大阪市内にLRTが復活したら?

先日、日本橋を歩いていたら、阪堺線を延長して日本橋を通って、高島屋前までLRTを延長しようというポスターが貼ってありました。
日本で2番目に標準軌を採用した大阪市電ですが、最初の頃は建設費の不足を補うために民間に積極的に路線を建設してもらう変わりに、相互乗り入れを行う施策をとっていたそうです。
その影響もあってか、否か、関西では標準軌での敷設が進みました。(実際は、当時の国鉄で改軌論が盛んで、標準軌に切り替える風潮もあったことも関西私鉄が標準軌を採用する機運になったかもしれません。

阪堺線を延長する案が再浮上

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日本橋筋に阪堺線を延長するという機運が高まっています。
案としては面白く、路面電車の復活と歩行者天国の融合で町が活性化できる可能性がある反面、本当に実現できるのかと言った問題も含めて興味はあります。
現在の自動車の流れを変えざるを得ないことから、歩行者天国などの区間にするほか近隣の駐車場を確保するなどの必要もあるかもしれませんね。

関西の私鉄が標準軌になったのは大阪市電の影響?

大阪で路面電車といえば、阪堺線しか残っていませんがかっては、大阪市内を縦横に走る路面電車の線路が張り巡らされていました。
阪堺電車(当時は南海電車)も天王寺西門 ~ 天王寺駅前間を建設して、大阪市電に乗入、直通運転区間を天満橋まで延長した時期もあるそうです。
実際には、大阪市交通局側の運賃制度が変更されて、乗入が困難になって乗り入れは止めたという経緯があります。
また、このときに阪神その他の私鉄とも軌道共用契約を結んでいたと言われており、阪神や阪急北野線などが標準軌になったと言われています。

かっては、天満橋まで直通?

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上町線は天王寺駅前終点ですが、かっては大阪市電に乗入で天満橋まで走っていた時期がある。

最盛期の大阪市電路線図

出典wikipaedia 大阪市電

大阪市電が各私鉄との相互乗り入れを認めていればまた違った展開が図られていたかもしれませんね。

阪神は、大阪市営地下鉄乗入を名目に免許取得?

阪神は、すでに国鉄東海道本線が神戸まで延長されていたことから、鉄道敷設法では免許が下りない。(鉄道の管轄は当時は鉄道作業局であったため、一計を案じて路面電車を管轄していた鉄道作業局・内務省共同所轄の軌道法に基づき申請したと言われており、当然大阪市電との乗入を想定していたと思われます。
実際には、そういった名目もあったかもしれません。

軌道法で建設された阪神電車

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名目上は、大阪市営の路面区間にも相互乗り入れを想定していた?
その辺は不明ですが、各私鉄とも相互乗り入れ契約を結んでたと言われていますから可能性は無かったとは言い切れません。

大阪市が、私鉄の相互乗り入れを積極的に受け入れていたら?

歴史にIFはありませんが、大阪市電は、南海電車との相互乗入1年後に、乗入を中止せざる方向に舵を切るのですが、仮にその後も私鉄との相互乗り入れを積極的に受け入れていたら、少なくとももう少し大阪市内の交通事情や、地下鉄との相互乗り入れは変わっていたかもしれませんね。

阪堺電車以外にも、阪急北野線なども・・・

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南海電車以外にも、阪急北野線や、阪神国道線なども直接乗り入れていたら大阪市の交通事情も変わっていたかもしれないですね。

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加藤 好啓 このユーザーの他の記事を見る

初めまして、鉄道ジャーナリストの加藤好啓です。
特に旧国鉄【日本国有鉄道】の歴史に詳しく、自分なりに鉄道の年表サイトなども運営しております。
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