記事提供:Doctors Me

Doctors Me編集部です。
じつは、男性にも女性と同じように乳腺があるというのをご存知でしたか? しかも母乳が出てくることもあるのだとか……。今回は、そんな「男性と母乳の不思議」について、医師に伺いました。

■ どんなときに母乳が出るの?

男性にも乳首がありますが、これは乳腺がある証。でも機能的には退化をしているので、女性のように乳房を形作ることはありません。ただ、体内でとある物質が過剰に作られると、男性でも母乳を生産することがあるというのです。それが、プロラクチンというホルモン。

■ 脳腫瘍が母乳の原因だった!?

プロラクチンは、脳の中にある「下垂体」という部分で作られます。女性の場合は、胎盤子宮でも作られるのですが、男性の場合は、この下垂体のみが産生するのですが、この下垂体に腫瘍ができた場合、腫瘍の種類によっては、プロラクチンが過剰に作られることがあります。そして、プロラクチンが過剰に作られると、乳汁分泌、性欲減退、頭痛、視野が狭まる、などの症状が見られることもあります。

■ 他にもあった、母乳の理由

脳に腫瘍ができる場合以外にも、母乳が出る場合があります。それがこちらの2つです。

1:薬の副作用
うつ病や統合失調症の治療に用いられる、抗うつ薬や抗精神病薬、胃薬、制吐薬、ホルモン剤の副作用でも、プロラクチンの濃度が上がり、母乳を生産。

2:甲状腺機能の低下
甲状腺は代謝に関わるホルモンなので機能が低下した場合には母乳の他、寒がりになる、ひどい便秘、ヒフの乾燥、体重増加などの症状も見られます。

■ 男性の母乳を赤ちゃんに与えても問題ない?

母乳は血液を材料とするものであるため、男性が出す母乳も成分的には女性が出すそれとほぼ変わりません。そのため、男性から出る母乳を赤ちゃんにあげても問題ないでしょう。

■ 医師からのアドバイス

少量の母乳が出る程度であれば、異常はないのですが、もし多量の母乳が出てくるようでしたら、しっかり医師の判断を仰ぎましょう。

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス