何も、何もない。でも、赤ちゃんが食べるものを用意しなくちゃ。

震災後のスーパーが営業再開したのは約1ヶ月後。それでも・・・

出典 http://trynext.com

前回は、震災の時に役だった身近なもの等を紹介させて頂きました。(spotlightではなくby.S記事)今回は、震災時の赤ちゃんの離乳食について。
震災時、私の息子はちょうど1歳。ミルクだけでもなく、かといって大人と同じものなんてまだまだ食べられない時期。
あの時。オムツもミルクもパンもお米もうどんも小麦粉すら店頭からすっかり消えていました。
買い置きのミルクとレトルト離乳食等、家にあるものでしばらくは何とかしなければならない状況でした。
そして、赤ちゃんのいる家で、必ずあるだろうおやつといえば・・・・。

あかちゃんせんべい

あかちゃんが産まれて最初に食べるおやつ。

出典 https://store.daichi.or.jp

おせんべいですからもちろん原材料はお米。しかもとても消化にいいです。小さく割ってだし汁入れてチンしたり、鍋で煮ればお粥になります。万が一、胃腸炎になってしまった時にも胃腸に負担の少ない食事になってくれます。
普通のおせんべいや、ポンせんべい、お麩でもできます。
この時注意したいのは、おかきはもち米なので、普通のうるち米のお煎餅にすることです。また、煎餅の種類によっては落花生やごま等アレルギーの心配のあるものが入っている場合があります。原材料をよく確認してください。

ビスケット、ラスク、パン粉

栄養もあり、日持ちがします。ふんわりした甘い香りがほっとしました。

出典 https://www.biscuit.or.jp

ビスコやマリービスケット等プレーンなビスケットやラスク、パン粉。
ミルクや牛乳で煮れば即席のミルク粥になります。
大人の用のクッキーだと、バターたっぷり、ナッツ、チョコレートが入っていたりするのでプレーンなものがいいと思います。
子供におなじみビスコも、乳酸菌がたっぷりでこんな時にぴったり。

即席スープの素

体が温まり、味がついているので調味料いらず。

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コーンポタージュ等のスープの素。食べ慣れた赤ちゃん用があれば一番いいのですが、なければ原材料をチェックしてアレルギー等の心配がないのなら、これは味がしっかりついているので調味料いらずで助かります。ミルクや牛乳、またはお湯で溶かし、そこにお粥やパンを入れればリゾット風になります。麺を入れればスープパスタ風になります。体が温まって腹持ちがいいので、震災等の時は助かります。

干し鱈とじゃがいもでなんちゃってブランダード風

じゃがいもとおつまみの干し鱈で・・・。

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干し鱈とじゃがいもというどっちも保存のきく食材なので、作ることができました。干し鱈は、おつまみにあるようなもので辛味等がないもの。あれを細かくして水で戻し、水気を切ってミルクで煮る。そこにマッシュしたジャガイモかポテトペーストを入れてなめらかになるまで混ぜる。コンソメと塩こしょうで味付け。シンプルな素材同士で簡単ですが味がよく、炭水化物とたんぱく質がとれます。

鶏ささみのスープ、お粥。

離乳食のお肉と言えば鶏ささみ。これも・・・

出典 http://www.insightchina.jp

これもまたおつまみのささみをお湯で戻して使います。お粥やスープに混ぜて食べさせました。

マシュマロでスイーツ

お菓子の中でもトップレベルに賞味期限が長いです。

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震災生活が長くなり、ちょっと落ち着いた頃・・・どうしても食べたくなったものが甘いものでした。けど、何も手に入りません。小さい子には、プリンやゼリー、ヨーグルト等喉ごしも消化もいいものがいいのですが、まず手に入りませんでした。
マシュマロってもともと保存食として作られたそうで、賞味期限が半年くらいあるんです。牛乳やミルクで溶かして小さな容器に入れておき、冷蔵庫や、電気が止まっていて冷蔵庫が使えずとも真冬なら寒い場所で冷やすと・・・即席のミルクプリンになります。マシュマロがゼラチンと砂糖で出来ているので、牛乳やミルクがあればいいわけです。

葛粉、片栗粉

優しい甘さがお腹にも気持ちにも染みていくようです。

出典 http://item.rakuten.co.jp

葛粉や片栗粉を、水とミルクや牛乳、砂糖で煮て、即席の葛湯を。
でんぷんですから消化にもいいし、自分で濃度も調整できます。

いも類、かぼちゃ

保存もできて、ビタミンやカロテンが豊富。

出典 http://www.organicfood.co.jp

普段スーパーでは丸ごとのかぼちゃには手が出ないと思います。私も半分やそのまた半分にカットしてラップしてあるものを買うことが多いのですが・・・。でも、かぼちゃは丸ごとなら1〜2ヶ月なら保存しておけるんですね。震災時の貴重な野菜となってくれます。ビタミンやカロテン、食物繊維が豊富で、天然の甘みがあります。
じゃがいもやさつまいもも保存が可能な野菜です。ぜひ買い置きを。

以上、私の経験上に基づいたサバイバル離乳食です。
お米は、炊いておにぎりにしてお昼に職場や学校に持っていく事が出来るし子供用にとっておいて、家での食事の際は大人は餅や煎餅を主食代わりにしていたという家もありました。スーパーが再開すると、ペットボトル入りの水は店頭に並ぶのが案外早かったんですが、お米はなかなか手に入りませんでした。主食大事です。大人用にお餅を常備しておくといいと思います。
普通の切り餅でも半年〜1年と賞味期限が長いものがありますし、もともと保存食として作られた凍み餅なら常温で半年保存しておくことができます。
カップ麺や缶詰のほかにも、家計や置き場所の負担にならないもので、賞味期限が長く、いざという時に非常食になるものを常備しておくといいのではないでしょうか。

大災害が来てしまうと、被災下の生活というのは思うより長くなります。
災害が来ても、なんとか3日〜1週間自力で持ちこたえればなんとかなる・・・とテレビで見たことがあったのでそのくらいなんだろうと思っていましたが・・・実際はとんでもない。まだか、まだなのか・・・というじりじりした気持ちですごした日々でした。
そして、被災地ではパンや水やおにぎりが配られるというイメージがありますが・・・・災害の規模にもよりますが、現実的にそれはなかなか難しいです。自力で切り抜けなければならないのが本当のところだと思います。
緊急時です。ごとものアレルギーと食中毒には気をつけなければなりません。小児科だって開いていない場合も多いです。小さな子には胃腸炎の脱水は命取りです。水道が止まり、せっけんで手を洗えない場合は、ウエットティシュで念入りに手を拭き、アルコール消毒をして調理することを心がけてください。また、食器が洗えない場合。常に清潔な食器で食事が出来るように、お皿やカップやスプーンにはラップをしておくことが大事です。食べ終わったら、ラップを捨て、毎回新しいラップをして食べさせるようにする。
アレルギーが心配なので、初めて食べるようなものは避けること。何か食べさせる時も、いつもより注意して原材料をチェックすること。
その他はあまり神経質にならず、手に入るものを工夫すればだいじょうぶ。
時間はかかりますが、少しずつ、少しずつ日常に戻っていきます。スーパーにあなたのお子さんが大好きなたべものやおやつが並ぶまでの辛抱です。

震災時にあなたのおうちにお子さんがいて、離乳食、どうしよう・・・とそんな時。思い出して貰えたら嬉しいです。
だいじょうぶ。あなたの知恵と工夫と愛情とおうちにあるもので作った離乳食を赤ちゃんはきっとおいしいと食べてくれますから。

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