今回は、経営から考えた【波】について考えます。

出典 http://www.gettyimages.co.jp

経営というのは、特に創業した場合、私財を投入して、全てのリスクを受け入れる勇気のいるものですから、全責任その経営者のものになります。なので、売り上がれば上限無く所得は上がる可能性がありますが、売り上がらなければ、逆に下限無く所得下がるどころか、働いても借金を増やしたり、更なる私財の投入をしなくてはなりません。

経営者が、会社員と違うところは、仕事をすることが無料ではないということです。経営者は、会社のオフィス代・人件費・文具代・設備代・リース料・租税公課・交通費・保険料…諸々お金を支払うことが仕事です。一方会社員は、全てのケースには当てはまりませんが、往々にして経営者と契約の元、経営状況に関係無く、経費の支払いが無く所得が得られます。

基本的には仕事量と所得は正の相関関係がある。

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勿論そうではないケースもあるでしょうが、往々にして楽で簡単な仕事は利益も少なく、きつくて難しい仕事の方が利益が多い場合が殆どかと思います。労力への対価として所得が生まれるという考え方でいくと、当然そのような現象が起こりえます。

なので、「楽して儲かる」とか、「簡単に成功する」とか、そういったフレーズの反応が良いのか、ビジネス書の世界であったり、不労所得を得る案内の広告だったり、多用されているのだと思います。

決裁権・責任・チャンスの大きさと所得にも正の相関関係がある。

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考えてみてください。会社などでも、若くてキャリアが無くて、重要な決裁権や責任が負わされない社員の給与は安く、キャリアを積み重ね役職に付き、重要な決裁権や責任を負わされる社員のほうが給与は多いですよね?

要は、仕事の重さと所得とは相関関係にあると言えると思います。
 
働かない人は、働く苦労がありませんが、収入もありません。逆に物凄く目立った活躍をする人は、その分社会からの非難をされたりする事もあるでしょうが、大きな収入を得ます。何もしなければ、何も無い。大きな事をすると大きな収入のチャンスがあるということなのだと思います。

経営者になると社会との対応を全て自分がやることになる。

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起業すると、筆者のような小さな飲食店の場合でも、雑誌の取材を受けたり、場合によってはTV・ラジオなどに出たりということは充分考えられます。組織の一員ですと、勤務する会社が注目されても、個人が世の中から直接注目される事は少ないと思いますが、起業すると、世の中と直接関わることになるので、何があっても自分が出ていくことになります。

利益を上げても、今度は損を出す。これが経営者のみ体験する「波」です。

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筆者自身、極めて小規模な店舗を日々運営していますが、一日の営業で多い日は10万円以上売上げ、少ない日は0円ということも経験しています。そういった流れの中で一喜一憂しがちですが、少ない時給を確実に貰うことがいいのか、時には大きな一発のある商売の方がいいのか、そこは読者の皆さんの性格に合う・合わないが出てくると思います。

大きな売上や所得を安定的に生み出す事は非常に難しい事です。ここ数年でも億単位の商売を若くして成し得た若くて著名な経営者達は、短い期間で大きな利益を上げても、これまた短い期間で大きな損を出しています。また、大きな尊敬をされた後に、大きな顰蹙もかっています。つまり、これが波です。

何もしない人に何も無いのは、何かした人に何かあることに対して、極めて公平なのだと思います。

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波の無い人生を送る場合、大きな利益も上がらない代わりに、大きな損も無いと思います。起業家は、たとえ小規模な店舗の経営だとしても、波のあるほうの人生に入ります。

商売が大きくなるほど波の高低落差も激しくなるものです。

有名な人気者は、それだけ非難もされるかもしれません。お金を沢山稼ぐ人は、損なことも沢山していているかもしれません。もてる人は、それだけ人を傷つけ・傷ついているかもしれません。自由を得た人は、それだけ沢山の責任を負っているかもしれません。

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起業するという事は、規模によりますが、波は決して穏やかではないと思います。だからこそやり甲斐があり、魅力があるのでしょう。

そういったことへの覚悟が、起業志望の読者の方はこれからに向けて必要になってくると思います。

リスクの無いところにリターンはありません。小さなリスクならば、上手くいっても小さなリターンしかないでしょう。大きなリスクならば、上手くいけば大きなリターンも狙えるでしょう。そういった事を考えて、貴方のサイズに合った、起業を考えていきましょう。


因みに筆者は…

それだけのことを書いた割りには、今のところ小さなリスクで小さなリターンを得る日々です。小心者です。

自分の身の丈をある程度知りながら、無理のない範囲で挑戦を繰り返す…。これが一つのスタイルになっています。初期投資の少ないものは当然リターンが少ないことも承知です。現在のところ筆者は大きく当てることよりも、自分の裁量で、貧しくない生活を保ちたいと思っています。今のところ大丈夫そうです。小さな夢かもしれませんが、家族の健康とか、美味しいものが食べられるとか…、先ずはその段階です。まだまだこれから!頑張りましょう!!

最後までお読み頂き有り難う御座います。

この記事を書いたユーザー

奥村裕二 このユーザーの他の記事を見る

東京都大田区大森生まれ。立正大学附属立正高等学校、尚美学園短期大学音楽ビジネス学科、放送大学教養学部生活福祉専攻卒業。STAY UP LATEオーナー。 ライター業と、セミナー講師、司会業も実質少々。江戸川区在住、一児の父。愛猫家。

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