天体観測の歴史

今回は天文学において、天体観測手法がどのように発展してきたのか、歴史的な背景に沿ってプレビューしてみたいと思います。

ガリレオの望遠鏡

出典 http://rikanet2.jst.go.jp

紀元前と呼ばれる大昔は、天体観測は目で見られる範囲(可視光と呼ばれる光の種類)に限られ、観測の対象になる天体は、月、日、星でした。

最古の古代文明がエジプト、メソポタミア、中国、インドでほぼ同時期に始まって5000年。花粉分析などによって微小な化石を摘出し、時代別の温度や降水量を推定しているのです。これらの4大文明の発祥の地では共通して早くから天文学が発展していたのです。

乾燥化が進む地域では比較的観測しやすい環境にあったと考えられています。

宇宙観は天文学が発展した古代から、太陽、地球、惑星から構成される太陽系が宇宙として認識されていたのです。ところが望遠鏡が発明されて以来、宇宙観は大きく拡大し恒星の世界や銀河にまで及び現在に至っています。


ただ、宇宙観にもいつの時代にも変わらない性質がありました。
1.宇宙の起源と進化
2.宇宙の構造
3.宇宙の組成

この3点はどれも、天文学の目標でもあるのです。3点の中でどれを重視するのかは時代によって変わっていたようです。1は時間的な変化に基づく宇宙の生涯、2は宇宙の形状と空間的な広がりをシミュレートしているのです。


まとめ

天文学史をそれほど意識していませんでしたが、こうして振り返ってみると天文学が古い学問である分奥深いという印象を受けました。


次回は、地域と宇宙観についてお話しします。

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ちゃき このユーザーの他の記事を見る

天文学者(系外惑星)・理論系外惑星物理者/個人研究事業 町田系外惑星天文学研究所(IEAM)・事業代表責任者(理学修士)。大学院時代の2年間、国立天文台太陽系外惑星探査プロジェクト室に所属。大学院修了後もフリーで研究活動を継続中。得意分野は天文学、特に太陽系外惑星天文学におけるハビタブル惑星及び海洋惑星の研究(研究テーマ:惑星海洋保有関数論)を「惑星と水」をキーワードにして進めている。
参考サイト(個人研究事業 町田系外惑星天文学研究所):http://ieam4358.f5.si/

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