自らが体験した、ネット被害、裁判・・・壮絶な経験を赤裸々に書いてしまおう。これ、実体験で一切、盛ったりしていない。もしかしたら、これを書くことでまた、どこかで叩かれたりするかもしれないが、それは覚悟の上で!!

出来る限り客観的に、今、ネット被害を受けている人にとって参考になるように書きたいと思う。

2ちゃんねるに専スレ

それは唐突に始まった。2010年10月20日 2ちゃんねるにスレッドが立てられた。今でこそVIPやなんJ。801板などをちょくちょく覗いたり、クソスレを立てて楽しんでいる私だが中学1年生の頃は2ちゃんねるなんて、電車男の映画で知ったくらいのもので、そこに自分の専スレが立つなんて夢にも思っていなかった。

小6の冬コミでコスプレ参加をして、その時に知り合ったカメラマンさんに教えて頂いてCureというコスプレサイトに登録した。小学生でコスプレをしている子がまだ、珍しい時期だったせいか、その辺りからたまに2ちゃんねるのコスプレ板に名前が上がるようになり「また、書き込まれてるよ-」と親切に教えてくださる方もいた。

だけど別に本名や住所を書き込まれているわけじゃないから「ふーん、そうなんだ...」程度で流していた。ただ、悪口を書き込まれているのを笑っていられるほど大人じゃなかった私はつい、自分的にとってもタイムリーだった、ブログネタに便乗して本音を書いてしまったのであった。

※専スレとは専用スレッドの略である。〇〇に関することのみを書き込むスレッド。

ひと月足らずで専スレ3本 ちょっとした有名人のようだ

今だったら、喜んでしまうような事態もあの頃の私にとってはSEKAI NO OWARIのような不幸な出来事だった。

↑度々、にゃにゃえ(私)と思われる人物がレスをつけているが、これは言うまでもなく私ではない。おまけに一人の人物が複数の人間のふりをして書き込んでいたりする。12歳で中1の子供が叩かれているからと擁護してくれる人、面白半分に一緒に叩く人、ものすごい速さでレスが付いていった。レス428 で住所、本名、学校名を晒される。

この頃はIDというものの意味すらわからなかったが、今、読み返してみると同じIDを振り当てられた人物が擁護に回ったり、批判コメを書いたり、酷い時には同じID同士で会話していたりとなかなかの面白さ。自作自演、マッチポンプをリアルに見られる素敵なスレとなっている。二人目のにゃにゃえが登場するあたりで大笑いしてしまった。だがあの頃の私はこんなに大勢の人から嫌われていたのかと本気でショックを受けていた。

しかもレス356ではにゃにゃえ(私のなりすまし)が自分で書き込んだ体で住所を晒している。この書き込みのせいで後々、裁判沙汰にまで発展することになる。

↑初めからの流れ
【名を】にゃにゃえたん【名乗れ】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cosp/1287543940/
停止後
【底辺レイヤー】にゃにゃえたん【秋葉アイドル】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/cosp/1287830874/

レス356で住所自爆

とか書かれているがどこの馬鹿が自分の住所を2ちゃんねるに晒すんだ・・・?今、見ると笑えるがこの頃の私はピュアだったので私が書いたわけじゃないのになんでこんな事になるんだろうと悔しさで腹立たしさで泣くことしか出来なかった。

この3本目のスレで首謀者が色々と動いてくれたことで、スレ自体をネタとして見始めていた。ピュアだった私が図々しさを手に入れるきっかけとなった。

実害

この専スレのお陰で家には嫌がらせの手紙が届いたり、スレの中で「にゃにゃえの学校にナイフ持って知らないおじさんが来たらどうする?」というレスがあったりして母がこの件が解決するまでは学校を休んだほうがいいと判断した。

大げさだと思うかもしれないがこのスレの他にCureというコスプレサイトの画像プレゼントという機能を利用してリストカットの画像や血で書いた死ねという文字の画像を送られたりしていたので万が一にも本当に登校時を狙われたら・・・と心配になるのは普通の感覚だと思う。

父とあんちゃんは仕事で神奈川に住んでいたし、母は仕事で夜まで帰らず、二番目と三番目の兄は学校だったから昼間はほぼ一人きりで家の鍵という鍵をかけ、誰かが来ても絶対にドアを開けず、家に引きこもる日々。一人でいると2ちゃんねるの自分の専スレが気になって見なきゃいいのにPCに張り付く。見れば平常心でいられるわけもなくあたかも知り合いのように装った書き込みを見てあの人が書いたのかな?ああ、そんな風に思われてたのかな?自分の何が悪かったのかな?とドンドン落ち込んで行った。

そのうち、夜、みんなが帰ってきて、話し声や笑い声がしてる時にしか寝られなくなって夜中に起きだしてPCに張り付いて、昼間も起きてるんだが寝てるんだかわからないという睡眠障害みたいな状態になってしまった。

今、考えると気持ち悪いことに東京タワーから飛んだらそのまま、空を飛べそうな気がしたり、海岸沿いの崖の上にあるファミレスの駐車場の塀(かなりの高さがある)によじ登って飛ぼうとして母に取り押さえられるなんて事もあった。懐かしい思い出である。

