子どもの頃、泥団子を作って遊んだ記憶はありませんか?筆者も公園で作って磨いた記憶があるのですが、今この泥団子ちょっとした話題になっているんです。というのも、土色をした泥団子をツヤツヤに光らせる技があるばかりか、色をつける方法まであるんです。今日はそんな「光る泥団子」の作り方と、作った方の実例をまとめてみたいと思います。

☆泥団子の作り方☆

【用意するもの】
<絶対要るもの>
  ・2,3日前からのよい天気と良く乾いた土、少量の水、信頼できる自分の手
  ・おしゃべりしながら一緒にやれる友達…
  ・乾いたぞうきんなど柔らかい物(だんごを休ませるときに置く安全な場所)
<できればあった方が便利な物>
  ・ビニール袋(料理用の透明な安物)
  ・磨く布(ジャージとか安物のストッキングが最適)

出典 http://www.kyokyo-u.ac.jp

(1)泥団子の土台を作る

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写真のように土を濡らして、ぎゅっぎゅっと握って土台になる玉を作ります。握りしめて水分を絞り出します。絞りながらできるだけ丸い球体にしていきます。いくら絞っても固まらずにふにゃふにゃしていたり、ひびが割れてくるのは土が粘土質過ぎるからです。できるだけ砂状のものを含ませます。

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土を取る前に、土の上で足でツイストすると、砂と土がいい具合に混ざると解説している動画もありました。

(2)ひたすら球体に近づけていく

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「基本は、光らせようという邪念を捨てて、ひたすら丸いものを作る、という気持ちに徹すること」だそうです。

<最初の2,3分間>は、まだまだ玉は濡れ濡れですので、多少の荒っぽい仕草もOKです。乾いた土(この段階では多少湿っている土でも可です)を振りかけて、握りしめたり、指先とか爪を使って出っ張り部分を押したり削ったり、へこみ部分を埋め合わせたり、あれこれやって(こういう荒っぽい作業は<次の3, 40分間>では不可です!)、要は、全体の形を丸くすることです。どこかがへこんでいるとかでっぱっているとか、そういうことがないように、きれいな球体にします。これは絶対の要請です。後での修正は不可能と思って、振りかけた土を使って全体の形を整形します。完璧な球体をめざしての整形の段階です。

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とにかくきれいな球体を目指して、土を振りかけたり握りしめたりと、あれこれを繰り返してみてください。

<次の約3、40分間>は、なめらかな球面作りの段階です。手順としては、左手に持った土台玉の上に、右手で乾いた土を振りかけると小山のように盛り上がってのります。その盛り上がり部を右手の親指とその根本あたりを使ってそおっとなぞるように落としていって、なめらかな球面を作っていくのです(写真・上)。また玉を転ばして、また別の所に土をかけて、またなぞって・・・・この繰り返しです。

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球体のあらゆる面に乾いた土を振りかけて、小山のように盛り上がった土をそおっとなぞるようにして落とす、という段階だそうです。

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30分以上続ければ、このようにきめ細やかな球体ができあがるとのこと。

(3)球体を休ませる

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きれいな球体ができたら、乾いた雑巾など柔らかい場所にそのまま置いて直射日光を避けて自然乾燥させます。(中略)放置すると、置かれた上側と下側で乾燥の仕方にずれが生じることがあります。ズレが生じますと皮膜づくりの進行とともに玉の表面にまだら模様が生じます。美しくなりません。そうならないように均質に乾燥させる、湿度分布を一様にするために万全の策をとるには、ビニール袋に密封放置(写真)します。

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休ませる時間は、夏の晴れた普通の日に、直径が8-9センチくらいの玉を作ったとして、また「砂・半分+粘土っぽい粉のような土・半分の混ざりあいくらい」の感じで土台を作ったとして、約1時間が目安とのこと。天候や団子の大きさ、球体作りにかけた時間にも左右されますから、この休ませる時間の具合がちょっと難しいようです。ただ、上記のようにビニール袋で密封してあれば、翌日でも翌々日でも、一週間後でも続きの作業が可能だそうです。

(4)仮皮膜を作る

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①放置したり、あるいはビニール袋から取り出したりしただんごは見た目よりもしっとりと湿っていますので、これにまた土を振りかけていって、あとをなぞり・・・球体作りの続きを2,3分やります。それで表面がちょっと固めになってきたら・・・
②そおっと表面を削るように手でこすって、ざらざらした面をつるんとした面に変えます。数十秒こするだけで一気に色合いが変わるはずです(写真)。

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だんだんと表面がつややかになってきましたね…!

