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Doctors Me編集部です。
子宮外妊娠という言葉を、きっと多くの方が一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。妊娠は本来、受精卵が子宮内部に着床することで成立するものです。しかし、全妊娠の1~2%くらいの確率で、子宮以外の場所に着床してしまうことがあります。これが子宮外妊娠です。今回は、そんな子宮外妊娠について見ていきましょう。

■ 子宮外妊娠の98%が卵管に着床

着床が起こる場所としては卵管に着床してしまう卵管妊娠が最も多く、全子宮外妊娠のうち98%を占めるといわれており、残りの約2%が卵巣妊娠子宮頸管妊娠、稀に腹腔妊娠が起こりうるとされています。

■ 子宮外妊娠の症状

子宮外妊娠に初期症状はありません。妊娠判定薬でも陽性症状が出て、週数が経っても子宮内に胎嚢や赤ちゃんの姿が見えてこず、病院で初めて子宮外妊娠の可能性を指摘されて大きなショックを受ける、ということがほとんどなのです。大変残念なことですが、赤ちゃんは子宮の外では発育できないので、状態に応じて何らかの処置を受けることになります。

■ どんな人に起こりやすい?

この子宮外妊娠、特別な人にのみ起こることではなく、全ての女性に起こり得ます。ただ、そのメカニズムについては現代の医学をもってしても解明されていない部分が多いのです。しかし、現段階で分かっている子宮外妊娠の可能性を特に念頭に置いておかなければならない妊婦さんのタイプとして、以下のようなものがあります。

■ 子宮外妊娠の可能性が高くなりやすい人の4つの特徴

[1]過去に子宮外妊娠の既往がある
子宮外妊娠を既に経験された方は、そうでない方より一割程度確率が上がるとされています。

[2]卵管およびその周囲の手術経験、人工妊娠中絶を何度も受けている
傷跡や癒着が受精卵の子宮内へのスムーズな移動を邪魔してしまうことがあるとされています。

[3]性感染症(性器クラミジアなど)への感染歴がある
卵管が狭くなっていることがあります。

[4]虫垂炎(盲腸)や骨盤内感染症、子宮内膜症などの既往がある
子宮外妊娠の可能性がやや高くなることが知られています。

■ 大切なのは早期の発見

現時点でわかっていることを書きましたが、まだ子宮外妊娠についてはわからないことが数多くあり、ほとんどの場合、子宮外妊娠が起きるのは偶発的なものと考えられています。起こった場合、早期に発見し、できるだけ卵管などを残した状態で治療をすることが大切ですから、妊娠に気づいたら早めに病院を受診しましょうね。

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