夏休みと聞くと、「ラジオ体操」に行って、はんこを貰わなくちゃ!と、まだ思ってしまいます。(笑)
今でもトラウマになっているほど、夏休みの早起きが苦手な子どもでした。

夏休みになると首からカードをぶらさげた子どもたちが近くの公園や公民館に集ったものですが、なぜやるかなんて特に考えずに、行かなきゃ怒られるし、友達が迎えに来るから行っていた気がするのです。

それなのに、一度身体が覚えた動きって忘れないものですよね。
今でもあの音楽が流れると自然に身体が動くことに驚ろいてしまいます。

ラジオ体操の歴史をみてみましょう。

1928年に、米国の生命保険会社が作ったものを参考に、まず第1が作られ、昭和3年にはじめてラジオ放送されました。昭和7年に青壮年向けの第2が放送されたそうです。 しかし、第二次世界大戦後の昭和21年にGHQの干渉によって軍事色が強いと思われたラジオ体操は放送中止になってしまいます。

GHQは、ラジオ体操の号令で全国の国民が一斉に体操することに危機感を覚えたようです。
確かに、朝早くから老若男女揃って一斉に同じ動きをする様子は奇妙だったのかもしれません。

ラジオ体操第1・第2ともに時間にして3分15秒程度。それぞれ13種類ものエクササイズで構成されているのです。両方行っても6分半と気軽に始められる運動ながら、全身の筋肉をくまなく使うことができるので、さまざまな健康効果が注目されています。

ラジオ体操第1

シンプルな動きで体全体の筋肉や関節をバランスよくほぐせるように考えられています。
体の血行を促進し、新陳代謝を向上させます。基礎代謝が良くなることはダイエットにも有効ですし、血行が良くなれば冷え性などの解消にもつながってきます。

便秘に効果があることがわかっています。

ラジオ体操第2

第1に比べると大きく身体を動かしたり、跳んだりといった大きな動作が多くなり、筋力を強化することにポイントが置かれた13種類のエクササイズから構成されています。
第2は下肢の筋力を強化し、身体を引き締める効果が考えられています。

ウエスト絞りに絶大な効果があるのです。

ラジオ体操第3

そして、幻と言われていた「ラジオ体操第3」が、2008年に発見されました。
更に、この第3は、うつ病予防に非常に効果があることがわかりました。

これを70年ぶりに復刻したのが龍谷大学社会学部社会学部教授で医学博士の安西将也さん。

 きっかけは自身の研究テーマでもあった「うつ病等こころの健康づくり」について効果的な運動を模索する中で依頼された、滋賀県東近江市の国民健康保険被保険者向け「こころとからだの健康づくり事業」への協力でした。

彼らに興味、関心を持ってもらい日常生活に定着することを期待して、ラジオ体操第3を復刻し試験的に実施したところ、参加者から予想以上の大反響、はじめデモ用に作った無料配布DVDの在庫はあっという間になくなり、その後、テレビや新聞で紹介されてからは、全国の市町村、団体、企業からDVDの購入希望が殺到するように。

そこで、はじめて『DVD付き 幻のラジオ体操第3』(安西将也/KADOKAWA)として書籍化されることになりました。

 ラジオ体操第3の細かい動きなどは本書や付属のDVDに譲るとして、上記の画像でおおまかに説明すると11種類の動作を組み合わせて、第1運動の足踏みから第16運動の足踏みまでで構成されています。第1や第2とくらべるとテンポが速く大ジャンプが入るなど運動強度が高いのだそうで、安西さんによれば3つの特徴があるそうです。

1)急激に心拍数を上げないで徐々に心拍数を上げていること

2)第3運動から第16運動まで110拍/分から150拍/分の間の有酸素運動域の心拍数をキープしていること

3)第12運動あたりから徐々にクールダウンし、身体に負担をかけないように、健康に配慮したプログラム構成になっていること

 第3は、体操中の平均心拍数が高いため(第1が100.4拍/分、第2が112.7拍/分、第3が127.7拍/分)、

「生活習慣病やうつ病の予防に効果が期待できる運動強度の高い体操」であり、他の運動(1日20分程度の運動を週3回以上)と組み合わせれば、メタボ予防やダイエット効果も望めるんだそうです。

出典 http://top.tsite.jp

幻のラジオ体操第3

出典 YouTube

どうでしょう。これだけ色々な効果を秘めている「ラジオ体操」。手軽にできる健康法としてこれを見逃すのは勿体無いと思います。

子どもの頃に嫌いだったこの私ですが、実は数日前から始めました。
思ったよりかなり色々な部位を動かすことに改めて驚いています。
翌日の筋肉痛が半端なかったのです。(あくまで運動不足の私のことですが。笑)

今なら、続けられそうな気がします。
頑張ります。

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東京が好きで、昭和が好きで、古い日本のドラマも好きで、カフェが好き。
忘れられかけている遠い記憶のことを掘り起こしています。

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