保育園の待機児童問題をご存知でしょうか?ニュースからは聞こえてきても、子供のいない家庭では話題にすら上らないかもしれません。だからと言って、保育園にも入れずに自宅で待機する児童をこのまま放置しておくわけにも行きません。解決策を模索するうち、ある幼稚園の話を耳にしました。

個性際立つ藤幼稚園

出典 https://www.youtube.com

東京都立川市に位置する藤幼稚園です。園児が過ごす建物は、まるでローマのコロシアムのように円形状に造られています。

2007年に建てられたこの幼稚園。設計、デザインを行ったのは手塚建築研究所です。手塚貴晴さんと手塚由比さんのお二人によって運営されています。数々のグッドデザイン賞を受賞された、まさに建築界のカリスマです。

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建物の屋上は、まるで競技場のトラックのようです。園児達はここをグルグルと走り回ります。

手塚氏は、TED×talksでスピーチを行っっています。その内容がとても面白く、この幼稚園がデザインされた経緯もよく理解できます。

地面と一体化したような屋根

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子供の頃、デパートの屋上から地上を見たとき、何の脈絡もなく喜びがこみ上げてきたのを覚えています。今、こうしている彼らも、当時の私と同じような感覚に浸っているのではないでしょうか。

境界の無い空間

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藤幼稚園がユニークなのは、その構造にあります。厚い壁で四方を仕切られている従来型の教室はここにはなく、開閉式のドアをたためば全てのスペースが一連なりになります。

藤幼稚園での教育方針もまた建物と同様にユニークで、子供が教室を抜け出しても無理やり連れ戻されることはありません。なぜなら、建物が円形であるため、園児は自然と元の場所に戻ってくるのだそうです。

教室も自然の一部

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教室の中には天井を突き抜けて木が生えていたり、天窓からは室内を覗けたりします。

カリキュラムで個性を顕示する教育施設が多い中で、その環境から特異性を表現している幼稚園はあまり多くありません。毎日をこんな場所で過ごせる子供は、きっと幸せでしょうね。

従来の発想を覆す設計

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全てが規格外です。水場に集まり楽しそうにしている園児達を見ていると、井戸端に集まる婦人達を思い出します。勿論、井戸が公共の場であった頃のお話です。

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最後になりましたが、設計者の手塚氏です。

発想を変えれば未来は途端に近くなる

有史以来、人類は様々な発想を持って時代を切り開いてきました。すっかり出尽くしたような感のあるアイデアですが、むしろこれまで培われて来た感覚を一度白紙に戻してみることで、また新たな境地に辿り着けるのではないでしょうか。最も大切な情操教育の期間に、いかに子供の発想を柔軟にそして豊かにできるかが、我々大人に課せられた使命かもしれませんね。

TEDxKyoto

出典 YouTube

こちらの動画では日本語の字幕が出ます。TEDのHPでも同じ動画が見られます。(画面の直ぐ下のSubtitlesからJapaneseを選んで視聴して下さい)

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今季おススメのアニメは「うしおととら」。海外ドラマでは「ブラックリスト」。これまでに見た映画の中では、個人的トップ10の常連である、「フィッシャー・キング」です。

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