俳優オダギリジョーさんと女優香椎由宇さんの次男が亡くなっていたことが、事務所を通じて発表されました。1歳の誕生日を迎えたばかりでした。

この度オダギリジョー・香椎由宇次男は絞扼性(こうやくせい)イレウスと診断され4月14日に緊急手術を行い治療を続けておりましたが4月20日に容態が急変。午前6時23分に息を引き取りましたことをご報告させて頂きます。

なお葬儀滞りなく相済ませました。

1歳9日という短い命ではありましたが、生前の御厚誼を深謝し謹んで御通知申し上げます。

 オダギリジョー 香椎由宇
 有限会社 鈍牛倶楽部
 株式会社 ホリプロ

出典 http://headlines.yahoo.co.jp

筆者も男の子2人の親として身につまされ、いたたまれない思いです。
可愛い盛りのお子さんを亡くしたお二人の気持ちを思うと、胸が詰まって息が出来なくなるような気がします。

でもこの発表にある「絞扼性(こうやくせい)イレウス」ってなんだろう。
聞いたことがない病名でしたので、どんな恐ろしい病気なのか、親として何を気をつけなければならないかという思いに駆られ、調べてみました。

絞扼とは引き絞ること、イレウスは腸閉塞のこと

ほとんどの検索結果はイレウスを腸閉塞と同義としていますが、「メルクマニュアル医学百科・家庭版」はイレウスの項と腸閉塞の項を別にしています。
それによれば、「イレウス=麻痺等、一時的な原因で腸の収縮運動がなされなくなった状態」、「腸閉塞=腸の内容物の通過が完全にふさがれているか、深刻な通過障害を来している状態」だということです。

腸が正常に動かなくなったから閉塞が起きるということですから、1つの項目にしたほうが分かりやすいということなのだろうと思いました。

その閉塞が、腸が結ばれたような状態にあるので「絞扼性」といい、原因が4つのカテゴリーに分けられていました。少し長いですが、引用させていただきます。

腸管は腸間膜という膜の中の血管によって栄養を受けていますが、腸管の閉塞と同時に腸間膜もしめつけられて(絞扼され)腸管壁の血行障害を起こし、腸管が壊死に陥り、急激に激烈な腹痛を訴え、ショック症状を起こし全身状態が急速に悪化する事があります。

これは、絞扼性イレウスとよばれ、緊急手術が必要となり、単に、腸管内容の通過障害だけが生じている閉塞性イレウスと区別されます。

絞扼性イレウスには、炎症による索状物、腸管と腸間膜の捻転、腸管がひもを結んだ状態で結束形成、ヘルニア(いわゆる脱腸)が脱出したままの状態で頚部で絞扼されるヘルニア嵌頓、腸管の肛門側に口側腸管が入り込んだままの状態となった腸重積症などがあり、腸内腔の閉塞とともに腸管壁の血流障害をおこします。

出典 http://www.tmg.gr.jp

結ばれた腸をほどかなけらばならないので、手術が必要になるのですね。

症状は?家でどう判断すればいいの?

突然、激しい腹痛と吐き気・嘔吐が起こります。おなかが張り(膨満)、膨隆)、やせた人では腸がむくむくと動くのが、おなかの外から見えることもあります。多くの場合、腸が詰まった瞬間に突然発症します。

とくに、腸間膜も圧迫されたり、ねじれたりする絞扼性腸閉塞では、激しい腹痛が休まることはなく、時間とともに顔面蒼白、冷汗、冷感もみられ、脈や呼吸も弱く速くなり、ショック状態になります。

出典 http://mocosuku.com

突然の発症、恐ろしいことです。
でも急な激痛なら火がついたように突然泣き出すはずですから、すぐ全身、特にお腹を調べてみるのは大切なことです。

赤ちゃんだとおむつ替えの時など、お腹や脚をさすって遊んであげたりします。
自分からは訴えることが出来ない赤ちゃんですから、普段からよく見て触っておいてあげることが、小さいお腹で何かが起こっていないか確かめる手段になるのではないかと思いました。

また、消化管が詰まることで嘔吐感もあります。

嘔吐の吐物は、最初は胃液(白色から透明で酸っぱい)や胆汁(黄色で苦い)ですが、進行すると腸の奥(小腸や大腸)から逆流してきた腸の内容物となり、下痢便のような色合いで便臭を伴うようになります(吐糞症(とふんしょう))。嘔吐の直後は、いったん腹痛や吐き気が軽くなることが多いようです。

出典 http://health.goo.ne.jp

この描写、原文をそのまま引用しましたが、残酷すぎます。ごめんなさい。
腸閉塞(イレウス)は、吐き気・嘔吐を伴う腹痛が現れる最も代表的な病気だそうです。

腸閉塞(イレウス)かなと思ったら

自然に治ることはないので、早めに病院の外科を受診する必要があります。がまんして様子をみて、夜間や休日になってから病院を受診しても、適切な治療を受けられないこともあります。症状が激しければ救急車を要請します。

出典 http://health.goo.ne.jp

乳幼児ではありませんが、病気で手術を受けたあとの後遺症で腸閉塞が起こりやすくなった友人がいました。
それまでお茶しながら普通に話していたのが、一旦起こると本当に待った無しでした。
そんな時はタクシーなどで担ぎ込んで着いてから手続きする間も惜しく、救急車をお願いして何もかも話を通してもらうほうがよかったのです。

無闇やたらと出動を要請することは避けなければなりませんが、だからこそ普段から子供を観察し、少しの異常でも見落とすことがないよう、心がけて育児をして行かなければと思います。

最後になりましたが…

だからといって、オダギリジョーさん、香椎由宇さんが日頃からお子さんをよく見ていらっしゃらなかったと言うのではありません。
赤ちゃんや小さい子供は、今まで元気いっぱい遊んでいたのが一瞬で具合が悪くなることは、日常茶飯事です。

そして、亡くなったお子さんは、悲しいことに本当の劇症だったのだろうと思います。

芸能人であるがゆえに事務所を通したにせよ不特定多数の人達に向けて発表しなければならなかった、その悲痛さは計り知れません。
息子さんのご冥福を心よりお祈りして、終わりにさせていただきたいと思います。

極めて個人的な思いから調べた一文を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

この記事を書いたユーザー

Eko このユーザーの他の記事を見る

米シアトル在住、「地球の歩き方」特派員です。
http://tokuhain.arukikata.co.jp/seattle/
新記事をアップするとツイッターでつぶやきます。
https://twitter.com/EkoNay7789
たくさんのステキを共有できたらと思っています。気に入った記事がありましたらぜひ教えて下さい。

権利侵害申告はこちら