1991年1月、伝説の団体UWFが三派に分裂し、ひとりぼっちの旗揚げ(スタッフは除く)を目指した前田日明。そんな彼を助けたのは日本人選手ではなく、オランダ人格闘家クリス・ドールマンでした。ドールマンはオランダ格闘技界の首領を呼ばれる男でかつてUWFで前田と異種格闘技戦で対戦経歴があります。実はこの時期にドールマンは新日本プロレスからオファーがかかっていました。

前田は正直にドールマンにこう打ち明けたと言います。

「ウチはゼロからのスタートだからとても新日本ほどはお金は出せない。」

ドールマンはこの前田との交渉で、深い信頼関係を構築し、新日本を選ばず、ひとりぼっちとなった前田を選ぶました。

「日本人選手が離れていっても、前田が前田でなくなるわけじゃない。俺はどこまでも前田をバックアップしていく。今こそ前田を支えてやる時だ。」

ドールマンを筆頭としたオランダ格闘技界の協力があり、1991年5月、ファイティングネットワーク・リングスが旗揚げすることができました。その後、リングスからは世界各地の格闘家が大挙来日し、激闘を繰り広げました。
それも全てあの時、ドールマンがひとりぼっちの前田を支えたから道が繋がったのです。

1995年4月2日の東京ドームでドールマン日本引退試合第一弾で対戦したのは前田だった。試合に勝利した前田は試合後に6万人の観衆の前でマイクでこう語りました。

「リングスのスタート時点でドールマンがいなければ、こういう状況は不可能でした。」

ひとりぼっちだった前田を救ったドールマン、ドールマンの功績を満天下に伝えるために最高の舞台を用意した前田。

二人の国境を越えた友情は不滅なのです。

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