記事提供:Doctors Me

Doctors Me編集部です。
「フリパンセリン」と呼ばれる女性向けのバイアグラの承認が、アメリカ食品医薬品局により検討されているようです。
副作用はないのか?そもそも本当に性欲効果があるのか?
気になることを、詳しく医師に聞いてみました!

Q1. 「フリバンセリン」には性欲を増進させる効果がある?

女性の性欲を増進させる薬として、きちんとした臨床試験などを経て効果が確認された医薬品ですから、多くの方に効果のあるお薬だと思います。発売元の製薬会社による臨床試験では半分前後の女性が薬による性欲の増進効果を感じており、性欲が非常に主観的かつ個人的なものであることを考えるとかなり高い効果といえるのではないかと思います。

Q2. 副作用の危険性は?

「フリバンセリン」の副作用として、下記などが知られています。

・めまい
・吐き気
・眠気
・気を失ってしまう

このことがなかなか医薬品として認可されず市場に出回らなかった原因の一つであるようです。加えてアルコールを併用すること、ほかの薬との飲み合わせによりより副作用が強まるとも言われます。

Q3. 「フリバンセリン」はもともとどのような薬だったのでしょうか。

もともとは、ドイツの製薬会社が抗うつ薬として開発していた薬であったようです。抗うつ薬としての効果は期待されたほどなかったものの、この「フリバンセリン」の投与により、気分障害に関係するとされるセロトニンの分泌抑制、また性欲の刺激に関連するドーパミンの分泌が促進されることが確認されたことから、性欲低下に対する効果について新たに臨床試験を行って、効果が認められたという経緯があります。

Q4. 女性の性欲低下を支援するものとして他に何があるのでしょうか。

男性の性欲低下を支援するものは広く認知されていますが、女性の性欲低下に効くものとして、現在のところ医師が処方するタイプのものはなく、今まで性欲低下に悩む女性は効果のあまりよくわからない媚薬をうたうような商品に手を出さざるを得なかったのではないでしょうか。

もちろん、効果のほどは不明ですし、成分による肝機能障害なども心配でしたよね。

Q5. 女性向けのバイアグラは今までなかったのでしょうか?

現在まで、医薬品として認可されたものはなかったように思います。その意味でも今回のフラバンセリンの登場は画期的と言えそうですね。

■ 医師から最後に一言

今まで、女性の性欲がわかないことでセックスライフに問題を生じていたカップルにはもちろんのこと、女性が封建的な「受け身」の姿勢でなく、能動的に自分の性欲の問題を考えて、必要に応じて調節できる手段を得る、ということもまた大きな前進だと思います。もっと女性がセックスをより楽しめるようになる、ということは素晴らしいことですね。

(Doctors Me 医師監修コラム)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら