私には今年20歳になる息子と中3の娘がいます。「イクメン」なるワードが出てきた頃(イクメンプロジェクト発足は2010年)には2人とも大きくなりすぎてて…。なんとなく「イクメン」て小学校低学年までのパパのイメージ。もちろん私「イケメン」とも呼ばれることはありませんが(笑)
※「元イケメン」とかいう過去形だったり、「痩せたらイケメン」とかいう仮定法なら呼ばれたことはあります(個人の妄想です)

さぁ戯言の始まりです(笑)

月月火水木金金

長男が生まれた頃にはバブルが弾けたとはいえまだ24時間闘えますか的な残り香はありましたし、イクメンはもちろん、子育て支援、産休、育休、ワークライフバランス(ワークライフブレンドと呼ぶ企業もあるそうです…混ぜるな危険w)、適応障害、メンタルヘルス、ブラック企業、パワハラ、セクハラ、マタハラ…そんな言葉も意識もありませんでした。たまひよも創刊したばかり。ネットはおろか携帯電話より「ポケベルがならなくて」の頃。

妻は当時勤めてた会社で初めての「結婚しても仕事を続ける女性」になったのですが悪阻がひどくかなり体調を崩し、産休制度も無かった為、妊娠中に惜しまれつつ退職しました。

仕事で暴力的に帰りが遅かった私。終電乗れればまだマシな方でした。悪阻がひどかったのに帰れず、生まれたその日も「陣痛かも」て聴いたのは終電なんてもう終わってるAM2時半。まだ会社。それでもなんとか切りつけて震災の傷まだ覚めやらぬ道をタクシーで急ぐ。

生まれて抱っこして(私が)大泣きしてまた明日。その足でまた会社に向かう私(土曜日)。その頃私に仕事をまかせて上司は客とゴルフに。でもそんなもんだと思ってました。

立ち合いするつもりで分娩室に入ったのですが思いの外難産で外で待機することになりました。妻の病室で待っている間、3日ほど寝てなかったこともあって一瞬うとうと…看護婦さんに起こされる、という不覚。一生言われます


バスルームから愛をこめて

長男が生まれてからも寝顔を見るだけの生活。葛藤する週末限定パパ。平日はひとり奮闘する妻。東京に転勤して娘が生まれてからもあまり変わらず。

他人事みたいに聞こえるかもしれませんが妻、辛かったと思います。あるべき「幸」から一本の線が足らなかったわけですから。私という一本の線が←詩人かw

休めた時はもうそりゃもう取り戻す勢いで妻子にべったり。お風呂が楽しみでしたね。子どもたちも嬉しい。パパも嬉しい。妻もひとりでゆっくり入れるから嬉しい。でも娘ともういっしょには…←そりゃそうだw

またいっしょに肩までつかって100まで数えたい。今は娘がお風呂上がってくるのを待つのに3600は数えなきゃお風呂に入れません。

まーだー?


情けない週末

気がつけば(本当にあっという間に)、息子は高校生になり毎日お弁当になりました。土曜日は授業があったしサッカー部に入ってたこともあって日曜日も部活でお弁当。お弁当に休み無し。しかもさらに学食行ってカツカレー大盛とか食べてましたが(笑)

入学間もないとある土曜日の朝、なんとなくお弁当を作りました。ただ作ろう、と思って。昨晩のおかずが残ってたので。その間、ちょっとでも妻がいつもより長く寝れてればいいな、と思って。

今まで散々妻にだけかけてきたいろんな、本当にいろんな負担が弁当つくるくらいで許されるものだとは思っていません。やれることをやる、て言ってもやれないことまでやらなきゃいけなかった妻に比べたら軽すぎる。でも息子が高校生の間、部活を引退して予備校に通うようになってからも土日はひたすらお弁当を作りました。

娘も中学生になりたまにお弁当が必要な時は2人分

出典 http://pecolly.jp

元々料理は趣味。片付けるまでが料理です。週末のご飯は結婚以来ずっと作ってたので「作る」こと自体のハードルはあまり感じなかったです。それに気合いれすぎず冷凍食品も使いますし、キャラ弁つくるキャラじゃないし。でもお弁当は難しい。お弁当はまさに小宇宙(コスモ)。よく娘に「彩りが悪い」とか「かわいくない」とかダメ出しされましたね。

でも男にしかわからないガッツリ感、天下一品的こってり感てのもあるわけでw

息子「今日も美味しかったよ!ガッツリ!」
俺「ああ!また野菜だけ残してる!!」
娘「にぃにぃまたー!?」

泣く泣くへばりついたレタスをはがす私。

たとえばキミがいるだけで

子育てして良かったこと。いや、子育てはしてないですね。物理的にも精神的にも。子と育ったのであり、子が私を育てた感じ。そのうち言われるんだろうなあ。

息子「パパはわしが育てた」

そこにいてくれること」だけで心が強くなれること。力がもらえること。家族がいたからパパはパパとして私は私として今ここにいます。そう思います。

みんながいなかったらパパなんか私なんかもうとっくにここにいなくなってたと思うよ。あれ?だけど最初からいなかったらそれを悲しむ人はいないわけで。ここにいる理由もないわけで。でもいるからこそいるわけで。あれ?それなんてコギトエルゴスム?哲学?

