『在宅ワークで時給1,×××円!経験不問!学歴不問!』

 「まぁ、なんて素敵な仕事でしょう♪」
と思ったおバカはどこのどいつだ~い?
あたしだよっ!

 「もう少しライターの活動を増やしたいから何か探してみよう」と考えていた筆者は、いろいろ検索をかけ、興味本位で開いたそのサイトに書かれていた『在宅ワークで時給1,×××円!経験不問!学歴不問!』というちょっと美味しそうな煽り文句に惹かれてしまったのだった。

 しかし、「時給1,×××円」とかいうけれど、在宅なのにその辺はどうやって計算するのだろうか。
 気にはなったものの、これについては「まぁ、連絡したときに聞けばいいや。」くらいに思っていた。
  

出典 https://www.pakutaso.com

写真素材ぱくたそ

 さて、サイトを見たところ、一応会社の住所があるにはあるが、資本金や取引先が書かれていない。
 株式会社なのか何なのかも分からない。しかし住所は、すごく良いところだったので「儲かってるな〜。」とは思った。

 とりあえず、アレコレ考えても仕方がないのでエントリーしてみよう。
個人情報の入力については、どういう会社か分からないので、名前と電話番号だけはちゃんと入力したが、住所は都道府県と市までしか入力しないことにした。

 そうやって適当に入力して十数分後。早速電話がかかってきた。
 相手はおっさん(以後:業者)だ。
サイトに掲載されていた写真のような綺麗なお姉さんがよかった。

業者:Rosa(筆者)さんは、ライターの経験とかはありますか~?
筆者:はぁ、キュレーションサイトでちょっとだけ書かせていただいております。
業者:Rosaさんは、将来小説家とか目指しているんですかぁ~?
筆者:はぁ…、まぁ…。
業者:書くことが好きなんですね~。
筆者:はぁ…、まぁ…。
業者:へぇ~、そうなんですかぁ~。
(この辺の会話の内容はうろ覚えです。) 

 何だろう、この 大人が小さい子供に向けて「あら~、よかったわねぇ~。」と適当に言っているような、心のこもっていない反応は。 
偏見からか「この口調は絶対怪しい。」と思ってしまう。

業者:では、担当の者が折り返しお電話をしますので~。

 そう言って、一度電話を切った。
 で、ソッコーで折り返しの電話がかかってきた。
相手はさっきのおっさんだ。

 最初こそ、弱冠口調を変えて「爽やかな担当の者」を装おうとする努力が感じられたが、名乗っている途中から、おっさんに戻っていった。
 もっと頑張れ。

 おっさんは「Rosaさんの仕事は、サイトの宣伝のお仕事となります。」と言ったが、ざっくりすぎてよく分からない。
 聞けば、「コミュニティサイト(出会い系?!)のお客様(ユーザーじゃなくてお客様?!)に向けて、自分の好きなこと(エロいこと?!)、地域の(大人のホテル?!)ことを書いてもらったりしたいんですね。」とのこと。
※()内は筆者の思い込みであって、実際のところはわかりません。

 コミュニティサイトでブログを書くフリをして、宣伝したいサイトのURLなどをうまいこと貼る、「ステマ」のようなものだろうか。
 あとはメルマガも書くらしい。

 …うーん。
話を聞いた感じだと、肝心な部分をボカして喋っているなという印象を受けた。
 普通なら「Rosaさんの仕事は、〇〇というサイトの宣伝のお仕事になります。」「◯◯についてのメルマガを書いてください」と言うだろう。

どこで何をするのか確認しよう!

 もう確実に怪しいとは感じていたが、せっかくなので筆者はあえて聞いてみた。

筆者:サイトのお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
業者:…え?
筆者:サイトのお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
業者:サイトのお名前とは?
筆者:先程、コミュニティサイトのお客様に向けて何か発信するとおっしゃっていましたが、どのようなサイトに向けて発信するんですか?
業者:それはお答えすることができません。
筆者:それなら私もできませんっ。
業者:そうなんですか?
筆者:失礼しましたー。

 …。
仕事なんだから、どこのサイトかぐらいは教えてくださいヨ。
 ていうか、どこのサイトかを訊いて以降の口調が、まんま夕方のニュースに出てくる詐欺師のソレと同じじゃないか。
(多少、偏見入ってます。)

 いや、もしかすると、健全な会社の健全な仕事なのかもしれない。
しかし、筆者はどこで何をするのか分からないような仕事に対して安易に「やります」とは言えない。
 契約を交わした後で大変な目に遭ってはいけないので、引っかかる部分を明らかにしてからではないと仕事はできない。

 …と、筆者としては面白い出来事だったので記事にしてみたが、実際には「未経験だからと、一万くらいする教材を買わされた。」「ブロガーデビューするのに、云百万請求された。」という被害に遭っている方もいるようなので、在宅ワークに興味がある方は、慎重にならなくてはならない。

 ただ「給料が安い!詐欺だ!」というのは違うと言っておこう。
これはもうピンキリで、文章がうまい・専門知識がある・取材が得意etc…能力次第なのだ。

 芸能人でも、CM一本に出演して何千万という報酬をもらう人もいれば、チケットノルマを払った上にほぼノーギャラでステージに立つアイドルや舞台の役者さんもいる。
 それと同じである。
簡単には儲からないのだ。

一度冷静になって考えよう。

 ウマい話に心をときめかせたあなた。
もう応募しちゃったよ!というあなた。
今からでも遅くはありません。

 今一度冷静になり、担当者に質問したいことをまとめたり、信頼のおける人に相談したりしてから、本当にその仕事ができるのかどうか考えてみることをお勧めします。

 うっかり心をときめかせた筆者より。

≪ご注意≫
当記事は、筆者の体験談であり、全ての在宅ワークに該当する事例ではございません。
業務内容や給与については、求人を出している企業様へ直接ご確認ください。

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