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Doctors Me編集部です。
バルトリン腺、といわれても、どこの部位だか、すぐにピンとくる方はなかなかいないでしょう。バルトリン腺、とは大前庭腺ともよばれる分泌腺の一種です。女性の膣の入り口左右にひとつずつ、バルトリン腺の排泄管が開口しています。バルトリン腺は「バルトリン腺液」と呼ばれる粘液を分泌する役割があり、膣の分泌液と共に、性交渉の際の潤滑剤の役割を果たします。
では、このバルトリン腺炎とはどんな病気なのでしょうか?

■ バルトリン線は、炎症を起こしやすい!?

バルトリン腺炎は、このバルトリン腺の炎症のことです。位置的に、性器や肛門の近くにあることから、細菌による炎症を起こしやすいという特徴があります。特に性交渉との関連が深く、性的に活発な各年代の女性に多く起こります。

原因菌としては、ブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌などが多いようですが、さまざまな菌が原因になりえます。

■ バルトリン腺炎の症状

<急性バルトリン腺炎>
排泄管開口部に菌が入り込み炎症を起こすと、すぐに発赤して痛みを感じるようになります。その後炎症が奥に達して、開口部をふさぐようになると膿が内部にたまって、腫れあがってきます。(バルトリン腺膿瘍と呼ばれます)炎症が排泄管の範囲を超えてバルトリン腺本体に及ぶと、さらに腫れや痛みがひどくなり、歩いたり、椅子に座ったりするとき耐えられないような痛みを呈します。

<慢性バルトリン腺炎>
バルトリン腺嚢胞と呼ばれる、嚢胞を大陰唇の後ろの部分や排泄管に形成します。急性バルトリン腺炎を経て慢性化したものもあり、最初から慢性の炎症を起こすものもありますが、痛みや腫れは急性のものに比べて非常に軽度で、あまり日常生活に影響のない場合も多くみられます。


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■ 診断と治療

診断は、症状専門医による触診で行います。併せて、原因となった菌を特定する検査や、場合によっては画像検査を行うことも。そして、急性バルトリン腺炎の場合は菌にあった抗生物質を内服して治療を行い、慢性の場合や膿瘍がある場合には、手術療法の適応になります。

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