こんにちは。平川裕貴です。
私は30年以上にわたり、子どもの英語スクール経営を通じて外国人、そして多くの子どもとその親達と接してきました。
その経験から得た知恵や知識などを、皆さんにお伝えできればと思っています。

今日は、障害を持っている人についてお話したいと思います。
障害について書こうと思ったのは、このspotlight で取り上げられた記事
『「障害者をかわいそうだと思うことがゆるせなくなった」甲子園優勝の大阪桐蔭・中村主将が中学時代に綴った作文』を読んだからです。
http://spotlight-media.jp/article/53385491461395637

記事の中で、大阪桐蔭高校の中村誠選手(当時)が、平成23年度内閣府が主催した「心の輪を広げる体験作文」に応募して、内閣総理大臣賞を受賞した作文が紹介されていました。
そこには病気で障害者になってしまった中村選手の友人のこと、そしてその友人から学んだことが綴られていました。

「障害者になりたくてなった人は誰もいません。そして誰も障害者にならないという確率はゼロではないのです」と彼は書いています。
その通りですね。

おそらく、世の中には皆さんが思う以上に障害者と言われる人は多いと思います。
かく言う私も実は障害者手帳を持っています。私は人工股関節置換術を10年前に受けました。医学の進歩で今ではまったく支障なく生活できていますが、昔なら確実に杖か車いすが必要な生活になったでしょう。
父も義父も心臓ペースメーカーを入れたことで障害者扱いになりました。
夫は、難病に指定されている心臓病を患い、危うく障害者になるところでした。
もしかしたら、皆さんの周りにもこんな隠れ障害者がいるかもしれません。

でも、きっと皆さんが障害者と聞いて思い浮かべるのは、『五体不満足』の乙武洋匡さんのように、目に見えるような障害を持った人かもしれませんね。
先天的な障害もあれば、病気や事故などで手足を失うとか、身体が不自由になるという後天的に障害もあるでしょう。

また、肉体的な障害だけでなく、精神的な障害もあります。
家族や友人など身近な人に障害を持った人がいれば、障害について考えることもあるでしょうが、周りにそういう人がいなければ、考えることもないかもしれません。私もある時期までそうでした。

ある時、私のスクールに足に障害を持ち車椅子生活を余儀なくされている子が体験にきました。入会を希望した彼を、「特別扱いしない」という条件で受け入れました。
そして、そのことを当時の外国人講師に「ハンディキャップを持った子がくるから」と伝えました。

するとその外国人講師は、障害者のことを“challenged people” と表現しました。Challenge とは挑戦するということ。 
「人より多くの困難に立ち向かい挑戦している人」と私は解釈しました。素晴らしい表現だと思い、その後は私もこの表現を使いました。

もし目が見えなければ、もし耳が聞こえなければ、もし手足が不自由なら、日々の生活はどんなに不便で不自由なものになるでしょうか?
障害者とはそんな困難に立ち向かいながら生きている人達なのです。
その忍耐力や根気強さは、平平凡凡と生きている人とは比べ物にならないかもしれません。

障害者はより多くのチャレンジすべきものを持っている人。
困難に立ち向かう強い精神力を持った人。

街で障害を持っている人と出会っても、私はもちろん同情などしません。
むしろ、「私も負けずに何かにチャレンジし続けなくちゃ」と勇気をもらえる存在なのです。

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元日本航空CA。外資系英語スクールマネージャーを経て、1988年子ども英語スクールを神戸と大阪に開校。外国人講師による子ども英語教育の先駆的存在。

1995年、阪神淡路大震災に遭遇、教室・自宅とも多大な被害を受ける。
震災から得た教訓も活かし、2006年、インターナショナルプリスクール(英語の幼稚園型スクール)を設立、英語教育と人間教育に取り組む。現在3歳から6歳までの子どもを、幅広い視野と思いやりを持ったバイリンガルに育てている。

長年欧米文化に触れてきた経験から、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱。スクール経営の傍ら、これまでに得た教訓や知恵や知識を伝えるべく執筆活動を開始。
幼児教育研究家。文筆家。コラムライター。英語講師。マナー講師。

ウレぴあ総研『ハピママ』や『IT Mama』に、子育てや英語関連の記事執筆。
フジテレビ『ほんまでっかTV』 に子ども教育評論家として出演。

著書『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』(アマゾン)
『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)

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