5月1日に『東洋経済』が報じた「子連れ出勤」。「モーハウス」という会社が取り入れている新しい働き方の話題です。

「子連れ出勤」と聞くと、託児所の併設などをイメージするが、モーハウスは違う。働く母親と一緒に子どもがいるのだ。

出典 http://toyokeizai.net

写真のように、仕事現場に普通に子どもがいる様子の「モーハウス」。

「モーハウス」は、いつでもどこでも授乳しやすいようにデザインされた「授乳服」のメーカー。創業は1997年。茨城県つくば市に本社があり、東京青山とつくばに直営ショップがある。

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とあるように、授乳服の会社。店舗で働くスタッフと、本社で働くスタッフがいて、いずれでも「子連れ出勤」を認めているそうです。

この日訪れた青山店では、女性スタッフがスリングで自分の子を抱きながら接客していた。時にはハイハイするわが子の姿を眺めたり、ぐずればスリングの中で授乳したり、奥のバックヤードで昼寝させたり。来店客の多くも赤ちゃん連れなので、あちこちで泣き声や笑い声が起こる。「男の子?女の子?」「何カ月ですか」などの会話が始まり、誰がスタッフで誰が来店客なのかもわからない。

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記事を書いた方が(記者自身も子連れで)店舗を訪れたところ、自社のスリリングの中で授乳などをしながら、接客するスタッフの方々に出会ったそうです。自分の子を抱きながらの接客とは新しい形です。

本社で商品開発を担当する小林幸子さんは、1歳8カ月の子どもと出勤している。朝9時ごろ車でオフィスに到着すると、まず授乳しながらのメールチェックで1日が始まる。子どもが眠くなったら、オフィスの一画に設けられたお昼寝スペースに寝かせて、書類仕事に集中。ランチタイムには一緒にお弁当を食べている。

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店舗ではなく本社でお仕事をされている方も「子連れ出勤」。授乳しながらのメールチェック…これもまた他では見ない風景ではないでしょうか。お昼寝スペースもオフィスの一画にあるとのことです。

ただし子連れ出勤を可能にするためには、さまざまな工夫が必要だ。たとえば青山店では、約50平方メートルという小さな店にしては多めのスタッフを確保するようにしている。現在は12~13人が週1~3日出勤でシフトを組んでいるが、必ず子連れスタッフと単身スタッフをペアにしている。

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新しい働き方として注目を集める「モーハウス」ですが、実現には十分なサポート体制を築く必要があります。

また、子育て中のスタッフの急な欠勤や早退に対応するため、業務の内容はつねにチームで共有している。自分ひとりで抱えている仕事がないよう進捗を報告し、外部とのメールのやり取りも必ずチームのメンバーをCCに入れている。本社でのミーティングに出席できないときには、スカイプで参加する。

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子育て中のスタッフの急なお休みなどにも備えて、情報共有にもいっそう力を入れているようです。

あなたはこの働き方をどう考えますか…?

支持派・経験派

非支持派・慎重派

まとめに代えて〜筆者の意見

◼︎大前提として、「子連れ出勤」導入は業種による

大抵の仕事は多少なりとも集中力を要します。どんなに子どもがおとなしくたって、どんなにサポート体制がしっかりしていたって、オフィスに子どもがいれば集中力は落ち、業務効率が低下することはやむを得ないと思います。それを超えるメリットがあり、現実的に多少のわちゃわちゃが許される企業や業種ならば(今回の「モーハウス」のように)、実践してみる価値はあると思います。

◼︎30歳、単身者としての思い…託児所併設に一票

少し主観によりますが、今回の記事を読んで、「単身者」である自分が「子連れ出勤」の会社にいたらリラックスして働けるか」という不安を感じました。30歳で単身ともなると、世間的にも「子どもは?」というプレッシャーがじわじわ襲ってきます。ただでさえそうなのに、フロア内で子どもを連れながらバリバリ働く女性を見たら…「私は仕事もそこそこ、子育てもできてない…いいんだろうか」とネガティブな気持ちになってしまうように感じたのです。その点、ツイッターで出ていた託児所併設のオフィスなら、子連れ出勤に近い形が可能になり、かつ「単身者」も「子連れ」も意識しないで働けるという点で、良い試みかもしれませんね。

◼︎ワーキングマザー同士の中であればいい試みかも

もし自分が子どもを持ったワーキングマザーだったら、「子連れ出勤」という選択肢があることをポジティブに捉えるように感じてもいます。仕事をしたい気持ちはありますし、思い通りの保育園に預けられるとは限らないとなった時、ツイッターにもあったように「二者択一」でないことはプラス材料です。仕事を邪魔されようと、子どもと一緒にいられるという満足感や安心感も時にはあるかもしれません。
ただ、単身者のことを思うと、やはり「内輪でやるべき試みではないか」という気がします。ワーキングマザー同士の職場環境なら、子どもがいることを普通と思い合うことができ、多少の集中力の削がれも「こういうものだ」と捉えられるのではないでしょうか。

答えの出しにくい、今回の「子連れ出勤」。「子どもがいても働きやすい環境」とは何なのか、まだ真っ向から向かい合えていない日本に問題提議を起こした記事なのかもしれませんね。あなたはどう考えますか…?

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パン屋巡りとサッカー・フットサルが趣味。出版社での編集職を経て、現在ライター2年目。プライベートでは競技フットサルチームのスタッフとしても奮闘中。

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