「剣を取る者はみな剣で滅びます」という聖書の言葉は、マタイの福音書26章52節でイエスが語った言葉です。

「すると、イエスといっしょにいた者のひとりが、手を伸ばして剣を抜き、大祭司のしもべに撃ってかかり、その耳を切り落とした。
そのとき、イエスは彼に言われた。「剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます。・・・」

出典新改訳聖書

All they that take the sword shall perish with the sword.
《すべて剣を取るものは剣にて滅ぶ》

出典英語ことわざ教訓辞典

辞典では「因果応報」「自業自得」という意味で使われているようです。

東京基督教大学教職員有志32名による「安全保障関連法案に反対する声明」はじめ、いくつかのキリスト教関係者からの戦争法案反対声明冒頭にも掲載されています。

故・滝元明牧師が感動した聖書の言葉

今年2015年8月1日に亡くなられたキリスト教伝道者「滝元明」牧師が、教会に行き始めたとき、分かっても分からなくても読み進めた新約聖書の中で感動した言葉が「剣を取る者はみな剣で滅びます」だったと語っていました。

滝元明牧師 2分15秒の動画

出典 YouTube

文語訳では「剣を持つ者は剣にて滅ぼされるべし」

滝元明牧師は、動画の中で「なぜ日本は戦争に負けたか?」ということについて、「剣を持って 剣でやられたから。」と語っています。

また「私の心に剣を持っていた。」とし、愛知県出身の滝元先生が、戦後17歳で東京に出て勉強していた頃、友達とけんかしたという話をしています。

「兵隊から帰ってきた友達に気に障ることを言ったら殴られた。」

残念ながら、メッセージの動画はここで終わっていますが、「その人を赦せなかった。私の心は憎しみで一杯だった。しかし、この聖書の言葉に感動した。イエス・キリストを信じて聖書を読むうちに、その人のことも赦せるようになった。」という話でした。

「平和のために戦争をするのだ」

一般市民である私たちには「なぜ戦争するのか?」という理由がそもそも理解しがたいです。

でも過去の戦争は、常に大義名分としては「平和のために戦争するのだ」ということだったらしいです。「平和のために、剣を持って解決しよう」というのが戦争です。

しかし、イエス・キリストは「剣を取る者はみな剣で滅びます」と言います。

剣を取ってお互いに滅ぼし合うのか、それとも剣を取ることをしないのか、日本は大きな局面を迎えているところです。

日本の憲法9条は「戦争の放棄」、「戦力の不保持」、「交戦権の否認」という3つの規範的要素から構成され、ノーベル平和賞に2年連続、候補としてノミネートされました。

憲法9条を守ってきた日本に対して、「今がチャンスだ!」といって攻めてきた国があったでしょうか?

戦後70年守ってきた憲法9条は、日本にとっても世界にとっても宝です。


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東京基督教大学神学部神学科卒、webライター1級

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