私がアメリカのハイスクールに通っていたときのこと。
ESLのクラスで一人の男の子と出会いました。


彼の名前はチャールズ。
本名は難しくてアメリカではみんなにそう呼ばれてるということでした。
真っ黒な黒人さんに出会ったのは初めてで最初はちょっと怖いって思ってしまいましたが、笑顔がチャーミングなこと、とっても心の優しい男の子だったのですぐに仲良くなりました。


英語ができない私、日本へ帰りたくてたまらなかった私に
君の笑顔はとっても素敵だよ!元気だして!
どうしたの?素敵な笑顔が台無しだよと励まし、
遊びに連れていってくれたこともありました。


おうちに遊びに行くと彼と同じ故郷の男の子があと二人、
彼らは3人で暮らしていました。
あれ?ご両親は?でもこの家の広さだと…彼らだけ?
いつも笑顔でしゃべってくれたチャールズの優しさに甘えてばかりで
彼のことを全然知らないなぁとそこで初めて気がつきました。


すごく仲良くなった友達なのに…私全然知らないなぁと
ふと気がつきました。


後日、たまたま二人きりになったESLの先生に
そのことを話しました。
そうしたらチャールズ含め彼らの話をしてくれました。


ロストボーイ。
生まれて初めてその言葉を聞きました。


彼らはスーダンという国から来た難民だったということ。
内戦で何十キロという道を歩いてきて家族が生きているか亡くなっているかもわからない。
やっとたどりついた難民キャンプでもアメリカ行きの飛行機はいつでるかわからない。
戸籍もないから自分の誕生日も年齢もわからない。
今はアメリカで学校に通えているけど学校なんて通ったことがそれまでなかったから
教育を受けてなくて、基本的な計算すらわからないということ。
たくさんのことを先生は英語が苦手な私に教えてくれました。


いつも笑顔でやさしく励まし支えてくれたかけがえのない友人は
壮絶な人生を歩んでいました。
それまで戦争ってなんだかとてもはるか昔のお話でどこか現実味のない話しに
思えていたので高校生の私には衝撃でした。
すごく大変だったんだろうな。
知識のない私はただ大変なんだろうなってことしか思えなくて
自分がつらいつらいばっかりいってるのってなんだかちょっと恥ずかしくなったのを
覚えています。


ある日チャールズとまた遊ぶときがあったので
正直に先生に聞いたことを話しました。
すごく大変だったんだねって話したらただ笑うだけでした。
でも彼はこう言いました。
僕はいっぱい勉強して稼いで牛をたくさん買うんだ。
そしてその牛を国に送るんだ。
そうしたら牛を育てながらみんなが生活できるでしょう?
それに牛乳もとれるから栄養もたくさんとれるしね。


高校生の私は自分のことでいっぱいで自分さえよければいいくらいに思っていたのに
彼は国に家族を奪われて故郷もなくなったのに、笑顔で明るい未来を語ってました。


生まれて恥ずかしいと思った瞬間でした。


彼との出会いは私に大きな影響を与えてくれました。
今生きるということ。
毎日を大切にするということ。
未来はいつだって明るいということ。
過去は関係ないということ。
笑顔が人を救ってくれるということ。


私は彼と出会い、その友情に心から感謝しています。
そして今も彼に褒めてもらった笑顔を大事にしています。


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CPM養成講座生 リオ☆ このユーザーの他の記事を見る

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