私の父親はもう鬼籍に入りましたが母はまだ元気。義父も義母も元気すぎ。親になってわかるあの頃の親の気持ち。もうすぐ20歳になろうと私たちの子どもたちは私たちの子どもたち。子育てに終わり無し。子育て?いや、共に成長する、てことでしょ、きっと。


バラッドをお前に

今は息子と飲める日が楽しみでなりません。あの頃、親父が私をあちこち連れ回したみたいに、息子をどこに連れていこうか考えてます。嬉しかったんだろうな、親父。だって楽しみだもの、俺。

子育てまだ半ば。ひとつだけ後悔してるのは娘に彼氏ができていたことを妻より先に言ってくれたときのこと。

娘「あのさー、実は彼氏いるんだよね。8か月前から」

本当は「認めはせん!認めはせんぞ!!パパを倒せたら認めてやるッ!!」て言ってやる!ってずっと思ってたのですがいざそのときが来たら…妻が仕事で遅くなり娘と二人で晩ご飯(しらすのパスタ)を食べてた時になんの脈絡もなく言われたので「お、おぅ…」としか言えませんでした…ある意味、ファイティングポーズとる前に一撃で倒された訳ですが。

こんな何気ない会話。その笑顔を見たくてパパは今日もボロボロになるのです。


愛の言霊

今、その「イクメン」の言葉そのものにも賛否両論あるようです。

例えば理想的な男性の育児参加のレベルを10だとした時、この「イクメン」という言葉は、今まで育児参加レベルがゼロだった人たちをレベル1に引き上げる程度の効果はあったと思っています。これが功の部分。

でもこの言葉には、今まで育児参加レベル2以上だった人をレベル10に引き上げる効果は全く無い上に、ゼロから1に引き上げた人たちに対しても、厄介な達成感を安易に植え付けてしまったという罪があると思っています。

出典 http://dameoya.tamon.main.jp

言霊、てあるように「イクメン」もその意味を違えなければいつか「父親」と同義になるんじゃないかな、て。だから功罪あるなら「功」の意味をこめようよ。

でも「※ただし…」とか言わないでください(懇願

まず、育児を「手伝う」という意識を消せ!おまえも当事者だろうが!!

出典 http://dameoya.tamon.main.jp

私自身、何か引っかかっていたところをこちらのブログが分からせてくれました。「手伝う」「参加」っていやいやいやいや。そうじゃないよね。私たちは当事者。もっと言えば共犯者ですよ(そのままの意味でとらないでくださいね)。

気が向いた時、自分に余裕がある時にだけ手を差し伸べるような育児参加なんて、クソの役にも立ちゃしねえ!そんなもんでドヤ顔すんな!!余計腹立つ!!

・・・私は男なので実際よく分かりませんが、たぶん世の母親達の不満ってこんなとこじゃないですか?

出典 http://dameoya.tamon.main.jp

・・・だと思います。カッコから入るのは悪いこととは思わないですが。それで満たされては本末転倒なのです。

そこのバランスは各家庭で相談して両者が納得できるレベルに合わせればよくて、負担が平等であれば、後は分業してお互いが得意な分野で自分の役割を果たせばいい。

出典 http://dameoya.tamon.main.jp

そう。いわゆる「イクメン的子育て」は結果的にしてこれなかった私ですが「父親」で「当事者」であることは忘れたことはないつもりです。だからやれることはやってきたつもりです。洗濯だけはしないで、と言われていますがw
もちろん妻には感謝しています。土日しかしていないパパ家業ですが妻に感謝されるのも嬉しいです。だってそれ、お互いさまやん。

今はかなりマシになりましたがそれでも新しい仕事に就いた妻との会話が週末に集中するのは変わらず。「顔合わせてる時間が短いから長続きしてるのかも」とは妻の弁(苦笑)


言葉にできない

子育てに奮闘しているみなさま。その日々の一瞬一瞬を大切にしてくださいね。子どもの成長はあっという間です。入学や卒業といった節目はもちろん日常こそにその幸せがあると思います。

どう接していいかわからないお父さんがいる、なんて聞きます。そんなの習うより慣れよ。考えるんじゃない、感じろ。ですよ。

繰り返しになりますが「あっという間」です。本当、気がついたら「おかえりー!」て飛び付いてくれなくなるし、いっしょにお風呂に入ってくれなくなってしまいます。だから言葉には踊らされず「親」として「当事者」として子どもたちと共に育ちましょう。お互いに感謝して。きっと「嬉しいこと」があるはずです。言葉にできないくらいの。

私が言うのはおこがましい限りですが。

あと決め事「お互いのことを呼ぶときにはパパ/ママと呼ばない」


Get Along Together

出典撮影:我が家

大切な家族、12歳と11歳のカメを忘れてました。ごめんねー。

妻に息子に娘に精一杯の感謝を。父と母と義父と義母にも。縦に続く系譜にありがとう。そしてみんながそれぞれに築いてきた横の拡がりにありがとう。

ウチの子どもたち、立派になってるでしょ?いや、カメもそうですけども。

まったく、誰に似たのか自慢の子どもたちです。自慢の妻です。

親バカ?いえ、バカ親です。
贖罪?いえ、大事なのは食材です(笑)

長くなりました。青臭い(おっさんだから加齢臭も加わった)のに最後まで読んでいただきありがとうございました。「なに言ってんだ、そんなもんでドヤ顔すんな!」という意見もあると思います。ただ…読んでくれたあなたがもしも悩んでいたのなら。少しでも和んでいただけたら幸いです。


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酒と泪と家族とコネタをこよなく愛する40代半ばの週末料理人、たまに公式ライター。兵庫県生まれ兵庫県育ち。東京在住。主に飲み屋街に出没。人生はプロレス。生きものばんざい。涙腺弱い。胆石持ち。豆腐メンタル。アイドル好き。同級生の嫁、大学生の息子と中3の娘、そしてカメ3匹と暮らしています。BABYMETALが遠くに行ってしまい子離れに耐える親気分w (twitter: @makidekazu )

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