ニンゲンというものは
不思議なもので
ひとつのハードルを越えると
「あれ、まだいけるんちゃうん?」と
昨日までのしんどさがウソのよふに
また貪欲になる
これが世に言う「キャパが広がる」というやつであろう

そして青年も例外では無かった・・・・・・・

舗の売上が倍々ゲームであがっていき
少し得意になっていたその頃・・・・・・

あの南船場のランドマーク的な建物から

出典Ameba

一階に出店しないかという話が来た

「そういう話がきてるがどうだ?」
と以前勤めていた代表が
私に問う

興奮と武者震いで身体中の血液が逆流する

勿論2つ返事で
「やります、やらせてください」と言う
何故なら青年には「売れる」という
根拠のない自信があったからだ

4倍の約40坪の近未来的な舗がオープン

コンセプトは
「レトロフューチャー」

ソコには確実に「夢」が詰まっていた

だが
青年は数年経って気付くことになる
「夢」とは 空想や妄想や希望が入り混じったモノ
信念のもと形成される
」ではないのだ

ソコは
メンズ レディースの
まさしくセレクトSHOPだった
当時 ブームだったREPLAY 
レディースではANNASUIなど国内仕入れブランドと
直接 欧州で買い付けてきた大量のブランド
そしてシャツがあった

青年は 忘れていた
ネクタイを売ったからついでに己のカオもうれた事
シャツがセルフで売れたおかげで己のカオもうれた事を・・・・・・・

そうとも知らずそれが己のチカラだと思ってしまう

壁は突然やってきた
青年は 広さが4倍になったのだから
売上も4倍になると
甘い考えを抱いていた
算数レベルでも大きな計算間違いである

「俺ならもっと良いブランドを仕入れる」と
これまた 大馬鹿野郎な考えを持つようになる
そう 「ナニカ」のせいにしてしまう
「これが無かったら・・・・」や
「あの時こうしてれば」と
必要のないマイナスな物体の無い「モノ」をバイヤーになる前に
バイイングしてしまっていたのだろう

そして青年は初めて海外に出る事になる

それはまた次回のお話。

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大阪でメンズのセレクトSHOPを2店舗経営しています
現場で起こる人ありきの実体験を綴っております。

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