うちは昨年、育休を取ってアジアを家族で放浪してみました。そこで感じたのは、総じてアジアの国では子どもに対して、むちゃくちゃ優しい、ということです。

シンガポールでは赤ちゃんを抱っこして電車に乗ると、120%席を譲ってくれます。飲食店に入れば、ベビーチェアも大半の店にあります。街でも、子どもを連れている人を多く見かけました。

他の国でも、みんな声をかけてくれます。”うちの子は特別かわいいから”、という訳ではないようです。残念ながら。笑。そのくらい、赤ちゃんの居場所が心理的にも物理的にも街の中にありました。

■居場所がない日本

ところが、特に子育て中のママやパパは、実感していると思いますが、日本だと、なかなか居場所がないですねよね。街の中に。

しかし、こうした社会で本当にいいのだろうか?ということで、”かいしゃほいくえん”に取り組もうとしている人たちの話を聞いてきました。

■”かいしゃほいくえん”とは

この4月から国の制度が変わり、事業所内保育所設置に対して優遇策が取られるようになります。少子化対策、女性登用、待機児童解消などの問題を解決するためです。

具体的には設置と、運営に関しての補助金が多く出るようになるようです。すでに事業所内保育所があるところもありますが、ほぼ企業の持ち出して行われていたようですので、今後、一気に増えるかもしれません。

この”かいしゃほいくえん”の取り組みは、博報堂と、博報堂DY media partners と、 ”まちの保育園”を運営しているナチュラルスマイルジャパンの共同事業です。

■スタートストロング

まちの保育園の理事、松本さんはこのように言ってました。

世界の教育の潮流は、6歳くらいまでの幼児救育に重点が置かれるようになってきています。

今までの”コンテンツベース”(知識そのもの)の考え方から、”コンピテンシーベース”(知識をいかに使えるか)にシフトしており、答えのない時代、問いを自分で探し、考え、自ら創造し、他者とコミュニケーションを取って協働する、こんな能力が求められるようになっているというのです。

そのためには、幼少期に、夢中になれる場面をいかに用意するか、いかに探究するか、社会参加のレパートリーをいかに多くするか、が重要であり、そうしたことを実現するために、まちの保育園を作った、という話でした。

OECDが提唱しているのが、”スタートストロング”ということなのです。

松本さんが”正しさの中ではなく、豊かさの中で生きる”という文化を作りたい、と言っていました。

特に日本では過度に正しさが求められる気がするので、豊かさの中で生きるというのは、いいなあ、と感じました。自然の多い地方は、実は豊かですもんねえ。

そして自然の中には子どもの居場所があるんですよね。個人的には、田舎の方が子育てがしやすい、と考えている理由がここにあるような気がしました。

詳細はこちらのブログも参照ください。

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吉田和充 このユーザーの他の記事を見る

吉田和充/東京都出身

クリエイティブコンサルタント/クリエイティブコネクター

得意分野は、食や農、遊び、学び、育ち、子どもといった「人の真ん中」に携わる部分。

経営戦略、広報広告戦略の立案、プロデュースや、商品、新規事業開発、海外進出プロデュースなどの企業や店舗、個人の課題解決をしています。

海外のいろんなところに住んで、世界中で仕事をしたい、という中2的妄想を持つ40代クリエイター。

2015年保育士免許取得(←予定!)
2014年次男誕生に際して1年間の育児休暇を取得。
男子2児の父。

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