カナダのトロントで17歳の老猫が、飼い主によって市の保護施設に捨てられました。それを知った愛護団体Canine Heven(犬の天国)は、本来は犬を主に保護する団体でありながら、その老猫を引き取ることにします。そして、17歳の老猫を捨てるという行為に対して怒りと悲しみの文章を掲載しました。

あなたは、ペットの飼育が禁止されているアパートへ引っ越したのですね。何がそんなに魅力だったのでしょう?ボーイフレンド?それともいい眺め?それは、あなたが飼っていた猫より大切だったわけですね。

あなたは子猫が生まれるこのシーズンに、17歳の老猫を捨てることを正当化して立ち去りました。施設ではその猫の恐怖で目が大きく見ひかれた顔の写真を撮り、HPに掲載しました。2週間の間、私はその写真のことが気になって仕方なかった。誰かが彼女を救い出してくれればいいと思っていましたが、だれもその猫を欲しいとは言いませんでした。施設の職員は「猫が元気がない」と書いていましたが驚くことではありません。私だってぽかぽかの陽だまりから、薄い新聞紙が敷かれただけの檻に入れられたら元気がなくなるに決まっています。

ついに私は、年老いて慣れない檻に入れられているこの猫を放っておけなくなりました。私は彼女を施設から連れだしてきました。今、猫は柔らかい毛布の上に丸くなって眠っています。

多分市内のいたるところでこのようなことが起きているのでしょう。あなたたちが捨てた犬や猫、ウサギなどが保護されています。私たちはいつも不思議でしかたがない。なぜ捨てるなんてことができるのか?あなたは良心の呵責を感じないのか?10年、15年と一緒に暮らした動物をなぜ置き去りにできるのか? あなたのその行為によってその子が死ぬかもしれないのに。

猫を捨てたあなたにそれを聞くことはできません。あなたが置き去りにした猫に、彼女を大切にしてくれる家族が見つかることを心から願います(どんなに時間がかかっても)。彼女はそれに値するし、そしてそれは、あなたが残念なことに彼女にふさわしい良識ある人間ではなかったという証拠なのです。

出典 https://www.facebook.com

この飼い主への手紙は反響が大きく、情報サイトに掲載されたり、ツイッターで拡散されたりしました。あるサイトには600件以上のコメントが寄せられています。

だれもが17歳の老いた猫を捨てた飼い主をひどい人だと思うでしょう。しかも今の季節は出産シーズンで、里親を待っている子猫がたくさんいます。子猫を欲しいと思う人はいても、17歳の老猫を欲しいと思う人がまれであることは確かです。この手紙は、保護に携わっている人すべての気持ちを代弁していると思います。

これはカナダの話ですが、日本でも日常茶飯事に起きていることです。年老いたり病気になったりした犬や猫を簡単に保健所にやってしまう。保健所でも老犬や老猫は里親が見つからないと判断する場合が多く、即殺処分の対象になってしまいます。

殺処分の仕方は自治体ごとに異なっており、安楽死の場合もありますが多くは二酸化炭素ガスを使った窒息死で、安楽死ではありません。動物たちは苦しんで死んでいくのです。年老いた動物を面倒を見ずに保健所にやってしまう、もしくは捨てる・・この行為は無責任としか言いようがなく、無慈悲にもほどがあります。この17歳の猫の余生が幸せであることを心から願います。

※掲載している画像は参考写真です。

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