記事提供:Doctors Me

Doctors Me編集部です。
性行為感染症(STD)は性交渉の経験のある方なら、だれにでもかかる可能性のある身近な病気です。
HIV感染症は放っておくと、命を脅かす可能性のあるSTDとして有名ですが、それ以外にも放置すると重篤な病気を招いたり、最悪の場合死に至る可能性のあるSTDがいくつもあることを知っていましたか?

STDの症状は?かゆみや発疹がある場合すぐに受診を

多くの場合、STDには以下のような何らかの症状があります。

・性器の痛みやかゆみ
・発疹や発赤み
・女性はおりもののにおいや色、性状の変化
・男性は尿道口からの膿や分泌液がみられる

この時点でSTDを疑って病院に行き、きちんと治療を受ければ多くの場合、大事に至ることはありません。

問題は、症状がなくSTDにかかったことに気づかない場合と、「なんか変だな……」と思いながら忙しい、病院に行くのが恥ずかしいなどの理由で長期間放置して自覚症状が出る時期を過ぎてしまったり、症状に慣れてしまったりした場合です。

STDのまま妊娠すると胎児に感染する場合も!

STDを長期間放置した状態で、セックスをすればパートナーに移してしまうのはもちろんのこと、その状態で気づかずに妊娠してしまうと、赤ちゃんに問題が起こることがあります。梅毒は胎児に感染し、先天性の障害を起こすことが知られており、梅毒に加えて淋菌クラミジア、HIV、コンジローマ、トリコモナスや肝炎なども産道を通じて感染することがあります。これらの病気を母親が持っている場合は、帝王切開などにより赤ちゃんへの感染予防措置が取られます。

また、子宮頸がんワクチンで話題になったヒトパピローマウイルス(HPV)も性交渉を通じて感染します。このHPVのいくつかのサブタイプは、長期間の感染により子宮頸がんを引き起こすことが知られています。ほかに、尖圭コンジローマには良性型と悪性型があり、悪性型を放置すると陰部や口腔内に癌を作ることがあります。

STDはコンドームで予防できる!

STDには感染後すぐに、死を招くような病気はありませんが、梅毒、B型・C型肝炎(肝炎ウイルスは性行為でうつる可能性もありますが、ほかの感染経路もあります)、HIV感染症などは長期間放置することで死に至る危険も考えられます。

【医師からのアドバイス】

STDにかからないように予防をしっかり行うこと、かかってしまったらすぐに治療を行うことで多くの場合深刻な事態は回避できますので、変だと思ったらすぐ病院に行きましょうね。

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