食前酒の習慣、アペリティーボ

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イタリアの夕食は早くとも7時を過ぎないと始まりません。大体のレストランでは8時ぐらいからお客さんが入りだします。

元々朝食を軽めに取り、昼食をゆっくり時間をかけて沢山食べるので、必然的に夕食の時間も遅くなるのかもしれません。

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そうは言ってもイタリア人たち、仕事は必ず定時で終わります。5時に終わってから8時の夕食までの空いた時間に何をしているかというと、近所のバルにアペリティーボをしに行くのです。

イタリアは立ち飲みの文化が発達しているので、みんなカウンターに集まり、お店が用意したおつまみを食べながら夕食までの間、わいわいがやがやと、友達同士やバルで隣になった人などとたわいもない会話を楽しみます。

そんなアペリティーボという素敵な文化を持つイタリアで、必ずと言っていい程飲まれている飲み物があの赤いアレです。

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夕暮れ時になると必ずと言っていい程、イタリア人たちはバルでこの赤いグラスを傾けながらお喋りに華を咲かせています。

その正体とはスプリッツ・アペロール/Spritz Aperol と呼ばれるイタリア発祥のカクテルです。

軽くて飲みやすいのにグッと食欲をそそるのがスプリッツ

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グラスにアペロールというリキュールと、プロセッコと呼ばれる北イタリアにあるヴェネト州でしか作られない発砲白ワインを注ぎ、そこにオレンジスライスを入れたら最後に勢いよく炭酸水を注ぎます。

この「勢いよく炭酸水を注ぐ」と言うのが重要なポイントらしく、イタリア人の友人が熱く熱く力説してくれました。もちろんスプリッツを飲みながら。そう、イタリア人はスプリッツアペロールをスプリッツと略して呼んだりもします。

プロセッコ(Prosecco)はイタリア・ヴェネト州で生産されるブドウ品種。またはこのブドウを主に使用した白発泡ワイン。

「プロセッコ」と言う名称は、欧州連合の原産地名称保護制度で保護されており、コネリアーノ、ヴァルドッビアーデネのプロセッコ品種のみで生産されたワインにのみ使用することが出来る。

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残念なことに日本でプロセッコを飲んだことのある方の中にはあまり好まれない方もいらっしゃるようです。

筆者の仕事柄そんな方達とプロセッコを飲む機会も少なくないのですが、100%の方が本場のプロセッコは「日本で飲む物とは全く別もの」と言われます。それぐらい本場で飲むプロセッコは爽やかな香りの誰にでも好かれる北イタリアの大衆酒なんです。

そんなプロセッコと、少し苦味のあるアペロールというリキュールを混ぜて、そこにオレンジのフレッシュ感を添えたところにイタリアの美味しい炭酸水で香りを一気に引き立たせます。

そうすると夕食への食欲を更にそそってくれる美味しいカクテルの出来上がり。
食欲をそそられたからといっておつまみを食べ過ぎると夕食が入らなくなるので注意して下さい。

イタリアにお越しの際は「スプリッツの立ち飲み&お喋り」を、是非お試し下さい。


Un Spritz per favore!!
ウン スプリッツ ペルファヴォーレ!!(スプリッツひとつ下さい!)

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”旅するように暮す” をモットーに現地で稼ぎ現地を旅します。
冬はイタリアとスイスでスキーガイド、夏も海外のどこかで何かして働き、色々な土地で暮すことによって、旅する時とは違う視点で世界を覗き、そこで感じたことを記事にしています。ブログ[旅と写真といい女] http://www.ysk44.com でリアルタイムに情報発信中
春と秋は世界各国を放浪し、いずれは国連加盟国193カ国全てに訪れたいと考えていて現在66カ国訪問済み。海外在住者でも無く、典型的な旅人でも無い、中途半端で、でも他にはいないであろう新しい形のライフスタイルを目指してます。

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