絶景にはその場に行ったものにしか味わえない感動がある

メディアに情報が溢れる昨今。

写真を見て、動画を見て、どんな体験も共有できているような気になっていないだろうか。

でも考えてみてほしい。

それらはあくまで、カメラの捉えた画像データや音声データを捉えているにすぎない。

人間の五感はそんなものよりはるかに鋭敏だ。

肌に触れる空気、その場の香り、辺り一帯に響く音、目に飛び込んでくる光景

すべてが一体となったあの独特の感覚はその場で自分自身にしか味わえないものであり、一つとして同じものはないものである。

他の誰にも表現できない心を揺さぶられる感覚がそこにはある。

そんな様々な景色の中から特に印象深かったものをピックアップしてみる。

鳥取砂丘

言わずと知れた日本最大級の観光ができる砂丘。これは入り口付近からみた光景だが、頂上付近に点のように映っているのは観光客である。

一歩足を踏み入れるや否やその壮大さに圧倒される。

砂浜と同じようなサラサラの足を取られやすい地面を一度下ってから、最大高低差90mの比較的急な斜面を登る必要があるので、軽い気持ちで足を踏み入れると後悔する。

鳥取駅から路線バスで20分前後の距離にあり、アクセスはしやすい。

大規模な駐車場やレストランや土産物屋、コインロッカーを併設した施設があり名産品を堪能することも可能。砂丘の頂上に到達するのは意外に大変なので、荷物を預けられるコインロッカーがあるのが非常に助かる。

名産の梨のソフトクリームはぜひ食べておきたい。

宍道湖の夕暮れ

松江駅から徒歩10分。

町並みを抜けると目の前にパッと宍道湖が広がる。湖岸はきれいに遊歩道が整備されており、夕暮れ時になると人々がその美しさに酔いしれる。

静けさの中に広がる湖岸の水音と共に眺めるこの光景は何とも神秘的で、まさに時を忘れて惹きつけられてしまう。

帰りに他で食べるのとは一味違う名産のしじみを楽しむのもまたよい。

富士宮の町に映える富士山

新幹線の新富士駅で下車し、国道139号を富士宮市に向かって進む。

道路の先にまさに富士山が浮かんで見え、そこを中心に町が広がっているような印象さえ受けてしまうほど。

その存在感に圧倒される。

グルメといえば、定番すぎるがやっぱり富士宮やきそばを食べるしかない。

東尋坊

福井駅からえちぜん鉄道に乗り、三国港駅で下車後、路線バスで15分程度。

海に侵食された25mの岩壁が一帯に連なる。海と岩の色合いのコントラストが絶妙で非常に鮮やかに映える。

波の音と潮の香りは何とも言えないものがある。

バス停付近には駐車場と共に店があり、ここで荷物は預かってもらえる。そこから東尋坊そのものまでは一本道で両サイドに土産物街が形成され、かなり賑わっている。手前に東尋坊タワーがあり、展望室からの眺めはなかなかのもの。

この写真の崖下には観光船の船着場がある。

小樽運河

小樽駅から徒歩10分。

大正時代に完成した埋立地と陸の間にできた水路。あまりの美しさに心奪われる。

他に街全体を眺めるスポットとしてはロープウエイで登れる天狗山が有名であるが、観光開発が進んでいるため人が多く意外に明るくて純粋に夜景を楽しめない。

地元の人に教えてもらったもっとよいビューポイントは毛無山展望台である。

こちらの方がまだ観光化が進んでおらず静かで暗いので夜景がよく映える上に、満天の星空を同時に堪能することができる。しかも天狗山よりも高所にあるので見える範囲が広く、いいことづくめである。レンタカーを借りていくのもいいのかもしれない。

函館の夜景

函館山ロープウェイで展望台へアクセスできる。

日本三大夜景の一つ。日本海と太平洋に挟まれた空間に浮かび上がる独特の夜景は、どこのものとも比較にならない異次元の美しさを持つ。

ロープウェイの下りの最終便が出発し、展望台への通行が一般車に解放されるまでの間の空白の時間を狙うと、観光客がほとんどいない状態になり夜景はほとんど独占状態である。

函館で絶対に食べるべきものといえばイカ刺しである。

都内でイメージするイカ刺しとは全く別の食べ物と考えてよく、味といい、色合いといい、他のどんな場所でも見たことのないような、まさにここでしか食べられないものを食べることができる。

椿山荘の夜景

目白駅か地下鉄江戸川橋駅から徒歩。

明治の元勲で陸軍の実力者だった山縣有朋が西南戦争の功労金で土地を購入し、自分の屋敷と共に庭園を作庭したのが最初。

夜にライトアップされる庭園が何とも美しく、じっくりと散策するだけで心が癒される。

とても23区内にあるとは思えないぐらい不思議でゆったりとした時間が流れる場所である。

鳴門の渦潮

鳴門駅から路線バスで観測船の船着場に直行できる。

潮の満ち引きに応じて1日2回、瀬戸内海の海水が太平洋に出入りすることで生じる。潮の流れは速く、世界三大潮流にも数えられるとか。

観測のベストなタイミングの目安が観測船のホームページに掲載されているので、それを参考に行くと良い。

川平湾

石垣島の北西部にある湾。

あまりの海と砂浜の美しさに、表現する言葉が見つからない。ただただ一日中でもずっと眺めながら過ごしたい景色である。

グラスボートで観光ができ、周囲には土産物屋街があり、黒真珠のアクセサリーなどを買うことができる。

姫路城

姫路駅から徒歩15分。駅を出て真正面にその姿を確認できる。

国宝であり、世界遺産。今年改修工事が終了して何かと話題の白鷺城である。歴代の城主には豊臣秀吉や黒田官兵衛、池田輝政など錚々たる顔ぶれが並ぶ。

とにかく、大きく美しい城だ。

これは天守閣の真下から撮ってみた。城の白さが青空と一体となってよく映える。

いかがだっただろうか。

いずれの場所も心から感動する場所ばかりである。

ぜひ一度、自分の目で確かめに行ってみては。

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