないのかも知れませんね。

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス