近頃、Blog、Facebook、InstagramなどのSNSで子どもの写真を載せている方をよく見かけます。「自分の子供は誰よりも可愛いから、ネット上でも見てもらいたい」というのが親心。

しかし、そんな子供の写真を載せているアカウントをターゲットにした、新手のネット犯罪がでてきました。その名も「デジタル誘拐」。いったい「デジタル誘拐」とはどんなものなのでしょうか?

デジタル誘拐とは?

SNSで子ども顔写真が載せられているアカウントから、子どもの写真を盗み、自分の子どもだと偽る犯罪。盗まれた画像は、主にFacebookやInstagramなどで「#babyrp(baby role playの略)」のハッシュタグでシェアされています。アメリカでオンラインコミュニティーが出来上がるほどトレンドになっているとか。

最も最近の事例

ブライレちゃんのお母さん、ダニシア・パターソンさんは最も最近の被害者。

ブライレちゃんの写真を盗んだ加害者はローマン・フィゲロという男。彼は自身のInstagramに、ブライレちゃんの写真を載せ「Ma daughter gunna break y’all sons hearts(ぼくの娘は君たちの息子の心を壊すよ)」と投稿。

また他の投稿では、ブライレちゃんがベッドに横たわっている写真を載せ「This is how she looks in the morning ... she said daddy stop [taking pictures](これが彼女の朝の様子…彼女は、お父さん[写真を撮るのは]やめてと言ってた)」と表題がつけられた。

該当のInstagramの写真は以下のリンクより。

パターソンさんは、ブライレちゃんの写真だらけのローマン・フィゲロのアカウントを誰かから知らされ、初めてこの事件を知ることとなった。

SNS運営会社は対応してくれるけど…

Facebook社は「このようなコンテンツは規約に違反するものだ。もし保護者からの報告があり次第、即刻写真を削除するようにする」と呼びかけている。

しかしながら、Facebookは、本物の写真の所有者(保護者)がそれを証明したときのみ、規約違反の写真を削除することができる。

さらに気味悪い状況になりつつある

オンラインで子どもの写真に投票して「完璧な家族」を作り上げることを手伝う、仮想の養子縁組エージェントも存在するようだ。ユーザーはオンラインで、好みの容姿の子どもをリクエストして、エージェントは写真をあら捜ししているらしい。

仮想で「ロール・プレイ」をしているユーザーは、名前だけでなく、子供の生年月日や体重などの身体的な詳細までも作り上げているらしい。

ほとんどの投稿やコメントは、フィクションの子供の様子、健康などに関する他愛もないことだが、中には子どものヌードに執着するユーザーもいるとのこと。

もう空いた口がふさがりませんよね。「とんでもなく気持ちわるい」としか表現のしようがないこの犯罪。加害者の目的は一体なんなのか不思議です。そういう性癖なのでしょうか?

「今のところは実質的な被害はなく気持ち悪いだけ」とのことらしいですが、こうやってネットで写真を拡散された子どもが、ある程度大きくなったら本人はどう思うのでしょうか?

たとえば「子どもが子役として活躍している」といった特定の理由がない限り、子どもの写真は安易にネット上に載せるべきものではないかもしれませんね。ネット上に載せたい気持ちもわかるけど、そこは「気持ちを押し殺して我慢する」のが、しかるべき親のありかたかもしれないと思いました。

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シンガポール在住5年目に突入しました。ブログ(http://www.sinlog.asia/)書いています。海外旅行、語学学習、お笑いに興味がありますが、雑多にまとめていこうと思います。

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