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Doctors Me 編集部です。
手の関節まわりに、ボコッと、固いような柔らかいような不思議な感触で、触って動かすと、それ単体で動く、不思議なこぶのようなものができたことはありませんか? もしかしたら「ガングリオン」かもしれません。20~50歳の方に多く、女性の発症率は男性の3倍と、女性によくみられる病気です。

■ 放置しても大丈夫? ガングリオンの対処法

ガングリオンは中にゼリー状の物質が詰まった腫瘤です。典型的なものは手関節の甲側に生じるガングリオンです。その他のできやすい場所としては、手首の親指側の手のひら側の関節包やばね指の生じる指の付け根の掌側の腱鞘のあるところです。

感触は軟らかいものから硬いものまであります。また、通常は無症状なことが多いのですが、神経のそばにできるものだと神経を圧迫して、しびれや痛み、運動麻痺などを起こすケースも時々見受けられます。

ただ、腫瘤のみで無症状なら、放置しても心配はありません。ただし、診断をしてもらうためにも整形外科を受診しましょう。大きくなるもの、痛みが強いもの、神経が圧迫されて痛みや運動障害が出てくる場合には治療が必要になります。

■ どんな治療が行われるの?

治療についてですが、ガングリオンは自然消滅をすることもあるので、早急に治療を必要とするものではありません。行われている保存的療法としては、ガングリオンに注射針を刺して注射器で吸引し内容物を排出する方法があります。何回か吸引排出する治療を行ううちに治ることもあります。その他、ガングリオンに力を加えて押し潰す治療法もありますが、自分で押しつぶすことは止めてください! また、レーザー治療も行われています。1~2カ月の通院が必要になりますが、穿刺する場合に比べて、再発する可能性は低いです。

それでも繰り返し内容物が溜まるようなら、手術を行いますがそれでも再発する可能性はあります。ガングリオンとは、根気強く付き合うことが大切になります。

■ 医師からのアドバイス

ガングリオンができる原因については未だに解明されていません。ただ、悪性の腫瘍に変わることはないことは分かっています。いっぽうガングリオンの様で、ガングリオンではない腫瘍が紛れていることもあるので、心配な方は、整形外科を受診されて下さい。


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