【戦後70年】あなたが未来に伝えたいことは何ですか?

2015年8月15日。日本は戦後70年を迎えました。
とはいえ、私は戦時中の日本を生きてはいません。
そして、これを読んでくださっている皆さんも同じように、戦争で自身が経験したことを語れる方は少ないかもしれませんね。

そんな未知の時代である戦争の記憶は、皆さんにとってどのように写っていますか?

日本であった戦争の事実にしっかり目を向けたい方もいれば、その辛い過去に目をそむけたい方もいらっしゃることでしょう。

しかし、実際に戦時を生きた方々が少なくなっている現代だからこそ、私達が『戦争の記憶を受け継ぐ』ということが、未来の平和のためにも必要となるのではないでしょうか。

そこで今回は、戦争を未来に語り継ぐ形の一つとして、歌手・元ちとせさんの活動についてご紹介したいと思います。

子供に残す未来の平和のために、私は歌う

「ワダツミの木」をはじめとする名曲で知られる【歌手・元ちとせ】さん。
これまでに戦争を歌う曲以外でもその独特な世界観に魅了されていましたが、歌を通じて現代に戦争のメッセージを伝えるその姿から、心に深くそのメッセージが刻まれました。

そんな元さんが、歌で戦争の記憶を語り継いでいこうとしたきっかけは、自身が広島市の原爆ドームと広島平和記念資料館を訪れた際に、震えるほどのショックを受けたことからだといいます。

そして自身が生まれ育った奄美大島での戦争の話を聞く中でも、戦争の記憶を語り継いでいくことの大切さを感じたそうです。

そういった想いについて、元さんか以下のようにおっしゃっています。

海の青さに感動したり、家族の笑顔をうれしく思ったり・・・。そんな日常の中に平和がある。大切で尊い平和を子どもたちに受け継いでいきたい。

出典 http://www.agrinews.co.jp

実生活において、2児の母でもあるという元さん。
母として子を大事に思う気持ちからも未来ある子供たちに平和であることの素晴らしさと
平和を守るために必要なメッセージを伝えているのではないでしょうか。

そんな想いを知ることで同じく母である私にとって、歌手・元ちとせは、かっこいい母・女性であると感じました。

幼い命の記憶を無駄にしない。平和を求める「死んだ女の子」

元さんが歌う戦争の歌の中でも、私がもっとも印象的だったのが、2005年に坂本龍一さんと発表された「死んだ女の子」という歌。

元さん・坂本さんが創りだす音楽の世界観に引き込まれたと同時に、その歌が語る決して忘れてはいけないメッセージに正直ドキッとしました。

トルコの詩人であるナーズム・ヒクメットが戦後の広島を訪れ、その惨劇に衝撃を受けて創られたという「死んだ女の子」の詩。

初めてこの歌を聴いた時、悲しみ以上に胸のドキドキが止まりませんでした。歌い始めのその歌詞も、広島の惨劇の様子を表した歌詞もこの歌の言葉一つ一つによって胸が引き裂かれるように感じました。

そんな中でも印象的だったのが、以下の歌詞。

あの時も七つ いまでも七つ
死んだ子はけっして大きくならないの

出典 http://j-lyric.net

この歌の主人公である少女は、たった7歳の幼い命で、時が止まってしまいました。
そして現代、私達の中でも広島であった辛い記憶は、【過ぎゆく過去】になっているのではないかと気づき、私はどうしようもなく申しわけない気持ちになってしまったのです。

そして、歌の終盤のメッセージである次の歌詞を、深くしっかり受け止めなければいけないと感じました。

あなたにお願い だけどあたしは
パンもお米もなにもいらないの
あまいあめ玉もしゃぶれないの
紙きれみたいにもえたあたしは

戸をたたくのはあたしあたし
平和な世界にどうかしてちょうだい

出典 http://j-lyric.net

幼い少女が戦争で亡くなるということは、できることなら避けたいことでした。でも実際には、戦時中には多くの子供や無抵抗な民間人が犠牲になっています。

そうした失われた命の想いを無駄にしないためにも、彼女たちの想いをつなぐためにも、平和な世界を志すことが本当に必要だと感じませんか?

そして平和な世界にするために私達がするべきことは、これまでに合った悲しい歴史を忘れないこと。また、世界でいま起きている辛い出来ごとにもしっかり目を向けていくこと。

これらをすべて語り継いでいくことこそが、戦争を知らない私達にできることなのではないでしょうか?

文末にはなりますが、戦争でなくなった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。
あなたたちの命のメッセージは、しっかり受け止めていきます。

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たかお みきよ このユーザーの他の記事を見る

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