過酷なレース中に出会った1匹の犬との物語

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エクアドルにて、過酷なアウトドアスポーツの祭典『アドベンチャーレース世界大会』が開催されました。この競技はカヤック・トレッキング・バイクを組み合わせた約700キロもの距離を走る超ハードなレース。今回ご紹介するのは、この過酷なレース中に4人のアスリートが出会った一匹の犬との感動の物語です。

出会いのはじまりはミートボール

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ミカエル・リンドノルドさん率いる「ピーク・パフォーマンス」がこのエピソードの主人公達。リンドノードさんらは、高さや早さや危険さなどの「過激(エクストリーム)な要素」を持ったスポーツの総称であるエクストリームスポーツの選手。

彼が野良犬アーサーと出会ったのは、エクアドルの荒野でピーク・パフォーマンスのメンバーとともに690キロの過酷なアドベンチャーレースの世界選手権に挑んでいる最中でした。リンドノードさんと3人のメンバーたちは、アンデス山脈で短い休息を取っていました。そこへ現れたのが、飢えて痩せ細った1匹の野良犬、アーサーだったのです。

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リンドノードさんによると、やせ細ったアーサーはアンデス山脈の農村を村から村へとさまよい餓死寸前の状態だったそう。「かわいそうに」と思った彼は犬を呼び寄せ、ミートボールを一つ分け与えました。

たまたま分け与えたミートボール。それがすべてのはじまりでした。アーサーはそのミートボールが本当に嬉しかったのかリンドノードさんとそのチームと共に運命を一緒にすることを決めたように寄り添い歩き始めたのでした。

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「餌がないと分かれば付いてこないだろう」みんなそんな風に考えていましたが、アーサーはその先の過酷な道をすべてともに歩いたのです。チームがペースをあげても、アーサーはピタリと後ろについてくる。チームが行くところならどこにでも付いてきました。
川を渡り、泥の中を進み、山を登り、そうして自然にチームの一員となっていきました。

そんなアーサーの姿を見ていたリンドーノさんがある日メンバーに言います。「彼を5人目のメンバーに向かえないか」犬とペースを合せれば優勝は難しいです。ですが、メンバーは誰一人として首を横に振ることはありませんでした。みんな大賛成!

5人目のメンバーになったアーサー

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寒ければ自分の上着をアーサーに着せてあげます。

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寝るときも一緒です。

しかし・・・ゴール目前で・・・

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そしてついに、レース最後の種目である、約11キロのラフティングまでたどり着き、もうすぐゴールだというところで、大会の審査員から犬は連れて行けないと衝撃の宣告を受けてしましました。

せっかくここまで一緒に来たのに・・・アーサーを置いていくことに無念を感じるチーム。胸が詰まるような思いでラフティングに乗り込みました。「さよならアーサー、元気でやれよ!」 

しかし、アーサーは違いました。水の中に飛び込み、懸命に泳いでついてこようとしていたのです。この姿を見たチームはもう、アーサーを置き去りにすることなんてできませんでした。

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チームは、アーサーの元へ引き戻りボートに乗せました。アーサーを連れて行くことにしたのです。

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そして、カヤックを乗り越え、約10日間かけて5人は見事ゴール!アーサーちゃんと写真に収まってます。

そして、始まる次の物語・・・

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アーサーはこれまでに心にも体にも大きな傷を負っていました。そして、今回のレースに参加したことで体には更なる傷を負いました。

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運命的な出会いを感じたリンドノードさんはアーサーを家に連れて帰ることに決めました。レース終了後、チームはすぐに獣医のもとにアーサーを連れて行き健康状態をチェックし、傷を治し、アーサーは元気を回復!

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すべての手続きも終わり、アーサーは無事にリンドーノさんが暮らすスウェーデンに到着。

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他のメンバーと再会を果たすアーサー!

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現在、アーサーはリンドーノさんとその家族と共に暮らしています。彼は後に「僕たちは優勝カップをもらうためにレースに参加した。だが優勝カップよりももっと貴重なものを得ることができた。それは5人目のチームとなったアーサーである。アーサーは優勝以上のものを、もっと大切なものをチームに分け与えてくれた」。とそう語っています。アーサーの存在によりチームは励まされ、過酷なレースを最後まで進むことができたのです。

野良犬だったアーサーも今は幸せに暮らしてることでしょう。過酷なレースを友に歩んだ戦友みたいですね。堅く結ばれた彼らの絆がちょっぴり羨ましくもあります。ご訪問ありがとうございました。

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