個人情報漏洩のからくり

小学5年生からブログをやっていた私。まさかただの田舎の小学生に粘着して、ブログをほじくり返して画像から住んでいる地域を特定するなんて言う、暇人がこの世の中に存在するなんて思っていなかった。しかもわざわざ、地域の中学校全てに電凸してしまうなんて本当に驚きである。

※電凸とは電話で突撃の略である。

10月22日 午前7時30分頃
 
彼女の通う中学校に一本の
電話が入る
彼女の母になりすまし若い女性の声で

2ちゃんねるにスレッドが立ってから裁判が結審するまでの経緯を記録用に細かく書いてくださっているブログ。母と数人の支援者の方で運営していた。今は更新はしていない。

差し伸べられた多くの手

その頃、所属していた事務所は2ちゃんねるに対応する知恵も経済力もなかったのだろう。相談してもそのうち、落ち着くから黙ってやり過ごせばいいという答えしか帰ってこなかった。だけどお会いしたこともない、アメブロで繋がっているだけだった方が自分の住所や本名を晒してまで2ちゃんねるの削除版に削除依頼をしてくださったり(当時の2ちゃんねるはなかなか削除に応じてくれなかった)。2ちゃんねるの対応に定評のある腕利きの弁護士さんを探してくださる方がいたり。落ち込んでいる私を気遣って大好物だったうまい棒を大きなダンボールいっぱい持ってきてくださる方もいた。

私が未だにネットのヘビーユーザーでいられるのは、一番苦しかった時にもネットで知り合った多くの優しい方々に支えて頂いて、ネットも悪く無いなって教えてもらったからだ。

そして反撃を試みる

10月31日
彼女の父親から事務所の社長に
契約を打ち切ってほしいと申し出る。
これにより事務所の契約は解除される。
彼女の周囲の大人たちは

これ、読むと本当に苦しかったなーとあの頃を思い出す。

中学1年生、12歳で裁判の原告になるなんて経験はなかなかできるものではない。私もうちの両親も喜んで裁判なんかやったわけではない。先に書いてあった、にゃにゃえ(私のなりすまし)が書いた体でレスした住所、名前、学校名を削除するためにはどうしても裁判所の仮処分申請が必要だった。総務省の出張所や警察に相談に行ったが結局のところ、明らかな殺意が認められる書き込みがない限り、刑事事件にはならないし動きようがないと言われた。どうしても書き込みを削除したければ民事で裁判するしかなかったのだ。

だけど幸いなことに、動き出したらまるで暗闇の中を誰かが手をつないで歩いてくれているみたいに、神田知宏先生に会うことができた。削除依頼、情報開示もそれまでの迷走が嘘みたいにすんなり進んでいった。そのあと神田先生に紹介していただいた、清水陽平先生はあんな田舎町の裁判所まで5回も足を運んでくださって、裁判が終わった後もなにか起きる度に本当に親身になって相談に乗ってくださっている。

今、被害を受けている方へ!

もしも、これを呼んでくださっている方の中で誹謗中傷や個人情報晒しなどの被害を受けている方がいたら是非、覚えておいてほしい。自分の事をあることないこと書き込まれているのを見て、笑って流せる人はそう多くはないと思う。だけど間違っても直接、掲示板に書き込んだりはしちゃいけない。火に油を注ぐことにしかならないから。

「見なければいいじゃん!」というのも多分、間違い。決して面白くはないかもしれないが目は通しておいた方がいい。万が一、自分の個人情報が書き込まれていた時、「放置すればいつか消える!」なんて生易しいものではないからだ。

私が晒された個人情報はほとんどがあぼーん(削除されたレスはこう表示されます)になっているが一部ミラーサイトでは未だにそのまま、昔の住所が晒されている。持ち家じゃなければ私のように引っ越しをすればいいが、買ってしまった家を売って引っ越しができるなんてお金持ちじゃなければ、ネットで検索すれば自分の家の住所がヒットするという気持ち悪い状況になるから。

今はネットストーカーも社会問題化しているから、昔に比べれば警察も親身になって話を聞いてくれるし、上手く行けば捜査をして頂ける場合もあると思う。弁護士さんに相談するにしても、警察に動いてもらうにしても、証拠になるものは多ければ多いほど有利になるので、専スレがあればそれをまるごとプリントアウトして削除したい部分はマーカーなどで印をつけていくといい。

メールやLINEの書き込みも同様なのでPCに落としてプリントアウトは忘れずに!特に警察などのお役所は未だに書類というものがとっても大事なのでノートPCとかタブレットで「はい、これです!」って見せても「じゃ、プリントアウトしたやつ持って、改めて来てください。」と言われるのがオチなので気をつけましょう。

それと、警察などに相談に行くときはICレコーダーとかも持参して、相談する前に「何を話したか忘れるといけないから録音していいですか?」とひと声かけて記録を録っておくのも有効です。警察の方も真剣に話を聞いてくれるし、ちゃんとアドバイスも頂けます。

続きはまた、改めて!

・・・とここまで書いてきたんだけど、元々、田舎には珍しい小学生の頃からコスプレしているような、オタクな私はちょっと変なやつという理由で、軽くいじられていた。この事件がきっかけで、いじりと言うレベルを遥かに超えたいじめに遭うことになるのだが、それはまた、別の機会に書こうと思う。

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