(5)皮膜を作り、磨く

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泥団子の皮膜は、地面を叩くと舞い上がってくる粉のような土「さら粉」で作るそうです。これを団子の表面にすり込んでいきます。

①手を地面に当ててさすると掌が白っぽくなって、この粉が付着します。これをだんごの表面にすり込む(写真)のです。最初は優しくそおっと、だんだん力を強めて球面に沿いながらすり込んでいきます。一カ所だけに偏らないように、玉全体にまんべんなくやって下さい。でないとまだらが発生します。
②30分から1時間ほど続けると(8-9センチ玉の場合)イイ感じになりますので、適当な布(ジャージや女性のストッキングが最適)で磨きます。あまりしつこく連続的に磨かないようにしてください。ひび割れしやすくなります。光ってきたらほぼ完成です。

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磨いている様子の写真です。このようにツヤが出てきますが、翌日になると光らなってしまうそう。というのも、まだ内部に残存している水分が後日になってだんだん表に出てきて、出来上がっている表面の皮膜の精密構造を壊してしまうからだそうです。

(6)皮膜を二重構造にする

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そこで、皮膜を二重構造にして、ツヤが後日も失われないようにします。

初級の時と同質の土を使って、同じく掌を地面に当ててさすって掌を白っぽくした上でそれを玉の表面になすりつけていくのですが、すり込んでいって皮膜を作ると言うよりは、油絵で絵の具の上塗りをするような要領で、いったん出来上がった皮膜の上にもう一枚別の皮膜を上塗りする感じでやっていきます。すり込む力をちょっと弱めてさするように付けていくのです。そうするとさすった後が白っぽくなっていきます。内部の水分に浸潤されない生乾きの上塗り皮膜を作っていくのです。これがうまくいくと表面が白色化していきます。

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これには上級者としてのワザが求められるようですので、詳しくは下記のリンクもご覧ください。

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やがて内部に残った水分の作用で白い皮膜が浸潤されてきて、黒ずんだ皮膜になっていきます。

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作業を終えただんごは乾いた布にくるんで、ゆっくりと乾燥。だんごが光り出すのは作業を終えた数時間後、その日の夜頃でだそうす。そのころ表面が曇っているようなら、布でちょっとさすって表面のお掃除をしてあげます。磨くと言うより表面の汚れを取る感じで数秒間だけさするのがポイントのようです。置き方を変えたり、このさすったりする作業を翌々日くらいまで続けると、光の失われない永久保存版の「光る泥団子」が完成!

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完全乾燥した泥団子の写真。はじめの泥の状態からは想像もつかないくらい、つややかできれいな団子ができあがっています。

出典 YouTube

泥団子に色を付ける工程を紹介した動画もありました。

出典 https://youtu.be

塗料を塗り込み、小瓶でくるくると磨いた後の状態。とても”泥”には見えませんね。

☆インスタグラムで見つけた作品たち☆

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インスタグラムには、泥団子をきれいに作った方々の写真がありました。

今年度も泥団子作りの腕を磨いております‼︎

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とのこと。とてもきれいです!

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こちらもシックな輝きが印象的な一品。

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お子さんが保育園で作ってきたそう。素敵なインテリアですね。

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こちらも敷物とうまくマッチ。

もはや泥団子じゃない

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とのコメント。本当です!

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この方は泥団子のキットを買って作ったそう。

光った!!

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と、手作りならではの達成感。

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四つ葉模様のついた泥団子もありました。

予想以上に奥深かった「泥団子」の世界。手間暇はかかりますが、できあがった時の感動はひとしおでしょう。材料が土という、費用がかからない点も嬉しいところですね。皆さんもこの夏は「泥団子」の光り輝く世界を堪能してみてはいかがですか?

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パン屋巡りとサッカー・フットサルが趣味。出版社での編集職を経て、現在ライター2年目。プライベートでは競技フットサルチームのスタッフとしても奮闘中。

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