小さなセーターを着たかわいらしいペンギン

ペットのペンギンにセーターを着せているように見えますが、セーターを 着ているのは野生のペンギンです。
この愛らしいペンギンたちは、オーストラリアのフィリップ島国立公園に生息しています。

なぜセーターを着ているの?

色とりどりのセーターを着た姿はとてもかわいいのですが、セーターを着ている理由は生きるための深刻な理由からです。
フィリップ島のペンギンたちは石油流出事故により汚染された海の被害を受け、体中が油だらけになってしまいました。

石油の汚染はペンギンたちの命を奪う

石油やグリースは羽にべったりと付着して重くするばかりでなく、鳥たちの羽毛の細かい層にまで水を浸透させてしまいます。
普段は緻密な羽毛に守られて肌まで水が浸入しないようになっているのですが、石油被害を受けると羽毛が役割を果たさなくなってしまいます。
そのため、泳げなくなりえさが採れないだけでなく、体温まで奪われ死に至るのです。

セーターがペンギンの命を守る

この小さなセーターは石油流出被害からペンギンたちを守るために重要な役割を果たしています。
セーターを着ることでペンギンの体を保温し、羽毛についた石油を飲み込んでしまうことも防げるのです。
セーターを着せることは、オイル流出被害から彼らを守ることに重要な役割を果たすのです。

世界中の協力が鳥たちを救った

この方法は、ジャンパーリハビリテーションと呼ばれており、2001年のフィリップ島の石油流出被害のときに、非常に効果的であることが証明されました。
今までに、この方法でペンギン以外の鳥も含む96%もの鳥たちが無事自然に帰ることができました。
この活動を行っているペンギン協会は、セーターの提供を世界中に呼びかけました。
セーターはウール100%でペンギンの体にフィットしなければなりませんから、一つ一つ編む必要があります。
それでも、世界中からセーターが送られ、ペンギンたちのために寄付も集まったのです。

石油流出被害は人間が快適に過ごすため、利便性を求めたために起こされた環境被害です。
こういう活動をしている人がいることで少しは気持ちが救われるような気がします。
出来ることがあれば少しでも協力したいですね。

出典 http://www.today.com

フェアリーペンギンのトビーとパーシナル。ペンギンのセーターのモデルになりました。

ペンギンの保護に興味がある方はこちらをご覧ください。

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